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2020年 02月 12日

【tm125EN】125返り咲きプロジェクト(ウォーターポンプ取付)

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さて、ウォーターポンププロペラのクリアランスの件ですが、ある方法を思いつきました。

前回、パワーバルブの制御ギアの位置がズレることでプロペラのクリアランスがなくなってしまうんじゃないか説を検証しましたが、構造上それはあり得ないことが解りました。

ではなぜ擦れてしまうのか?

あと考えられるとすれば、プロペラのねじ込み量が増えてしまうからではないか?という点。
プロペラはシャフトにねじ込んで取り付けられており、作動時は左に回転しているので、水の抵抗で自動的に締め付けられるようになっています。
しかし、シャフトには段差があり、そこにワッシャーを介して当たる様になっているので、締め付け量が増えるというのも考えにくい構造ではあります。

ただ、パワーバルブが『わずかに』動く分と、締め付け量が『わずかに』増える分が運悪く合わさると、クリアランスがゼロになって擦れてしまう可能性も出てくるのかもしれません。

いずれにせよ、この2つの要因からしか考えられなかったので、今回はその観点から対策を施してみることにしました。

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まずは、クリアランス確保の為に、既存のワッシャーにもう一枚重ねることにします。

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プラス0.5mm位ですが、これで見た目にもかなり安心できるクリアランスになりました。
逆に、設計にない変な隙間が出来たことで何か弊害が出る可能性もあるかもしれません。カバーに当たることはありませんでしたが、例えばポンプの働き効率が悪くなったり、あるいはシールへの負担が大きくなったりといったことも考えられます。

とはいえ、擦っちゃうのは論外ですので、それに比べたら0.5mm程度の変化は取るに足らないと考えて良いでしょう。

さて、これでクリアランスに保険をかけたことになりますが、さらにもう一回り施します。
取り付け自体は以前もそうでしたがネジロック剤を使用していますが、それだけでは心もとないので今回はより強固に固定するために、

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イモネジを用意しました。

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これを真ん中の穴から締め付けていき、要するにダブルナットの逆の概念で固定させました。これならプロペラが締め込み方向に力が加わっても、イモネジに当たって位置がズレることは絶対にありません。ネジロック剤もつけているので、もう完璧です!

もしかしてもともとついていたのでは!?と思いパーツリストを確認しましたが、部品の設定はありませんでした。

もともとの設計にないことをしているので、多少不安がありますが、擦れていたのは事実なのですからとりあえず今回は自分の考えを信じてみようと思います。




by tm144en | 2020-02-12 07:12 | tm125EN | Comments(0)
2020年 01月 31日

【tm125EN】125返り咲きプロジェクト(フレーム塗装その3)

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メインフレームの最終仕上げに、ウレタンクリアーを塗布します。
缶スプレー式でありながら、2液性で強靭なクリアー塗装ができます。

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2液性なので、使用前に缶の中身を混合させる必要があります。
なので、基本的には1回こっきりのスプレー缶、ということになります。

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塗装ブースにてメインフレーム最後の塗装。

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1缶全部吹き付けたので、かなり分厚い塗膜になったと思われます。
あとはこれをしっかり乾燥させ、コンパウンドで磨けば完成です☆


by tm144en | 2020-01-31 06:52 | tm125EN | Comments(0)
2020年 01月 14日

【tm125EN】125返り咲きプロジェクト(フレーム塗装その2)

あれほど頑張ったボーリングの結果は散々だったわけで。

やはり私には、ガレージで暗〜く金属触ってる方がお似合いのようで・・・

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さて、前回ホイールカラーのブラックを塗装したメインフレーム。丸1ヶ月程乾燥させました。

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塗装を『のせる』というよりは、遠くから薄く重ねるように塗ったので表面が非常にザラザラしています。

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そこで、一旦コンパウンドで表面を磨くことにします。ツルツルの状態まで磨かず、敢えてザラザラ感は残すようにしました。
tmのスチールフレームの塗装は、単なる真っ黒ではなくラメのようなパールのようなものが散りばめられています。なので、その『ムラ感』を出すために、敢えて塗装はツルツルにならないようにしたのです。
最終的にはクリアーを吹いてしっかりツルツルにしますが、塗装面には細かい凹凸を作ることで微妙な光の反射が表現できるのではないか?と、考えてのことです。

とはいえ、それだけで純正のあのラメラメ感を再現はできませんので、上に『何か』を塗る必要があります。

いろいろ考えたのですが、今回試してみたのが、

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こちらのホワイトパールの上塗り剤。
姫のカウル塗装の時にホワイトパールの上塗り剤を使用しましたが、それを試しにちょっと黒い塗装の上に塗ってみたら良さそうな感じがしたので、思い切って塗ってみることにしたのです。

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例によって、サブガレージ内をジェットヒーターで暖めながらの作業です。
フレームとスプレー缶は、あらかじめガレージ内のストーブで十分暖められています。

してその出来栄えですが・・・

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ん〜〜〜〜〜良い!!

