<   2019年 10月 ( 25 )   > この月の画像一覧


2019年 10月 31日

【K1】屈斜路の空に、星を願ってツーリング(第2話)

【K1】屈斜路の空に、星を願ってツーリング(第2話)_e0159646_04390541.jpg

津別峠を後にし、屈斜路湖の和琴半島に到着。
この特徴的な2本の木が好きですねぇ〜☆

ちなみにココは・・・

【K1】屈斜路の空に、星を願ってツーリング(第2話)_e0159646_06170400.jpg

津別峠から見える・・・・

【K1】屈斜路の空に、星を願ってツーリング(第2話)_e0159646_06435266.jpg

和琴半島の・・・・

【K1】屈斜路の空に、星を願ってツーリング(第2話)_e0159646_04410063.jpg

すぼまってるこの辺の・・・・

【K1】屈斜路の空に、星を願ってツーリング(第2話)_e0159646_04412224.jpg

ココ〜〜!!

津別峠からG3Xの望遠プラストリミングではっきりと確認できました\(^o^)/☆☆☆


【K1】屈斜路の空に、星を願ってツーリング(第2話)_e0159646_04430814.jpg

マイ ベスト オブ 北海道の屈斜路湖。

そして、その屈斜路湖に安全確実に素早く運んでくれるBMW K1というマシン。キャンプ道具も様になってます☆

さて、出発してから5時間。時刻は昼の12時になりました。
星空は19時位から見れるはずなので、それまでの間にテント張り、温泉そして仮眠も済ませなければいけません。
予報では快晴になってましたが、雲もちらほら見えますので、満天の星ゾ・・・満天の星を拝む為にはしばらく待機する必要もあるかもしれません。

というわけで、とりあえずキャンプ道具を下ろします。

【K1】屈斜路の空に、星を願ってツーリング(第2話)_e0159646_04532010.jpg

設営完了〜♪
今回タープは持って来ませんでした。天気予報を100%信用して、持ち物をできるだけ減らしてきたのです。

そして今回、期待の新人であるこのパイプ椅子。座面が低いタイプの椅子なので、ほとんど寝っ転がるような姿勢で座ることができ、楽に廃人になれます(笑)
持ってくる前に当然試しに座ってますが、やはりこういうところで使うと格別ですね。かなりかさばる荷物でしたが、持ってきて大正解でした☆

荷物を下ろしたら次は買い出しです。

【K1】屈斜路の空に、星を願ってツーリング(第2話)_e0159646_04491321.jpg

弟子屈町のフクハラにやってきました。
今日のディナーは・・・フフフ☆

【K1】屈斜路の空に、星を願ってツーリング(第2話)_e0159646_04590558.jpg

和琴半島の近くで見つけた紅葉。そういえば、もうそういう季節になってたんですねぇ。なんか怒涛のように日々がただただ流されていくようで、1日1日をちゃんと生きていないような気さえします。
それでも、緑だった葉は赤く染まり、そして散っていく・・・

【K1】屈斜路の空に、星を願ってツーリング(第2話)_e0159646_05041570.jpg

買い出しから戻ったら、ようやく温泉で一息つきます。
屈斜路湖大好きで、ここの温泉も今は好きなんですが、『藻』が多すぎるのと、下が砂利なので、慣れるまではあまり気分良く入れませんでした。
10年以上前に初めて来た時は、藻と砂利が気持ち悪くて気持ち悪くて、それ以降ここの温泉には入らず、和琴半島でキャンプをしててもわざわざ古丹まで行って温泉に入ってましたね。

今となっては藻も砂利も気にならなくなってしまいました。

【K1】屈斜路の空に、星を願ってツーリング(第2話)_e0159646_05121388.jpg

温泉に浸かりながら屈斜路湖を眺め、ゆったりとした時の流れを楽しみます。

たっぷり2時間程浸かり、時刻は15時となりました。

19時まであと4時間しかありませんので、そろそろ仮眠をとりたいところですが、その前に・・・



【K1】屈斜路の空に、星を願ってツーリング(第2話)_e0159646_05160731.jpg

純米大吟醸 磨き4割5分に舌鼓を打つ。
最近お気に入りのこの越後桜純米大吟醸。先ほど行ってきたフクハラに売ってたので大喜びで買ってきて、氷で冷やしておりました☆
グラスもわざわざ買ってきました(笑)

