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2019年 07月 12日

【DB7】フットブレーキが点かない

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なぜか、リアブレーキのストップランプが点灯しなくなっていました。フットブレーキを操作してもテールランプが光らないのです。
フロントブレーキは正常に作動するので、ライトに問題は無いと思われます。

というわけでまずは、ブレーキスイッチ回路のおさらいから。

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おおまかに表すと、このようになっています。
バッテリーの電圧がフロントブレーキとリアブレーキのそれぞれのスイッチにかかっており、スイッチがつながるとブレーキランプへと電流が流れ明かりを灯します。

リアブレーキとフロントブレーキの回路はブレーキランプ手前で合流しているので、今回の原因は①の線か、ブレーキスイッチ、バッテリーからブレーキスイッチの間の線のいずれかにあると考えられます。

そこでまず、バッテリーからスイッチまでの線をテスターで点検すると、問題なく導通していたので、次に①の線を点検します。

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①の線は、フロントブレーキスイッチをつないだ状態で図の位置の電圧を計測することで調べ、針はバッテリーの電圧と同じ値を刺したのを確認しました。
つまり、こちらも問題が無いことになります。

というわけで、問題は(薄々考えてはいたが)スイッチである可能性が非常に高くなりました。
そこでスイッチの導通をチェックすると、テスターが鳴ったり鳴らなかったり動作が安定せず、また音も弱々しいので抵抗がかなりあるように思われるので、やはりスイッチに何か不具合が発生しているものと考えられました。

なので、早速分解して点検しようとするのですが、

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リアのブレーキスイッチはフルード圧で拾うタイプです。

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スイッチを外してはみたものの、このままの状態ではスイッチ操作をすることはできず、かといってこれ以上分解すると元に戻せなくなる可能性もあるので、この段階ではどうすることもできませんでした。

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そんなわけで、結局また元に戻す作業をするハメに。
いずれにせよブレーキフルードの交換作業はするつもりでいましたので、無駄手間ということではありませんでしたが、スイッチが修理できない以上部品を取り寄せなければならないのが困ったなぁと思っていました。

しかしエアー抜きを終え、ブレーキスイッチの配線をつないで試しにフットブレーキを操作してみると・・・あら不思議!ちゃんとブレーキランプが点灯するではありませんか!?

いったい何が原因だったのかまるで解決しませんでしたが、とりあえずはめでたしめでたしということになりましたとさ☆



by tm144en | 2019-07-12 07:49 | BIMOTA DB7S | Comments(0)
2019年 06月 26日

【DB7】燃料警告灯が消えない!?

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自作の燃料警告灯が消えません。
ガソリンは満タンに入っているのですが、警告灯は煌々と光を放っています。

取り付ける前、サーミスタと電球をつないでテストを行っており、配線の接続を確認しても間違いはありません。それなのに消えないということは一体どういうことなのか?
しかも、テストした時の光り方はもっと暗かったはずなのに・・・?

どう考えても全く見当がつきませんでした。

無い知恵を絞っても何も出てきませんから、とにかく体を動かします。テスターを振り回すのです。
テスターで要所要所をチェックしていると、ある現象が起こりました。それは、電球とサーミスタがつながる線と車体アースとの導通をチェックした時です。

「ピーーーーーーーーー」

テスターから導通しているという信号音がするではありませんか!そんなバカな!?

つまり、ACC電源から流れてきた電流が電球を通り、本来であればサーミスタに直接流れていくはずのものが分岐してアースに落ちてしまっていると考えられるのです。

「そんなハズは無い!そんな配線などしていない!」

いくら私がそう思っても、目の前の現実は違います。テスターに間違いはありません。単純な導通チェックですから、間違いようがないのです。

そして、電球を通った電流がアースに落ちてしまうということであれば、サーミスタに関係なく電球が光ってしまうことはわかりますし、サーミスタを経由するよりも光り方が強いことの説明もつきます。