んですけど・・・・

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ちょっ・・・・と写真では伝わらないですね〜。
実物を見る感じでは、私的には十分納得のいく仕上がりになりました。

純正のラメラメ感を完全再現・・・というわけではありませんが、なにか独特な黒色の塗装がされている感じはするので、私としては十分満足です。
ホワイトパールの上塗りスプレーが秀逸で、黒い塗装の塗りムラや『ダマ』になっている部分が目立たなくなりました。姫のフロントカウルの塗装の境目も目立たなくなりましたから、ボカシ剤より優秀と言えますね。

あとはまたこれをしっかり乾燥させ、最後にウレタンクリアーを吹いて磨けば完成となります。
単なる缶スプレーの塗装が、過酷なオフロード走行でどれだけの耐久性があるかあまり期待はできませんが、ちゃんとしっかり塗料を密着させれば、そこそこ頑張ってくれるんじゃないかと考えています。

いや〜それにしても、ブラックパールいい感じやったわ〜☆





by tm144en | 2020-01-14 06:55 | tm125EN | Comments(0)
2019年 12月 31日

【tm125EN】125返り咲きプロジェクト(パワーバルブカバー製作その7)

これをやらずに年が越せるかー!!


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・・・って事で、パワーバルブカバーの仕上げ作業を急遽やることにしました☆

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リューターで、この出っ張りの部分の形を整えます

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全体的にちょっとボッテリしていたので、粗めのペーパーでガシガシ削ります。

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その後、#400、#800のペーパーで磨き、最後はコンパウンドで仕上げました。

そして出来たのが・・・・

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ぅぅぅううううわっしょーーーーーい\(^o^)/☆☆☆☆

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イイねぇ〜♫綺麗だねぇ〜♫

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角の部分はエッヂを効かせました☆削り出しっぽいネ♫

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出っ張りの部分は結構苦労しましたが、なんとか形になりました。

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取り付けもバッチリ!

…………嘘

一箇所だけ穴位置が1mmほどズレてしまってたので、穴の拡張作業を行なってます笑
まぁ、許容範囲っス!

いやぁ〜イイね\(^o^)/やっぱイイね\(^o^)/エンジンと浮いてる感じが特別感あってまたイイね\(^o^)/

最後の仕上げにアルマイトかけようかと考えてましたけど、これ見てたら鏡面でもいっかなーって気がしてきました。

まだ細かい所修正して完成度をあげる余地はあるのですが、取り敢えず年内におおよその完成形にたどり着けましたので、これで思い残すことなく新年を迎えることが出来ますね☆
大掃除してないけど、それより大事!

それでは皆様も、良いお年をお迎えくださいませ!



by tm144en | 2019-12-31 18:20 | tm125EN | Comments(2)
2019年 12月 27日

【tm125EN】125返り咲きプロジェクト(パワーバルブカバー製作その6)

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自作フライス盤を使った内側の切削加工が終わりましたので、枠の部分を切除することにします。

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金ノコで粗方を切り落としました。

あとは徐々に形を綺麗にしていく作業なので、いつもやってるのと同じです。

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高速カッターを使って細かい所を削っていきます。

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ここまできました☆

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オイルスプレーを塗布しながら削った表側の切削面ですが、裏側に比べ綺麗な仕上がりになっています。やはり潤滑は重要なんですね!

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いや〜、実に感慨深い!
だって、元はと言えば、


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これだったんですよ!!!

まぁ、金属加工を生業にしている方や、趣味でフライス盤を振り回している方からすれば「なんだそんなモン」って感じでしょうけど、生まれて初めてのフライス加工で、しかも独自のやり方だったのですから、自己満足度100万点満点ですよ\(^o^)/☆

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ただ、まだまだ完成とはいえず、ここからクオリティーを上げていく仕上げの作業がありますし、そこでもし失敗したらこれまでの苦労が全てオジャンですので、気は抜けません。


今年はもう多分やる時間がありません。年末の追い込みがありますので・・・・

続きは来年かな〜






by tm144en | 2019-12-27 03:39 | tm125EN | Comments(0)
2019年 12月 26日

【tm125EN】125返り咲きプロジェクト(パワーバルブカバー製作その5)

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案外イケる!!