【K1】屈斜路の空に、星を願ってツーリング(第2話)_e0159646_05151064.jpg

温泉上がりのポカポカ気分で廃人チェァーに腰を下ろし、目前に広がる屈斜路湖を眺めながらキンと冷やした純米大吟醸。
これ以上の幸せがありますか!!

40歳。この幸せを知ってしまった今、残りの40年にこれを超える幸せなど果たして訪れるでしょうか・・・?

【K1】屈斜路の空に、星を願ってツーリング(第2話)_e0159646_05221759.jpg

さてさて、空模様がだんだんアヤシクなってきました。大丈夫か?大丈夫か?星空は、大丈夫なのか?

この時点で、半分以上はもう楽しい気分に浸れていますが、やはりメインディッシュの星空を拝まないことには帰れません。
なんとか晴れてくれと祈りながら、ほろ酔い気分のまま寝袋に潜り込むのでした・・・



by tm144en | 2019-10-31 05:25 | BMW K1 | Comments(0)
2019年 10月 30日

【K1】屈斜路の空に、星を願ってツーリング(第1話)

【K1】屈斜路の空に、星を願ってツーリング(第1話)_e0159646_06174270.jpg

屈斜路湖までのルートは、高速を使ってまずは遠軽瀬戸瀬まで一気に走ります。そこから国道伝いに北見に入り、津別峠を経由して湖畔を目指します。

【K1】屈斜路の空に、星を願ってツーリング(第1話)_e0159646_06170387.jpg

比布ジャンクションにて。ここから終点の遠軽瀬戸瀬までは高規格道路ということで、いわゆる無料の高速道路になります。
阿寒経由より料金が安いので、こっちの方が良いですね。

【K1】屈斜路の空に、星を願ってツーリング(第1話)_e0159646_06170362.jpg

比布ジャンクションのトイレにこんなものがありました。

『無事カエル』

こういう心遣い、良いですね☆
先日事故を起こしたばかりの身の上なので、すがる様に1個頂きました。
ごそっと入ってるところからなんとなく掴み取ろうとしたら、ポロっと一つ落ちたのがあったので、なんか縁を感じてそいつを持ってカエルことに。


【K1】屈斜路の空に、星を願ってツーリング(第1話)_e0159646_06170357.jpg

なんか、憎たらしいヤツ(笑)

ハンドルの所のポーチに忍ばせます。


【K1】屈斜路の空に、星を願ってツーリング(第1話)_e0159646_06373770.jpg


7時に出発してから高速を240km程と、降りてから70km程を走って北見市内に入ります。時刻は10時。
出発の時は曇り空で、高速の途中では若干の雨にも当たりましたが、ここにきて青空が広がり気分も高揚してきます。

【K1】屈斜路の空に、星を願ってツーリング(第1話)_e0159646_06170442.jpg

コンビニのイートインで軽く食事を済ませます。
余談ですが、イートインで食べる時は、自己申告で消費税10%払うシステムが主流になってますが、ちゃんとそれ言う人いるんですかね?笑

食事を済ませたらガソリンを入れ、津別峠を目指します。

【K1】屈斜路の空に、星を願ってツーリング(第1話)_e0159646_06170459.jpg

津別峠の展望台より。
ここから眺める、屈斜路の絶景は最高ですよ!

【K1】屈斜路の空に、星を願ってツーリング(第1話)_e0159646_06170400.jpg

美しい!!
去年も来て同じ写真を上げてますが、今回の方がカメラの性能が良いので写りが綺麗ですね☆
いや〜、ここは本当に最高やで!