しかしいったいどこから・・・・

電球とサーミスタの間のどこかからアースに落ちていることはわかりますが、その線はフレームの間を複雑に通っているので容易には確認することが出来ません。

そこで配線を確認すると、電球サーミスタ間に大きなコネクターがあることが判明。なんとか手の届く場所にあったので、まずはそこからチェックすることにします。

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サーミスタ〜ハーネス間と、電球〜ハーネス間の2つに分けてチェックすることが出来ました。
そして出た答えは、『電球〜ハーネス間』の方でした。

捜索範囲が半分に限定されたので、なんとか狙いを絞って探しに探した結果・・・・

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原因はここでした!!
メーターの後ろを通している電球の配線。ACC電源と繋がっている方と、サーミスタにつながる方の2本。そのサーミスタにつながる方の線を圧着端子でつないでいる部分が、

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メーターに押されてボルトに押し付けられ、ヒシチューブに亀裂が入ったことで漏電していたのです!

アブナイ!これACC電源の方だったら火花出て一大事になるところでした!!!アブナイ!!

メーターを固定する時、配線のことを忘れて違うことを考えながら締め付けてしまったので、こんなことになってしまったのです。

この部分をちゃんとして再度確かめてみると・・・

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ちゃんと消えました☆

いや〜、見つけられてよかったよかった。
というか、蓋を開けてみれば結局は自分の落ち度。先日のリレーの時は、自分の触った所ではなかったという結果でしたが、今回はモロに自分がやった所。
もしACC電源の方だったら、まぁヒューズが即座に落ちるでしょうけど、万が一火災になる可能性もゼロではなかったのですから、運が良かったと言えるでしょう。

6月も終わりに差し掛かろうかというのに、未だ走り出せる状態にないことに焦りを感じ、作業の集中力が切れかかっていたのが本当の原因ですね。

もっと計画的に行動し、シーズン中はあまりヘビーな作業はしないようにしていくのが良いでしょうね。

お粗末様でした。


by tm144en | 2019-06-26 05:21 | BIMOTA DB7S | Comments(0)
2019年 06月 22日

【DB7】ライトリレー交換&サーミスタ回路接続

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DB7に使用されているリレー。同じものが3つ使用されています。
型式は、omron製の『B047 E』というタイプで、ネットで調べると海外サイトでは普通に出回ってる感じなのですが、日本で取り扱ってる所を見つけることができませんした。
そうなると純正部品で取り寄せるしかありませんが、こちらも全然アテになりません。

というわけで、

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エーモNのリレーを買ってきました。
リレーはリレーでしかありませんから、許容量だけ間違えなければなんでも良いでしょう。

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純正の方の配線を切断してしまうのは忍びないので(今更!)、リレーのコネクターから平端子のメスを抜き取り、


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エーモンの方にオスを取り付けます。
そして
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この状態で接続します。これなら、純正のリレーに戻す気になればすぐに戻すことも可能です。

しかし、国内やネットで簡単に手に入る部品でマシンを構築していった方が、維持する上で非常に良いので、純正に戻すことはないでしょうね。

姫を10年以上所有して、走行距離は12000km程ですが、純正部品で購入したのって皆無に等しいですね。
ベアリングやシールやOリングといった部品は、その専門ショップから直接買い付けてきましたし、ハブダンパーやチェーンガイドなんかも素材を買ってなんとかしてきました。

そもそもBIMOTAというメーカーが、日本製のハイスペックエンジンを乗せる為に、元配管工のタンブリーニがスペシャルフレームを自作したというのが始まりですから、エンジン以外は『全部自分でやる!』というのがコンセプトと言って良いのではないでしょうか。
実際なんとかなりますし、それがなにより楽しく、BIMOTAを所有する最大の喜びだと思っています。


ーーーーーーさて、エーモンリレーは防水仕様ではありませんので、一応気をつけなければいけません。

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場所は込み入った所の奥の方に押し込んでおきましたので、土砂降りの中を走らない限りまず水がかかることはないと思います。
まぁ、防水では無いといっても、それほどのことでもありませんしね。