先端の切れ味が落ちたエンドミルの刃でしたが、試しに2ミリ程切り落として使用してみた所見事に大成功!

・・・というのはちょっと言い過ぎで、まぁなんとか削れるといった所。

セオリー無視も甚だしい限りですが、このまま続行していきます。

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・・・・とその前に、取り付け穴の方を先に空けておきます。
削ってしまった後からでは、穴位置を合わせるのが難しくなってしまうからです。最後の最後で穴位置ズレたら、泣くに泣けないですからね。

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とはいえ、この時点でも既にかなりの時間を費やしてますから、失敗は許されません。
穴位置がズレ無いよう、慎重に慎重を重ねました。

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完璧っ☆

5mmの径にゆとり無しのピッタリサイズで空けましたが、4箇所ともバッチリ合いました。

さぁ、これで心置きなく削れるぜ!

アルミ板は15mmの厚みですが、カバーの薄い部分の厚みが7mmなので半分以上の面積を8mm削り落とす必要があるのです。
前回同様2mmずつ削ったのでは、4回も同じ作業をしなければならないので、さすがにそんなに集中力が続くか自信がありません。

そこで、今回からは一気に4mmずつ削っていくことにします。
大分慣れたというのもありますが、エンドミルの特性もなんとなく分かってきましたし、材料もそれほど硬いわけでもないのでなんとかイケるんじゃないかと判断しました。

そして、切削時にはちゃんとオイルスプレーを吹き付けながら行うようにします。

そして2時間後・・・


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削ったったど〜〜〜〜〜\(^o^)/




by tm144en | 2019-12-26 07:00 | tm125EN | Comments(0)
2019年 12月 25日

【tm125EN】125返り咲きプロジェクト(パワーバルブカバー製作その4)

さて、時系列は若干前後しますが・・・・

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カバーの裏面に当たる凹みを前回まで削ったわけですが、ここで表側の下書き線を書いていきます。
アナログな作業でやるので、これがまたなかなか難しい。

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まず、紙にカバーの枠線を下書きします。

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次に、カバーの下部分だけを切り抜き、紙は折り曲げておきます。

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その切り抜いた部分を、アルミに既に下書きされている裏面側に合わせます。

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折り曲げていた紙も戻し、テープで固定。

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そのままひっくり返し、アルミの枠線を紙に下書きします。

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紙をアルミの枠線で切り取り、カバーの下書き線の上半分だけを切り取り、紙を折り曲げておきます。

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念のため、裏側の枠線とピッタリ合うか確認。

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そしたらそれをそのまま表側に合わせて、アルミに下書きします。


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上半分の下書きをしたら、一旦剥がし枠線を全部切り取り、残りの下書きをします。

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これで、下書きが完了。

アルミ板の表側と裏側の正確な位置に下書き線を書く必要があるので、こんなまどろっこしいやり方になりました。
アルミの枠は、カバー部分の切削が終わった最後に切り取ることになるので、この下書き線の正確さが重要になるのです。

今思えば、最初の下書きの時に、カバーの枠線をアルミ板の2辺に接触させていれば、こんな面倒なことをしなくて済んだんじゃないかと思いますが、そうすると切削のシビアさが若干上がってしまうので、安全性を考えればまぁこれでよかったかなという気もします。

さぁ、いよいよ次は表側を削っていくことになりますが、はたして・・・・!?


by tm144en | 2019-12-25 05:41 | tm125EN | Comments(0)
2019年 12月 24日

【tm125EN】125返り咲きプロジェクト(パワーバルブカバー製作その3)

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前回、深さ4mmを2回に分けて削る1回目を行いましたので、今回は2回目の切削から始まります。

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ボール盤の台座の高さ調節の方法ですが、ノギスを使用すると非常に簡単にミリ単位の調節が出来ました。
エンドミルの刃を削る面に合わせた位置で台座を一旦固定し、その時の高さをノギスで計測。
その値から削る深さを足した値でノギスをロックし、台座をノギスに乗せるようにして固定させます。