【K1】屈斜路の空に、星を願ってツーリング(第1話)_e0159646_06435266.jpg

向かうはここ、『和琴半島』です。ちょうどすぼまってる所に温泉とキャンプ場があります。

【K1】屈斜路の空に、星を願ってツーリング(第1話)_e0159646_06170523.jpg

屈斜路湖の反対側でそびえ立つのは、『雄阿寒岳』という阿寒湖の隣にある山です。一応活火山なのですが、雲がなんかソレっぽく写りました。

【K1】屈斜路の空に、星を願ってツーリング(第1話)_e0159646_06464924.jpg


さて、津別峠の絶景も堪能したので、ぼちぼち屈斜路湖に向かいますか♪

つづく〜


(訂正)

先日の記事で、散々『満天の星空』と連呼しておりましたが、正しい日本語の使い方ではないというご指摘が入り、ハッとしました。
正しくは『満天の星』ですね。
今回のツーリングのタイトルでは『屈斜路の空に、星を願って』にならないよう気をつけたのですが、満天の方はすっかり気にしてませんでした(笑)

でも、「ホシ」より『ホシゾラ」の方が響きが好きなんですよね〜。
『マンテン ノ ホシ』だとなんか語呂が悪くて好きになれない。『マンテン ノ ホシゾラ』の方が語呂がしっくりきます。『セイテン ノ ヘキレキ』みたいに。

『満天の星』に変わる言葉を探したのですが、なかなか良い言葉が見つかりません。

まてまて。

正しさにこだわるのは良いとして、じゃぁ『天空』はいったいなんなんだ!?
『天』も『空』も同じ意味だけど、『正しい言葉』として使われてますよね?

えぇ〜〜〜〜〜〜ズルい〜〜〜〜〜〜〜!!!!

そっちがそうなら、『満天の星空』だって良いじゃねーかー!




by tm144en | 2019-10-30 07:55 | BMW K1 | Comments(0)
2019年 10月 29日

屈斜路の空に、星を願ってツーリング

事の発端は昨年10月。K1でフラリと屈斜路湖に行ってキャンプをした夜のことでした。夜に目覚めてテントからふと空を見上げると、満天の星空に天の川が流れていたのです。
そのあまりの美しさに感動し写真に収めようと思ったのですが、その時持って行ってたカメラでは星空を写す事が出来ず、苦汁を飲んだのでした。

その後新しいカメラを買い、忘れられないあの光景を求めて何度も何度も走りましたが、あれ以降出会うことは出来なかったのです。

満天の星空を拝むためには、幾つかの条件を満たす必要があります。
まず、月の出ていない夜でなければなりません。夜に月が出ないと言っても、夜の始めだけ出ている場合や、夜の途中から出る場合もあります。そういう時より、夜の間中全く出ない時の方がより空が暗くなるので、見える星の数も増えます。
そして何より、空に雲があってはいけません。そう考えると、1ヶ月にそう何度もチャンスがあるわけではありませんし、まして私の場合日曜日限定ですのでなおさら。

そんな数少ないチャンスの中、奇しくも私の誕生日とその日が重なったのです。そう。10月27日。私の誕生日の日に、満天の星空を拝むための最高の条件が揃ったのです。
神様がくれた誕生日プレゼントは、この条件。あとは、私が行動さえすれば良いのです。

屈斜路の空に、星を願ってツーリング_e0159646_07575410.jpg

天気予報は晴れ。これは行くしかないでしょう!
山で草刈りなんかしてる場合ではありません(笑)

自分で自分に送る、最高の誕生日プレゼント。
私が北海道で一番好きな場所である屈斜路湖。いつ行っても、必ず私を優しく向かい入れてくれる屈斜路湖。そんな愛してやまない場所で、人生の折り返し地点である40歳を迎えるにあたって、満天の星空の下、前半の人生を振り返り、後半の人生を考える。これ以上ないシチュエーションではないでしょうか。

