2020年 03月 11日

【tm250ESEN】ステムシャフトキャップ他

燃料タンクのキャップから伸びるホースをステムシャフトの穴に挿しているのですが、そこにつけられているプラスチック製のキャップが破損してしまいました。

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先日トップブリッヂを外す時に、ナットを回す為に外したのですが、外し方が悪かったというかヤケになったというかこんな有様に。

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ただよくよく見てみると、普通のプラスチック製のキャップに、かなり雑に穴を空けただけの代物であることが判明。中心もズレているし、なんかあんまりイケてません。

というわけで、

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得意のミスミさんで、寸法指定のウレタン加工品を購入。これを試してみることにしました。
色も敢えてウレタンの自然色にしてます。黒ってキライなんですよ(笑)

で、これをハメてみると・・・

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イイねぇ〜☆ウレタンの自然色も、金色のナットに馴染んで違和感ゼロです。

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ホース挿した感じも問題ありません。

こういう細かい改善が楽しいんですよ♪

ーーーーーーーそれともう1箇所。

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フォークの下側のアジャスター部分ですが、こういう状態でキャップも何も無いので、このままオフ走ったら泥詰まって大変なことになるのが目に見えてます。
アジャスターがヘックスを挿して回すようになっているので、泥が詰まったら操作出来なくなってしまいます。

そこで、

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こちらも先ほどと同様にウレタン加工品を用意。

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こんな感じで蓋にしました。
飛び出している部分の幅がちょっと厚くてダサいんですが、指定寸法の最小単位がこの幅だったのでやむなしといった状態です。

まぁ、セッティングで比較的開け閉めを繰り返す場所である事を考えれば、多少厚みがある方が強度がでるので良いかなとは思いますね。

ただ、ウレタンの密着力だけで固定されているので、不意な拍子に外れてしまう可能性はあるかもしれませんが、それは致し方無いでしょう。

フォークボトムのキャップは、フサベルのWPの時には標準装着されていたんですが、オーリンズやカヤバ(あとたしかマルゾッキも)にはそういった発想は無いってことなんですかね。

とはいえ、'07, 125のオーリンズにもついてませんでしたが、それでセッティングが出来なくなるとかそういうトラブルはありませんでしたけどね。

ただ、あちらはマイナスで調整するタイプでしたが、こちらはヘックスなので、そういった形状面で及ぼす影響に違いはあるでしょう。

いや〜、着実にウチの姫がだいちゃんカラーに染まっていってますね〜☆




# by tm144en | 2020-03-11 19:37 | tm250ESEN | Comments(2)
2020年 03月 10日

【tm250ESEN】フォークツール製作

趣味:特殊工具を作ること


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というわけで、こちらのフォークのトップキャップを外す工具を作ることにしました。
フォークは今回分解整備するつもりはないのですが、工具作りたい病が発症してしまったので、しょうがないっすね(笑)

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回すのは穴2つの方ではなく、外側の8角形の方。
まぁ、肉薄のモンキーとかで開けれるとは思うのですが、やっぱほら『専用工具』って響きが、ステキやん♪

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材料はこちら。お馴染みA5052のパイプです。今回はミスミさんから調達しました。

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8角形の下書きに苦戦。

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若干インチキ臭い下書きになりましたが、まぁとりあえずこれでヨシとしました。

言葉で説明するの難しいんですが、できればノギスを使ったコンパスで8箇所の『点』を打てれば良かったのですが、どうもそれが解らなかったので、しかたなく定規の直角を使用してやったという状態。
直角の定規を円に当てれば90度の線を2本引く事が出来ますが、その方法だと円と直線の接点を見つけるのに誤差が出てしまうのであまり正確に下書き出来ないんですよね。

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ただまぁ、今回のツールはそこまで精密でなくても、ハマれば使用には差し支えない範囲ではあるはずなのでそこまで気にしないことにします。

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削るのはもちろん、ボール盤フライス盤。もう、大活躍です☆

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今回はかなり細かい作業なので、エンドミルは1mmの刃を用意。深さは3.5mmなので1回で削ります。

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丸っこい形にするのは比較的簡単なのですが、直線ってのはやっぱムズいっすね。ちゃんとした下位モデルのフライス盤であればむしろ直線的な動きしかしませんからお手の物なんでしょうけど、ボール盤フライス盤は手で動かすので神経使います。

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1時間弱でここまで削れました。

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だいぶ頑張って削りましたが、よくみるとやはり直線部分はデコボコしてます。

というわけで、

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ヤスリで仕上げていくことにします。

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ある程度削って合わせてみましたが、まだハマりません。
下書きもアレでしたが、合わせた感じは致命的な寸法ミスはしていなかったので、このままデコボコを均していけばおそらくピッタリハマりそうな感じです。

・・・・4時間経過・・・・

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よっしゃキターーーーー!!