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前回、初めての作業ということもあって、非常に緊張感を持って慎重な作業を行いましたが、私の悪い癖です。2回目となると早々に『慣れ』による怠慢というか、緊張感が半分以下に落ちてしまうのです。

とはいえ、特に大きな失敗をすることもなく作業を進めることは出来たのですが、後半から削れ方に異変を感じます。なかなか削れていかないのです。
おそらく、オイルなどによる潤滑を怠った為に、刃こぼれがおこってしまったのでしょう。アルミの削れ方に甘さが出始め、バリも出るようになってしまいました。

エンドミルもドリルと同じように、切削時には潤滑は必要だろうという認識はあるにはありました。
しかし、切り粉はベタベタするし、下書きの線は消えちゃうしで、油で流しながらの作業というのはなかなか面倒なのです。

今回選んだアルミはA5052で比較的柔らかいと言える材質なので、そんなにすぐ刃がダメになることは無いだろうと考えたのですが、やはり甘かったようですね。

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とりあえず、なんとか2回目を終わらせるだけは頑張って削りましたが、最後の方はもうムリクリって感じでした。

2mmの深さを2回で刃ダメになってしまったのでは、このあとまだ表側を8mm削る必要があるのですから、替えの刃があと4本必要っことになってしまいます。

エンドミルの刃は1本1000円程でしたが、これをあと4本となるとちょっとコスパが悪すぎます。
というか、お金の問題よりも「今すぐ削りたい!」という欲求を抑えることの方が難しい状況なので、なんとか続きを削る為にあることを試してみることにしました。

ボール盤での削りだし作業ということ自体が実験的であるにも関わらず、さらに輪をかけて試してみることというのは・・・

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「この刃先を削ってしまえば良いのでは?」

そう思ってしまったのです。
結局、使ったのは刃先の僅か2mm程の幅。ドリルであれば、先端がダメになればもうどうにもなりませんが、エンドミルは『側面』を当てて削るのですから、刃こぼれした部分だけを切り落とせば、残った部分は普通に削れると考えて良いのでは無いでしょうか?

そう。まるでカッターのように。

ただし、エンドミルの刃の先端は、軸方向に対する刃が形成されており、それがどのような役割を果たしているのかは想像の域を出ません。
側面の切削能力さえあれば、削りだし作業は出来るはずですが、もしかするとその先端の刃が結構重要な役割があるのかもしれません。

とはいえものは試し。とりあえずやってみます。

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高速カッターで先端をカット。
摩擦で熱くなるので、水ですぐに冷やしました。すぐに冷やした方が、硬さが保たれるはずです。


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先端の形状は大分変わってしまいましたが、果たしてちゃんと削れるでしょうか・・・?


by tm144en | 2019-12-24 04:14 | tm125EN | Comments(2)
2019年 12月 21日

【tm125EN】125返り咲きプロジェクト(パワーバルブカバー製作その2)

フライス盤。

そう。フライス盤が必要なのです。
安い物なら10万円ほどで手に入る。

しかし、購入に二の足を踏んでいる自分がいる。その理由は、10万円が惜しいということではなく、フライス盤を手に入れてしまった後の自分を制御する自信が無いから。
フライス盤での金属加工を覚えてしまえば、次は必ず旋盤が必要になる。
そして、ボール盤、フライス盤、旋盤を駆使して金属加工の世界を広げたら、次は溶接である。

所詮、初期投資は抑えて安価な機械で揃えるから、技術が上達し難易度の高い加工をするようになれば今度はより精度や剛性の高い機械が必要になってくるに違い無い。

そして挙句の果てに、「バイクを1から造りたい!」とか言い出すに決まっている。

そうなってしまったら、もう彼岸の人。元の人には戻れないのだ。

だから私は、工作機械を『敢えて』買わないできた。自分自身を律するために・・・

・・・・しかし、それもそろそろ限界なのかもしれない。
今回、アルミ材からパワーバルブのカバーを作ろうと行動を起こしてしまっている以上、私は既に『彼岸の人』・・・・

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そんな乙女心のように揺れ動いた先にたどり着いたのは、『エンドミル』との出会いでした。

『エンドミル』とは、フライス盤用の刃のことで、一見ドリルの刃に似ていますが、

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一番の特徴は刃先が平らになっている所です。
ドリルは軸の方向に穴を空けて進むのに対し、エンドミルの刃は横につけられているので、横に削っていくようになっています。

ボール盤もフライス盤も、基本的にはこの同じような刃を付けて回転させることに違いはありません。

ということは・・・・

ボール盤でもイケるんじゃね!?