しかし、土曜日の仕事が長引き、出発の準備にも時間がかかり、なんとか出発出来たのが朝の7時になっていました。もちろん一睡もしていません。
屈斜路湖まで走り、温泉、テント張り、仮眠、食事、星空鑑賞、撤収、帰宅を24時間以内でこなさなければなりません。
そんなタイトスケジュールの今回の記念すべきツーリング。星空が見れなければなんの意味もないのですが、果たして・・・


by tm144en | 2019-10-29 08:16 | BMW K1 | Comments(3)
2019年 10月 26日

tm300FI ES EN

無限のトルク

300の『ソレ』は、間違いなく常軌を逸していた。

低速仕様のマップ2では、アクセルの開け始めから信じられない加速をし、あっという間に視界が後ろに流れた。速度が一体何キロ出ているのか、メーターを見ることすら許されない。
インジェクションの250とは明らかに下の太さが違う。アクセル開度と速度の伸び方のバランスが、完全に『イカれてる』。

まがいなりにも私は、フサベルの650に乗っていた経験がある。エンデュランサーの650だ。2スト300の2倍以上の排気量だから、理論上はフサベルの方がパワーがあると言って良いはずだ。
そんなフサベルの立ち上がり加速は圧巻で、どんなに下手くそなコーナーワークをしても、そのあとの直線で全て取り返せるほどのパワーを魅せてくれた。
また、レーサーではないが、チャレンジの650も同様のパワーを発揮し、ダートであっというまに150kmは出すことができる。
それ以外でも、アグスタやDB7のリッターマシンの加速感も十分に知っているが、それらの経験を経ても、300の立ち上がり加速は圧巻であった。

『伸びて』加速する250と、『押して』加速する300。

前から巨大な吸引機で吸い込まれる様に250のマップ1は加速していくが、300のマップ2は後ろからF1マシンで押されているかのような加速をしていく。

そして問題なのはマップ1である。
そう。300の『本来の姿』

これに関しては、もはや『計測不能』である。
速度が乗りすぎてギブアップしてアクセルを戻した私に、300は一言「まだ加速してないのに」と言ったのだった・・・

=========

’18の250は2ストロークマシンの限界を超え、『奇跡のマシン』として昇華していた。
インジェクション250は、マップ2の優しい仮面の下に般若の顔が隠されていた。
そしてインジェクション300。このマシンはまさに海より深い懐を持っている。

20年前の2スト300の様なじゃじゃ馬で扱えないのとは違い、この300は常軌を逸した加速の中にも扱いやすさを兼ね備えているのだ。
溢れんばかりのトルク感は、まるでトライアル車の様に丸太越えのフロントアップや轍を抜けだす方向転換などを容易にしてくれる。ハードエンデューロでは大変に活躍するであろう。

それほどのポテンシャルを秘めているのだから、手放しでインジェクション300を選びたい所であるが、残念ながら300はナンバーを取ることができない。
林道を走りつなぐような使い方ができないということである。

少年達の夢と希望を叶えたインジェクション2ストロークの完成系とも言えるマシンが、もう目の前に存在するというのに、ナンバーを取得することができないというジレンマと戦うことになるなんて・・・

クローズドで走らせるだけなら良いが、300のこのポテンシャルはそれだけでは勿体なさすぎる。この広い大地を駆け抜けることこそ真骨頂。

ただ、やはり300は速すぎる。一歩間違えれば、谷底へ真っ逆さまだ。
あまりの扱いやすさに敷居の低さを感じてしまうが、このマシンは間違いなく上級者向けである。

tmというマシンは、世界選手権を戦えるマシンであるにも関わらず、我々のような素人でも扱える素晴らしさをもっている。それは、強靭なブレーキとフレームがなせる技であるが、300に関してはそのマージンがかなり狭まっていると言える。

つまり、125から300まで同じ車格を持っているということは、125より300の方がシャシの持つ安全マージンが少ないということだ。
シャシはエンジンより常に速くなければならないが、300の場合ほとんど互角に近いと言えるかもしれない。かといって、これ以上車格を大きくすれば軽快さが失われる。

だからこそ、扱い手に委ねられる部分も多くなる。

そう考えると、普通の人が乗るのは250までがちょうど良いのではないかと思う。250ならまだ、シャシの速さに余裕を感じれる。
エンジンパフォーマンスに酔いしれ林道を爆走していても、その懐の深さに包み込まれていられるのだ。