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どやー!この仕上がり!!

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ピッタリハマるぜ〜〜☆☆☆

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完っっっっっっっっ璧な手応え!!!

いや〜、あのちっさいヤスリで削っては合わせ、削っては合わせ・・・・

それもこれも、麗しきアンドレア〜〜〜〜〜〜〜〜ニ様のため!

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最後はシャフトを通す穴を空け、表面をヤスリで仕上げて完成〜☆

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いいねぇ〜〜♪

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フォークに傷が入らないよう、当たり面も綺麗に磨いてます☆

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こんな綺麗な8角形のツール作れるようになるなんて!夢にも思ってませんでしたねー!
やる気になれば、なんでもできるもんですね〜。シミジミ・・・

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出番は多分今シーズン終わってからだと思うので、それまでの、お・た・の・し・み❤️



# by tm144en | 2020-03-10 17:08 | tm250ESEN | Comments(0)
2020年 03月 09日

【tm250ESEN】セルモーター外し計画(その1)

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色々考えたんですが、やはり「セルは要らん!!」という気持ちが変わることが無かったので、とりあえず試しに外してみることにしました。

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ボルト2本で簡単に外すことができます。

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ミッションオイル出てきちゃうかな〜と思ったんですが、どうやら違うようです。

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ジェネレーターカバーの方に刺さっていましたので・・・まさか・・・?

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ぱっか〜〜ん!!

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おおぉぉ〜!なるほど、ローターを直接回してたってことっスか!

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ちなみにこちらがエンジンバランサーですね。

さて、セルモーターのギアですが、モーターとは別に先ほどのパーツも外さなければなりません。
いや、正確に言うと外さなくても問題ないのですが、やっぱ意味の無いパーツをつけたままにしておくというのは精神衛生上よろしくないので、外すことにします。

が、ローターが邪魔で外せないので、

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先にローターを外します。
して、これがハイパーウルトラミラクルスーパーカタカタ固〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜くて、ギアプーラーにとんでもない力をかけなければならず、もう精神衛生サイアクの状態になってしまいました。

センターで外すフライホイールプーラーは合うサイズを持っておらず、しかも特殊なサイズなので市販品にも合うものが売ってなかったので、やむなくギアプーラーを使用したのですが・・・・いやはや・・・・

もちろん、ローターを温めながらやりましたが、どうにもこうにも外れません。
わずかに芯がズレてしまってるのが原因だったかもしれませんが、何度か試していく中で最後の最後、「えーいままよ!!」と回した所で、

「パリ〜〜〜ン!!!!!!」

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あ・・・・・

・・・・・

・・・・・

・・・・・

・・・・・

こわ・・・・





れてない(大汗)

ビビったぁ〜!絶対割れたような音したんですが、ただ単にローターが落ちて響いた音でした。

一応ローターのチェックをしましたが、曲がったり大きな傷が付いたりはしていませんでした。かなり丈夫な材質ですから、まぁ簡単に曲がることはないでしょうけど、それにしても焦った〜。

クランクシャフトの方も多分大丈夫だとは思います。
いや〜、なんかすご〜く気持ちの悪い感じになってしまいましたが、まぁ仕方ありません。tmの部品強度を信じて、次に進みましょう!

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と、いうわけで、やっとの思いで外すことのできたこれ。

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通常時はこのような状態で、セルモーターの回転が伝わると、

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このようにニュッと伸びて、ローターに刻まれたギアに合わさり、回転を伝えるという仕組みになっていました。

フサベルのセルモーターは、ワンウェイクラッチの付いたギアを介してクラッチハウジングを回す仕組みになっており、そのワンウェイクラッチ付きギアはエンジン動作中ずっと回ってることになっていました。

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それに比べてtmのこの構造だと、エンジン動作中は全くギアが触れていないので、エンジンパワーを吸い取られるようなことにはなりません。

こういう細かい所でちゃんとしてるっていうのは、やはり所有してバラして初めてわかることですから、やっぱ自分のバイクはバラさんといかんすね〜♪

ーーーーーところで、外したパーツの重さですが、

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このギアが287.5g。

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モーターの方が787gでしたので、合計1074.5gの軽量化になります!!
しかも、それに付随したケーブルやセルモーターリレーなんかも外せばもっとです。

まぁtmくらいになると、こんな重量物はエンジンの下の方でマシンの挙動にほとんど影響しないような位置に搭載されていますから、これを外すことの恩恵を感じることはまずないでしょうけど、そんなことはどうでもよい。

付いてない!

ってことに意味があるんです!!!!