というわけで、やっとこACC電源の漏電問題が解決しましたので、サーミスタ回路の方に戻ることにします。

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こちらがACC電源。キーONで電圧がかかる場所です。ここに燃料警告灯の線を片方接続します。

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1箇所の線の被覆を慎重に剥きます。
配線を『スッキリ』させ、線の長さをピッタリで作り上げたので無駄が無いのは良いのですが、『無駄が無い=余裕が無い』ということなので、もし間違って線を切ってしまったりすると、とたんに融通が効かなくなってしまうので最新の注意を払います。

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すでに繋がってる線に割り込ませるので、スリーブ式のカシメでは出来ませんので、線の継ぎ足しには、こちらのギボシを切り取って利用します。

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このようにして割り込ませます。
半田だとモッコリしたりビニールが融けたりするので、こういう所ではあまり使用したくないですね。
それに、半田よりカシメの方が耐久性が高いと聞いたことがあります。

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燃料警告灯の線の一端はACC電源に、もう一端はメーターに警告灯の線がささっているので、メーターのコネクターからギボシを抜き取って接続させます。

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一度は「要らない!」とまで言い放った燃料警告灯。
実際の必要性もかなり低いと言えるのですが、マシンに与えられた機能が『一個死んでる』という状態がとても嫌だったので、見つけた電球のセンスも相まってなんとか完成にまで至りました。

動作の確認は取り付ける前に行ってはいましたが、取り付けたあとにちゃんと作動するか、緊張の一瞬・・・・

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でけたー\(^o^)/☆☆☆☆☆☆

光り方が暗いですが、かえって煩わしくなくて良かったです。

さーて!かなり足止めくらってしまいましたので、じゃんじゃん組み上げて早く走るぞ〜〜!!!



by tm144en | 2019-06-22 03:05 | BIMOTA DB7S | Comments(2)
2019年 06月 21日

【DB7】サーミスタ回路 ACC電源がアレの件。原因はリレーだ!!

リレーのスイッチングセンサーに電圧をかけると、「カチッカチッ」と作動音がちゃんとしました。
当然のことながら、キーONの状態でちゃんとACC電源に電流が流れてくるのですから問題はありません。

問題なのはキーOFFの状態で電流が流れるという現象。
この現象を解明する為に、別のつなぎ方で点検しました。

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・・・・・ごちゃごちゃしてるので図にしました。

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こういう状態になっています。
リレーの、スイッチング回路の方にバッテリーと電球をつなぎ、スイッチングセンサーの方にテスターをつなぎます。
テスターのアースはバッテリーに接続。

これで一体何を点検しているのかといいますと、スイッチング回路に電圧をかけることで、スイッチングセンサーの方に『漏電』していないかを確かめているのです。
勿論、通常であればこの状態でテスターの針が触れるはずはないのですが・・・

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バッチリ振れました。しかも11Vも!

これで原因がはっきりしましたね。犯人はコイツでした!!

な〜んだ!私が触った所は全く問題が無く、リレーの不具合が原因だったのかーーー!
そりゃそ〜だよな〜!俺様の整備にミスなんかあるわけねーべや!


ーーーーーーーさて、リレーが故障しているのはわかりましたが、この漏電が原因でなぜキーOFFでACC電源に電流が流れるのか?

それは、回路図を見れば明らかになります。

通常であれば、キーをONにすると、

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(1)の回路に電流が流れてリレーのスイッチが入り、(2)の回路が立ち上がるという仕組みになっています。

なので、勿論キーをOFFにしておけばどこにも電流が流れるはずはないのですが、あの壊れたリレーがあることによって、


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このような状態になってしまい、結果キーOFFの状態でもACC電源が立ち上がってしまうという現象がおきてしまったのです。

(現象をわかりやすくする為、実際の配線とはちょっと違います。)

ファンリレーも同じ形のリレーを使用しているので、そちらと交換してテストしてみると全く不具合は出ませんでした。
したがって、リレーを新品に交換すれば直るということになりますね!




by tm144en | 2019-06-21 05:31 | BIMOTA DB7S | Comments(0)
2019年 06月 20日

【DB7】サーミスタ回路 ACC電源がアレの件。原因はリレーか!?