ダートスポーツのインプレ記事で春木さんは300について、「300の豊かなフィールは別々の魅力がある」の一言で片付けていたが、そんなもんじゃない。
250を「速いマシン」と表現していたが、300の方が断然『速い』。250の方がまだ安心して乗れるくらいだ。

すんんません、眠たいんでこれでおわりますzzz...


by tm144en | 2019-10-26 08:35 | Comments(3)
2019年 10月 25日

【tm125EN】スピードセンサー修理

カロリー高めの記事が続いたので、ちょっと箸休めのネタを・・・・


【tm125EN】スピードセンサー修理_e0159646_03433499.jpg

スピードセンサーの配線が根元から切れてしまいました。おそらく、先日キャリパーを外した時に触ったのが直接の原因と考えられますが、経年劣化でビニールが硬くなっていたのでしょう。

純正部品で買うには、ブレーキホースとのアッセンブリなので、なんとかセンサーだけで直せないかやってみることに。
最初に考えたのは、安い自転車用のメーターを買って、それのセンサーを流用することでした。
しかし、センサーの形状が合いそうなのがなかなか見つけられず断念。なんとか本体を修理しなければならなくなりました。

【tm125EN】スピードセンサー修理_e0159646_03433510.jpg

センサーをよく観察してみると、どうやら分解できそうな気配・・・・

【tm125EN】スピードセンサー修理_e0159646_03433540.jpg

中味を取り出すことに成功!

【tm125EN】スピードセンサー修理_e0159646_03433554.jpg

この線が切れてしまっていたようです。

【tm125EN】スピードセンサー修理_e0159646_03433533.jpg

半田を溶かして古い線を外し、

【tm125EN】スピードセンサー修理_e0159646_03433653.jpg

新しい線を半田で固定。

【tm125EN】スピードセンサー修理_e0159646_03433627.jpg

再びケースに入れます。

【tm125EN】スピードセンサー修理_e0159646_03433662.jpg

仕上げに配線をテープで補強し、センサーの隙間をコーキングで埋めて完成☆

いや〜、一時はどうなるかと思いましたが、簡単な補修で直せてヨカッタヨカッタ♪
あとはこれがちゃんと作動するかどうかですね。


by tm144en | 2019-10-25 03:58 | tm125EN | Comments(0)
2019年 10月 24日

【tm250FI ES EN】インプレッション(後半)

試乗を終えた私の顔は、興奮で隠しきれない笑みで気が狂いそうになっていた。いや狂っていた。

「マップ2は低速仕様で、マップ1はtmの標準

そう。つまり、『マップ1』こそ本来の姿。『マップ2』は低速セクションを扱いやすくする為に、敢えてパワーを絞り下に振ったセッティングになっていたのだ。


『マップ1』こそまさに2スト、これぞ2ストという加速で、トラクションコントロールの効果も相まってマシンは前へ前へと進んでいった。
逆に、これほどの加速をするなら、最初に走った難コースだと崖から転落の危険性もあったかもしれない。それほどまでに理性を失いかねない加速だった。
もちろん、異次元のブレーキ性能とシャシ剛性、そしてサスペンションの働きがあるからこそ、そのとんでもないパワーは完璧に支配できるのだが、乗り手が狂ってしまってはどうしようもない。

tm250FI ES EN

このマシンの『マップ1』は、例えるなら機械式パワーバルブの出力特性に似ているように感じた。ドッカンとまではいかないが、唐突に加速していく様はまさに2ストならでは。思わず「きたきたきたきた!!」と叫び声をあげてしまう。

つまり、極めて高度なシステムであるインジェクションを装備した250のマップ1が、奇しくも古き良き機械式パワーバルブのような特性を生み出し、「2ストらしさ」を演出していたのだ。
最初の試乗で感じた物足りなさは、この一瞬で払拭されることとなる。