いつの日か「やっぱ、セルないとキツい〜〜!」って時がくるまで、大切に保管しておきます☆


さてさて、

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外すのは良いとして、大事な後処理が残っています。

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こんな場所に、こんだけの大穴が空いてしまうわけですから、完璧に防水しなければなりません。
泥水バシャバシャかかる場所ですし、スプレー洗車の圧力もかかりますから、ただコーキングで塞ぐというよりは、ちょうど良いサイズのアルミのカラーを作ってハメた方が良いですよね。

まぁ、そんなに難しいことじゃ・・・・

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あ・・・・・

・・・・・・

は、は〜〜ん・・・・☆


# by tm144en | 2020-03-09 20:20 | tm250ESEN | Comments(5)
2020年 03月 08日

【tm250ESEN】スイングアームピボットグリス交換他



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リンクに続いては、スイングアームピボットのベアリングのグリスを交換します。

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新旧スイングアームを比較してみました。

アームの形状が変わっているのですが、重さを計測した所どちらも4kg弱でした。

気になった点は、

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チェーンアジャスターの溶接の違い。
古い方は『Y』の字になるように溶接されていますが、新しい方はそれがありません。

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裏側も同様。

溶接の箇所が少ない方が見た目が良いのは解りますが、強度を落としたのでは本末転倒。当然この溶接で十分だからこうなっているのでしょうけど、なぜ大丈夫なのでしょう?

一つ思いついたのは、アームの肉厚が違うのかもしれないという点。
古い方に比べて若干引き締まってスリムな形状に変更されているにも関わらず、質量にそれほどの違いがなかったということは単純に厚さが増していると考えられます。

肉厚が薄かった古い方は、チェーンアジャスター部分を溶接するにあたって接続部分だけの溶接では強度が足りないので、奥側に『Y』字になるように溶接箇所を増やした。
しかし、肉厚が増した新しい方は接続部分のみの溶接で十分な強度が得られた。

そういうことではないかと思います。

性能の面で、新しい方がどれだけ優れているのかは見た限りでは判断できませんでしたが、単純に美しさの点だけで考えれば新しい方がカッコイイですね☆

それともう一つ、

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溶接ビードの盛り方も、新しい方が細かくなっていました。
溶接のことは全くの無知なのでこの違いに付いては何も判らないのですが、何となくいっぱい付いてる方が丈夫そうで良いですね(笑)


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ピボットに使用されているベアリングはINA製でした。125で交換した時はSKF製だったので、品番が違うのかと思って調べてみましたが、どちらも同じでした。
まぁ、tm側からすれば『SKF』だからとか、『INAだから』とか、そういう基準でモノを選んでいるわけではなく、自分たちの要求する精度や剛性を満たしているかどうかが重要なのであり、それを踏まえて仕入れ価格や供給体制などの状況で仕入先が変わるのかもしれませんね。

というか、そんなことよりもっと気になることがありまして、

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ベアリングがずいぶん奥まった所まで圧入されているんですよね。

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'07 125はこの位の位置でしたので、かなり違います。

何となくのイメージでずが、ベアリングはなるべく外側に開いて支持してあった方が安定性が高いのではないかと考えているので、'20のこの位置はどうもいただけません。

が、まてまて。よくよく確認してみると、実は構成パーツが違うことに気がつきます。

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'07はこのようにベアリングの両端にはOリングしかないのですが、

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’20にはこの金属製のカラーが増えていたのです。

そういえば144の時はどうだったべか?と思って調べてみると、

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144の時も付いていましたので、もしかするとアルミフレームになったことで採用されたのかもしれませんね。
Oリングを直接フレームに当てると、フレームがかなり削れてしまいますから、その対策と考えられます。
リンクだったら、削れたら交換すれば良いという発想でも良いですが、さすがにメインフレームはそうはいきませんから。

・・・・・

あ、でも、

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リンクとフレームの当たる部分はそのままだ・・・

う〜ん。解らない・・・・

ーーーーーーーーま、それはさておき

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この分の幅を、ベアリングを奥側へ移動させる必要があるのですが、

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実際に計測してみると、3.5mm余計に奥に入ってることが判明。
つまり、ベアリングが『奥すぎる』ということになるのです。

おそらく、内側のOリングの位置に合わせたのでしょうけど、やはり私の感覚的に、『可能な限り』ベアリングは外側にあってほしいという考えがあるので、3mmだけ外側に移動させることにしました。

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移動量はわずか3mmなので、マーキングしてわかりやすくしました。

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プレスにてズラします。
やはり、かなりの抵抗がありました。そりゃそうでしょう。125のアレはやはりおかしかったんです。

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そんなこんなで、リアサスペンション完成〜〜!
スイングアームの動きですが、リアショック外した状態で確認した所、作業前より随分滑らかになりました。

・・・・

・・・・

と、その前に、

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ブレーキペダルのピボット部分のベアリングのグリス交換も忘れずに☆