バッテリーがアガった『要因』は、キーオフで微弱電流が流れていたから。

では、その『原因』はどこにあるのか?

ひとつずつ見ていきます。

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赤線のACC電源に電流が流れてしまうという現象なので、手前側から順に点検していきます。

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まず、一番疑わしいキーシリンダーを分解。
もちろん、このキーシリンダーにも手を加えており、ハンダの付け直しをおこなっています。故障が起きた時は、まず自分の手で触った箇所を疑う。それが一番手っ取り早く、それでいて確率が高い。

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接点や接触部分など細かく点検しましたが、異常は認められませんでした。どうやらキーシリンダーに問題は無いようです。

キーシリンダーじゃ無いとすると、その一個前はヒューズボックスとなります。

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ヒューズボックスも、もちろん手をいれてます。ヒューズの順番を変えているんです。ほんとよくやってるわ(笑)
なので、ここが原因である可能性もあります。

とりあえずヒューズを抜いてどうなるかを色々確認しましたが、ここも問題は無いようです。

ヒューズが問題無いとなると、どこか・・・

実は、上の回路図には表していませんでしたが、この15Aのヒューズを通った電流は、まずライトリレーに回るのです。

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これです。
キーシリンダーが大丈夫でヒューズボックスにも問題が無いとなると、挟み撃ちにあったのはこのリレー。
つまり、このリレーが問題ある可能性が浮上してきたのです。

ちなみに、このリレーには何も手を加えていません。オリジナルのままです。

リレーの仕組みは、


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こんな感じになってまして、これはファンリレーですが、スイッチングされる側(緑)の回路と、そのスイッチングをコントロールする回路(赤)とに別れています。
赤の回路に電流を流すと緑の回路が通電状態になり、赤の回路の電流を止めると、緑の通電が止まります。

こういった、カチカチ動く仕組みになっているので、度々「リレーが壊れた!」というのは耳にする所ですので、今回もその可能性が非常に高くなってきました。

しかし、ACC電源が入らない、ということならすぐさま納得ですが、ACC電源は普通に入り、キーをoffにしても流れるという現象なので、はたして本当にこのリレーに問題があるのか・・・?



考えても答えは出ませんので、早速実験を開始。


・・・・おっと、時間がきたようだ


by tm144en | 2019-06-20 02:45 | BIMOTA DB7S | Comments(0)
2019年 04月 12日

【VANVAN】マフラー焼き

マフラーの『焼き』というのがある。

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昔、『2ストローク』という雑誌を読んだ時にそれを知ったのですが、その時はまだその意味をあまり良く理解していませんでした。

オイルを燃やしながら走る2ストのマシンは、時間が経つとどうしてもマフラー内に未燃焼オイルが溜まってしまう。
それが原因で通路が狭くなったり塞がれたりするので、吹けが悪くなるなどの症状がでるのだ。

マフラーは基本的に分解ができないので、中を掃除するとなると煙突ブラシのような物を突っ込むか、あるいはキャブクリーナーの類で浸すといった方法が関の山なのだが、どれも中途半端。

そこで先人たちが考えた手法が『焼き』というもの。

原理は単純。マフラーをバーナーなどで高温に熱して、中に残っているオイル汚れを全部焼ききってしまおうというものだ。

オイルを燃やすのだから相当な白煙が出る為、現代社会においてはあまり現実的な手法ではないのだが、今回それに挑戦してみることにした。

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住宅街でやるにはあまりにも人の目がはばかれるので、いつもの河原までやってきた。
説明動画などを見ると、エアーを送りながらやった方が良さそうなのだが、この場所ではそれができない。