ただ、機械式パワーバルブのごとく、開け始めのトルク感はやや足りない。かといって、下に振ったマップ2にも蹴り上げる様なトルク感があるかと言えば、そうでもない。この点が今回インジェクションで気になった点だった。

「キャブとインジェクション、どっちが良いのか?」

下から滑らかに加速するキャブと、やや唐突に加速するインジェクション。キャブの完成度は極めて高く、扱いやすさも尋常ではない。パワー感も十二分に感じる。

しかし、インジェクションはキャブより燃費が良く、オイル消費も少なく、分離給油の手軽さがあり、ダラダラした走行でもマフラーからの白煙も皆無という、2ストのデメリットを全てクリアしている。これは大変魅力的な性能である。
出力特性の部分に関しても、今後インジェクションマップの変更で改良される可能性は十分ある。今の時代だから『アップデート』という形で、マップの書き換えもできるかもしれない。電子制御とは本来そういうものだろう。

そう考えると、インジェクションの方に分があるようにも思える。
インジェクションは間違いなく新時代の2ストロークであるし、可能性にも満ちている。ビモータが夢にみたインジェクション2ストローク。そのマシンが今現実のものとなり、サウンドを鳴り響かせているのだ。

2ストロークエンジンの可能性。電子制御パワーバルブを付け、キャブレター2ストロークもほぼ完成の域に達したと感じていたが、インジェクションというシステムを搭載したことでさらなる飛躍に期待が高まる。

敢えて2ストを選ぶ、夢追い少年達へのtmからのプレゼント。

インジェクション2ストロークには、そんな少年達の夢と希望で満ち溢れている








・・・・と思っていた。

300を乗るまでは・・・


by tm144en | 2019-10-24 09:29 | Comments(2)
2019年 10月 23日

【tm250FI ES EN】インプレッション(前半)

tmの良さは解っている。だから敢えて試乗などせずとも良い。
まして、’18の2T250を試乗させてもらったこともあるので、そこからプラスαして「まぁこれくらいだろう」という予想というか、期待はしていた。
新型ということもあり、必然的にそのハードルは高く設定されてしまうが、tmなら当然それを超えてくると。

しかし、私は『ハードル』のつもりでいたのだが、まさか種目が『棒高跳び』だったとは・・・・

tmの進化はまさに『棒高跳び』で私の予想を超えていたのである。


tm250FI ES EN

語尾は、「フューエルインジェクション・エレクトリックスターター・エンデューロ」の略。

セルモーター付きであるにも関わらず、私は気張ってキックでの始動を試みた。当然1発でエンジンは目覚める。チャンバーに打ち付ける衝撃波の音が甲高く鳴り響き、それが紛れも無く2ストロークエンジンであることを実感した。
インジェクションと聞き、よもや2ストロークサウンドが聞けないのではないかと心配したが、杞憂に終わった。

ギアをローに入れ、そろそろと走り出す。
試乗コースはなかなかの難セクションが続き、とても250のパワーを振り回して走れる様なレイアウトではなかったが、その分マシンの基本性能が徹底的に試されるコースだった。

試乗車はハンドルのポジションが私に合っていなかったので、こういった難コースを思い切りよく攻め込むことはできなかった。したがって今回、ハンドリング性能や前後サスペンションの動きといった部分を伺い知ることは難しかった。
よって必然的に私の興味は、そのエンジン特性に引かれることになる。

インジェクションの2スト。

そのエンジン特性は非常に扱いやすく、マイルドであった。アクセル操作に対し的確な量の燃料を噴射し、当たり前の様に加速する。
2ストをインジェクションにすることは難しいと言われていたはずだが、これほどまでに完成度の高い出力特性が表現できるとは、tm社の血のにじむ努力を感じざるを得ない。

しかし、その完成度の高さは、なにか物足りなさと同居していた。

そう。優等生過ぎるのだ。250ccの2ストロークにあるべき「パンチ力」が、まるで感じられない。
いや、アクセルを開ければパワーは発生するから、当然スピードはのる。だが、そうじゃない。「パンチ力」なのだ。