# by tm144en | 2020-03-08 20:59 | tm250ESEN | Comments(2)
2020年 03月 07日

【tm250ESEN】リンクグリス交換

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さ、リンクに取り掛かります。

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tmのグリスの塗り方ですが、座面にも塗っちゃってる感じですね。意図して塗ったか、はみ出たかは定かではありませんが、少なくとも座面のグリスは気にして無いということは言えます。

座面にグリスを塗るパターンとしては、ボルトの径に対して座面がやたら広い場合に、締め付けトルクを一定にして軸力をあげる目的の場合があります。
トルクレンチを使用して締め付けトルクを管理しても、座面が広いとその静摩擦で締め付けトルクが上がっちゃうので、軸方向の締め付け応力(軸力)が上がらなくなってしまうからです。

ただ、画像のような標準的なサイズの場合だとそこまで静摩擦は発生しませんが、それでも塗ってないよりは滑りがよくなるので、トルクレンチの値に対しては軸力がしっかり発生『しているはず』です。
『しているはず』というのは、実際に軸力を測定したわけではないので、「ボルトが伸びた分、おそらくそうであろう」という私の私見によるものです。

あとは、異種金属間の電食反応の防止の役割もあります。
ただし、座面に塗ると緩めトルクが弱くなるので、ボルトが緩みやすくなってしまうデメリットがあるので、標準的な座面の場合は私はなるべく座面にはグリスがつかないようにしています。

ただ、tmのこのリンクに使用されているナットには緩み止めの『爪』が付いているので、緩みやすいということにはならないと言えますね。


おっと、グリスのことになるとつい(笑)

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例によって、灯油で洗い流します。
このリンクはベアリング部とOリングを完全に分断できるので、洗い油は灯油でなくてもっと強いものでも大丈夫なのですが、まぁ灯油がちょうどあるのでこれで行います。

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灯油で粗方のグリスを落とし、パーツクリーナーで灯油を飛ばします。
Oリングは灯油で洗った後、中性洗剤で水洗いです。

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以前も確認しましたが、やはり新車なのでOリングの『痕』はまだ刻まれていません。

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というか、こういう『面』の部分がキチッと削られてピカピカ光ってるのが新鮮ですね☆
時間経ったら酸化して他の部分と見分けがつかなくなりますからね。

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リンクの形は’07の125と同じですが、『比』が違います。

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ショックとつなぐ部分の長さが’20の250の方が少し長くなってます。

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こちらの、フレームと三又リンクをつなぐリンクも同様に、250の方が長くなってます。


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チキソグリスの#1を塗ります。
ステムベアリングの方は#2にしましたが、リンクはそこそこ動きが速いので#1にしました。今回は塗りませんが、ホイールベアリングだと#0になります。

チキソグリスはせん断されて液状化しない(しにくい)グリスなので、高速で回転するボールベアリングに#2だと抵抗になってしまうので、#1か#0まで希釈して使用します。
希釈は専用の添加剤を混ぜてちょう度を調節します。

tmで使用されていた白いグリスは何のどんなグリスか判りませんが、ベアリング部にもネジ山にも使用されていましたので、マルチパーパス的なグリスだと考えられます。

手作業で次から次へとマシンを組み立てていくにあたって、いちいちグリスを使い分けるというのはかなりの労力とコストになりますから、これはこれで致し方のないことだと言えるでしょう。

チキソグリス教の私は、チキソグリスを崇拝するあまり所有する全てのマシンの主要箇所に使用していますが、使用にあたっては一つ大きな注意事項があります。
それは、チキソグリスはボルトのネジ山には絶対に使用してはいけないという点。
これは過去に行った実験で明らかになったのですが、ボルトのネジ山に使用すると、他のグリスに比べ圧倒的に緩みやすくなってしまうので注意が必要。
驚異的な潤滑性能をもっているので、ボルトの摩擦係数すらも簡単に下げてしまうのです。

なので、画像にあるように、ベアリング部にはチキソグリスを塗り、はみ出た分は綺麗に拭き取りボルトにはベルレイのグリスを塗るようにしています。
ベルレイのグリスはボルトに使用しても問題はなく、またペーストが硬いので外気での保持力も高く、長期の防錆防食効果も発揮します。

ベルレイのグリスをベアリングに使用すれば、いちいち使い分ける手間も省けて作業が楽になるのですが、動きがちょっと硬いのと、あとは『いちいち』がプライベーターにとっては萌えポイントでもあったりするので、これはこれで楽しんでやっていたりもします。

ちなみに、グリスに関してのうんちくは、長い期間をかけて得た経験則及び、少々の勉強と偏見によって構築されていますので、あしからず・・・




# by tm144en | 2020-03-07 19:01 | tm250ESEN | Comments(0)