そこで、煙突の『ドラフト効果』を狙って画像のようにマフラーを立てて行うことにした。

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火力はポータブルガスバーナーのみ。
これも、説明動画を見る限りちょっと頼りない気がするのだが、今回はとりあえずこれでやってみるしかない。

せっかく大きな薪ストーブがあるのだから、その中で薪と一緒に燃やすという手もあったと思うが、薪を用意する手間があるし、400度以上の高温で連続的に燃やし続けるのはなかなか難しい。

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ガスバーナーであれば、スポットではあるが確実に熱することができるので、時間さえかければできるのではないかと考えたのである。


3つ目の動画の時が一番よく燃えました。
場所がちょうどチャンバー後ろのすぼまってる部分で、一番オイルが溜まってそうな場所でした。
「ポン!」という音と同時に突然勢いよく炎をあげたので「これだ!」と思いましたね。

そしてその後、4つ目の動画になると明らかに1つ目の動画の時とは音が変わったので、私の感覚ではまさに「詰まりが取れた!」と思えたのです。

バーナーのボンベを5本使い、かれこれ2時間かけて熱し続けましたが、一応の結果が得られたのではないかと思い、意気揚々とガレージへ戻りました。

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さて、『焼き』を入れただけではまだ完成ではありません。中に残っている『スス』を取り出す作業を行う必要があるのです。
プラハンで叩きながらエアーを吹き付け、中のススを綺麗になるまで取り出します。

ある程度綺麗になったと思われたので、早速車体に取り付け試運転に出かけます。


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春の青空の元、オレンジ色に輝く古き良きマシン。
パニアケースにキャンプ道具を詰め込み、彼地への思いを馳せる。



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嗚呼VANVANよ。
なぜに君は吹け上がらない?


マフラーの詰まりは取れていなかったというのか?

それとも他に原因があるというのか?

やはりあの火力ではオイルを焼ききれていなかったのだろうか?

こうなったら・・・・アレをやるしかないのか・・・・


by tm144en | 2019-04-12 10:54 | SUZUKI VANVAN90 | Comments(2)
2019年 04月 10日

【VANVAN】Back to the VANVAN!!

'19シーズンに向け、着々とtm姫の整備を進めていたのですが・・・

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ババァ・・・・失礼、VANVAN整備に戻ってきてしまいました。
ちょっとイロイロ予定が変わってしまいまして、急遽2週間でこの子を仕上げなければならなくなってしまったのです。

パニアケースも完成し、あと何が残っているかと言いますと、肝心要。

エンジンが吹け上がらない!

・・・という、まさに初歩的な症状が出てしまったのです。
エンジンのかかりは申し分なく、アイドリングも落ち着いており、発進も問題無く加速するのですが、走り出して20km/h位になると頭打ちになって、それ以上アクセルを開けてもスピードが出なくなってしまったのです。

まともに乗ったのは一昨年の初日の出ツーリングの時で、その時は問題なく走行していたのですが、それから特にどこをイジったということもないのですが、この症状なのです。

それでですね、実は私。バイク歴20余年。今まで様々な経験を積んではきたのですが、ことこういった『トラブルシューティング』は大の苦手で、あんまよく解らないのです。

そんなわけで、今はインターネットの時代。解らないことはさっさと調べるのが得策ということで、『2スト エンジン 吹けない』で検索・・・

すると、『マフラーの詰まり』というフレーズがチラホラ出てきました。

マフラーが・・・詰まっているだと・・・!?

確かに、古いバイクですのでマフラーにススやオイルが溜まって通路が狭くなっていても何ら不思議ではありません。
しかし、それは一昨年に息を吹き返した『あの時』であれば納得がいきます。

しかしながら、『あの時』はエンジンをO/Hしただけで他は絶好調だったのです。
それから2シーズン程ほったらかしにはしましたが、それで果たして詰まるものだろうか・・・?