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と、思ってしまったのです。

ボール盤がフライス盤と違う点は2つ。

(1)刃の上下位置を固定出来ない。(手を離すと戻ってしまう)

(2)加工する材料を固定しながら移動させる為の機構が備わっていない。(固定したら動かせない)

たったこれだけのこと。

ならば、ひらめき王子のアイデアでこれを克服してやろうじゃないか!!

まず、刃の上下位置の固定は、

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台座の方で位置決めし、刃の方は動かさないようにします。安物ボール盤の台座はミリ単位での微調節が非常にやりづらいのですが、やってやれないことはありません。

そして次に加工材料の固定と移動ですが、これは『バイス』と『ハンドパワー』で解決できます。
バイスでアルミ材をしっかりつかみ、手で少しずつ刃に当てていくというもの。

果たして、そんなことでうまくいくのか・・・・??

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これが、イケちゃうんだな〜〜〜
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

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ほんの少しずつではありますが、確実に無理なく削ることができてます。

ボール盤の剛性もあるので、深さ4ミリですが2ミリを2回に分けて削ることにしました。

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その1回目の仕上がりがこちら!!

いかがですか!?ばっちりでしょ!?

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全然文句のつけようがない出来栄えじゃないでしょうか☆☆☆☆☆
刃の模様が美しくはありませんが、形としては全く問題ありません!

ただ、これだけの加工に1時間かかりましたが、その間ずっと手に力を入れての作業なのでそれはなかなか大変でしたし、ほんのわずかな削り込みを手作業で調節するのはかなり神経をつかいました。

つまり、素早い作業や、連続的な作業ということになればフライス盤に頼らざるをえませんが、とりあえず形だけ出来れば良いということなら、ボール盤で十分代用が効くことがわかりました。

いままで「フライス盤が無いから」と諦めていたことが多々ありましたが、エンドミル1本で解決してしまいました♪

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素晴らしい!!ありがとうエンドミル!!

いや〜。だいちゃんガレージがまた1歩成長してしまいました☆

だって〜、これが出来るんだったら、アレだって作れちゃうし、アレだってイケるでしょう!

あぁ・・・僕はもうダメだ・・・昨日までの自分にはもう、戻れない・・・・





by tm144en | 2019-12-21 05:17 | tm125EN | Comments(4)
2019年 12月 20日

【tm125EN】125返り咲きプロジェクト(パワーバルブカバー製作その1)

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これはパワーバルブのカバーなのですが、プラスチック製なのでエンジンとの相性がイマイチ。
144はアルミ製だったので、もしそれが合えばラッキー!と思い部品注文すると、なんと廃盤になっており入手不可能とのこと。

どーしても諦めきれない私は・・・・


ならば作ったるでーーー!!!!

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というわけで、アルミ板を購入!単なるカバーですので、加工のしやすさからA5052材を選定しました。

そう。アルミ削り出しのオリジナルパワーバルブカバーを作っちゃうぜ\(^o^)/☆☆☆☆☆

そうと決まれば早速、

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カバーの形を写して・・・・

いやいや、ちゃうちゃう!!ガスケットじゃないから(笑)

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一旦紙に写してから、

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それをひっくり返してアルミ材に写し書きします。

そして、内側の線は

【tm125EN】125返り咲きプロジェクト(パワーバルブカバー製作その1)_e0159646_05300123.jpg

昔懐かし『石ずり』で写しました。

【tm125EN】125返り咲きプロジェクト(パワーバルブカバー製作その1)_e0159646_05322226.jpg

外側の線で切り取り、

【tm125EN】125返り咲きプロジェクト(パワーバルブカバー製作その1)_e0159646_05331321.jpg

先ほど写した外線に合わせて固定し、内側の線を写していきます。

【tm125EN】125返り咲きプロジェクト(パワーバルブカバー製作その1)_e0159646_05343872.jpg


なんとか綺麗に写し書くことができました。

あとは肝心な削りだし作業ですが・・・・え?アレ??どうやってやるって???

棒ヤスリ?

ノンノンノン!

ベルトサンダー??

ノンノンノンノン!!

高速カッター???

ノンノンノンノンノン!!!

削りだしと言ったら・・・『アレ』でしょう☆




by tm144en | 2019-12-20 05:39 | tm125EN | Comments(0)