とはいえ、いくら考えた所で現状は何も変わりませんので、『トラブルシューティング』の名のごとく、怪しい所は一つ一つ潰していくしか方法は無いでしょう。

そんなわけで、

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早速マフラーを取り外しました。

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今年の初日の出ツーリング前の整備で、シリンダー外して綺麗にばかりなのに、もうこの有様。
純正のオイルポンプを外して混合燃料にしているのですが、オイルがちょっと濃いかもしれませんね。
2%混合にしてましたが、冬の走行でアクセル半分も開けてませんでしたので、もっと薄くても良いかもしれません。
まぁ、しませんけど(笑)

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マフラーの詰まりを確認する為、エンジン側をガムテープでしっかり覆い、

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エアーを送り込んでみました。
サイレンサーの芯は抜いた状態で確認しましたが、エンド側からは「スカ〜」という空気しか出てきませんでした。
8気圧のエアーの圧力がそよ風にまで減圧されてしまったのです。

「これが原因か!?」

しかし、マフラー内の構造は単なる筒状では無いでしょうし、チャンバー室で膨張しますから、物理的にこんな感じであると言われても頷けます。
tmのチャンバーで試してみようかとも思いましたが、違うマシンで試しても失敗の元ですので却下。

とりあえず、別の方法で試験してみることにします。

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そんなわけで、マフラーを外したままのVANVANをサンバー丸に積み、やってきましたのは雪解け前のだいちゃんオフロードサーキット。

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この場所で、マフラーを外した状態で走らせてその調子をみてみることにしました。

下を向いている排気ポートに戦々恐々としながらも、まだ湿った砂利道を走らせます。

2Tですので、チャンバーがついて無い状態ではそもそもまともに走らないでしょうが、それでも明らかにマフラーが取り付けられている状態よりも調子の良い回転フィールでした。
当然のことながら回転数によってはゴボつく所もありますが、気持ちよく吹けあがる一瞬があったりもしました。

この結果を受け、やはり『マフラーの詰まり』の線が濃厚な感じがしてきましたので、こうなったら『アレ』をやるしかありませんね・・・・




by tm144en | 2019-04-10 10:20 | SUZUKI VANVAN90 | Comments(3)
2019年 04月 02日

【tm125EN】リアサスペンション組立(スイングアームピボットベアリング)

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リンクの方が終わりましたので、お次はスイングアームに取り掛かります。
スイングアームのピボットベアリングは汚れているだけでしたので、洗浄してグリスアップで完了。グリスは#2のチキソグリスにしました。

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グリスを塗った時、どうやら左右でベアリングの打ち込まれている高さに違いがあることに気がつきました。

取り付けられていたのですから然程問題があったわけではありませんが、打ち込みの浅い方はOリングがややはみ出てしまうので、こちらの方を修正することにします。
修正量は2mmです。

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プレスに定規をあてて、押し込む量を確認しながら行います。

拍子抜けする程、圧入の圧力が弱かったですね。「ガコッ」という音がすると思いましたが、なんの抵抗もなく滑った感じがしました。

そういえば、以前分解した時もOリングのハマりが甘かったのを思い出しましたが、その時にすぐこのことに気がつくべきでしたね。多分あの時は組み立てを急いでいたのでそのままスルーしてしまったのでしょう。

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ベアリングの圧入圧力がちょっと気になるものの、だからと言ってどうすることも出来ないのでこのままスルーすることにします。
「ま、並行輸入モンだから」ってことで納得(笑)

というわけで今週は、リアサスペンション後半戦で〜す♪


by tm144en | 2019-04-02 03:53 | tm125EN | Comments(0)
2019年 03月 29日

【tm125EN】リンクベアリング補修〜目的意識と行動の選択〜

それは『修理』と言うより、むしろ『応急処置』である。

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錆びの影響で表面がなだらかな状態では無くなってしまった、リンクのニードルベアリング。
ペーパーで磨くとなると骨の折れる作業であるし、なにより均一な仕上がりにすることができない。

そこで考え出した方法がこれである。

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なんと、ベアリングレース部分に塗られているのはグリースではなくコンパウンド。

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この状態でニードルを組み、回転させることで表面を磨こうというものである。

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ただし、コンパウンドと言っても仕上げに使う極細のペーストである。
ただでさえ痩せて外れ易くなってしまったニードルを、これ以上細くするわけにはいかない。それでいて表面を『均す』という、いわば相反する行為の妥協点が、この仕上げ用コンパウンドという選択となった。

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カラーにシャフトを通してボルトで固定。この状態で回転させることで、コンパウンドを塗られたニードルとレースが擦れ合わさり、表面が均されていくことを期待したい。

なお、錆びの発生が無かった反対側のベアリングにはグリースは塗布されている。

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始めは手でくるくると回していたが、別の方法を思いつく。

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ボール盤の回転を利用することにした。
これならば圧倒的に楽な作業となる。

最初は1分ほど回転させ、一旦外して中の様子を確認。削れ具合からざっとどれくらい回すかの見当をつけ、再度ボール盤で回転させる。

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数分か、10分には満たない位の時間で止めることにした。

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やり始める前と比べ、表面のうす汚れた感じはかなり改善された。
しかしながらクロームメッキに侵食し、凹んでしまっている部分に関しては今回の方法では改善させることは出来なかった。
ニードルピンの方も同様で、これ以上削っても改善の余地は無いと判断し、この状態で組み上げることとした。

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以前分解洗浄した際、#1のチキソグリスを塗布したのだが、今回は#2に変更することにした。
#1の方が作動性の軽さが期待出来るのだが、腐食の激しいベアリングの状態を考え、固めを選んだ。

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かくして、あるべきベアリングの作動性を復活させたtmのリンクリッド。
今回の作業は、あくまで『応急処置』という考えのもとで行った。
繰り返しになるが、今シーズンが終わった段階でこのマシンは全てバラバラにする。
オーリンズ+スチールフレームのこのマシンを、文字通り『あるべき姿』とする為に、徹底的な整備を施すつもりでいるのだ。

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その為にはなんとか、無事に今シーズンを走りきれることを願うばかりである。


by tm144en | 2019-03-29 04:57 | tm125EN | Comments(2)
2019年 03月 27日

【tm125EN】リンクベアリング補修〜邪道と言われても〜

さぁ、直していきます!

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まずは、固着して全くもってビクともしないニードルを、なんとか動くようにしなければなりません。見た所、どうやら錆びによるものではなく、ピンが斜めになって噛み込んでいる模様。

指やピックで容易に動く状態ではなかったので、ここは一か八かですが、

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ベアリングプーラーでニードルに圧をかけ、無理矢理回してみることにしました。これで駄目になってしまうようであれば、諦めてベアリングを交換します。

圧をかけて(拡げて)、レンチで結構な力を入れてもすぐに回るようなことはありませんでしたが、小刻みに少しずつ動かしていって・・・・

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なんとか壊すことなく、ニードルピンを取り出すことに成功しました。
まぁ、ニードルピンが外れてきてしまう時点で『アウト』ではあるのですが・・・

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ニードルの数は全部で32本。その1本1本を入念に点検していきましたが、錆びの影響はあるものの、まだなんとか使えそうな状態ではありました。これが完全に折れていたり、欠けていたりすれば無念でしたが、そこまでにはなっていなくて一安心。

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ひとまず、パーツクリーナーで全て綺麗に洗浄。あとはグリスを塗って組み付け・・・・といきたい所ですが、もう一手間掛けます。
ニードルピンもハウジングも、錆びによる腐食で表面がなだらかになっていません。これをなんとか、せめて平滑な状態にまでもっていければ、そこそこ良い状態で作動してくれるはず。

しかし、ペーパーで磨くのはかなりの労力ですし、仮にそれを乗り越えたとしても、このサイズのピンの真円を意識しながらペーパーで磨くのはやはり不可能に等しい。

画期的な機械など無いだいちゃんガレージで、果たして一体どのようにして磨けば良いのでしょうか・・・・


by tm144en | 2019-03-27 08:08 | tm125EN | Comments(0)