本来2ストロークエンジンが持つ『扱いにくさ』というものが徹底的に排除され丸くなってしまった感じ。例えるなら、米を徹底的に磨き上げて雑味を消して作られた純米大吟醸酒の様に、舌の上に広がるのは米の甘味だけ。
その、雑味の無い味を求めていたはずなのに、いざ無くなると物足りなく感じるという人間のわがままさというべきか。

とにかく、1本目を走り終えた私の顔に、興奮の笑みは浮かんでいなかった。

しばし休憩し、頭の中を整理した。

思っていたのと違う。これでは、’18の250に乗った時の感動に遠く及ばない。
電子制御パワーバルブとトラクションコントロールの装備によって、極めて扱いやすく、それでいて突き抜ける高揚感を与えてくれた’18の250は、まさに神のマシンというべき存在だった。

私が今回求めていたのはまさにそれで、扱いきれないパワーを操っているという官能。2ストの爆発するような加速感と、それを扱いきれる自信を与えてくれるマシン。

インジェクションの250は、良くも悪くも『とても乗りやすいマシン』という感想だった・・・


・・・・ある人の一言を聞くまでは・・・・





「いや〜、やっぱマップ1だな〜」


マップ1。

そう。今のtmにはスイッチひとつで燃料マッピングを変更できるようになっており、『マップ1』と『マップ2』の設定がある。
先ほど私が乗った時は『マップ2』であった。

「あ、そうか!マップ1試してなかったっス!」

私は再度インジェクション250に跨り、エンジンをかけた。スイッチが『マップ1』なのを確認し、クラッチをつなぐ。
今度は、先ほど走った難コースではなく、フラットダートを走ることにした。

さっき乗った感触がまだ色濃く残っているから、いくらマッピングを変更した所で、そこまで大きな変化はないだろう。そう思いアクセルを開けた。

一瞬のタイムラグを感じ、「おや?」と思った次の瞬間、そのマシンは空を翔んだ!!!

全身の血液が背中に張り付く様な、まるでタイムスリップをする瞬間の様な、けたたましく空を真一文字にカッ飛ぶ戦闘機の様に、そのマシンは狂った様に加速していったのだ!!

あまりの出来事に慌ててアクセルを戻したが、マシンが、tmが「開けろ」と促すから、いつしか私の右手は支配され、いつの間にかマシンはまた狂った様に加速していたのだった・・・・




by tm144en | 2019-10-23 05:58 | Comments(0)
2019年 10月 22日

【tm250FI ES EN】2ストローク1サイクルエンジン

そこにある幸せを「当たり前」と決めつけた瞬間、歯車は狂い始める

【tm250FI ES EN】2ストローク1サイクルエンジン_e0159646_05153152.jpg


オフロードマシンにとってインジェクションというシステムがベストな選択なのであれば、とうの昔に採用されていたはずである。そうではないから、今の今まで採用されなかったと言えるだろう。

時代は変わり、2ストロークエンジンに対する風当たりは年々強くなっている。本来であれば2008年が2ストロークエンジンの最期だという話もあったはずだし、日本ではモトクロスを除いてとうの昔に生産をしていない。

「2ストロークが好きだ!」
そう思うのは私だけではないはず。軽量ハイパワーなそのエンジンシステムのファンは世界中にたくさんいる。しかし、混合がめんどくさかったり、排気ガスで汚れたりするのが嫌で4ストに乗り換える人が多いのもまた事実だろう。
だが、2ストロークエンジンというのは、純粋に「走り」という面だけを見ればもっとも理にかなったシステムであり、4ストの及ぶ所ではないのは明白な事実である。

ただ、良いことばかりではない。2ストロークエンジンの最大の欠点は「オイルを一緒に燃やしている」ということに他ならない。したがって、環境が著しく汚されてしまう。だからこそ徐々に淘汰されてきたが、メーカーの苦心により、様々なハイテク装備によって今日に至るまでなんとかその命をつないできた。

だが、2ストロークマシンが本来持つ、生き生きとしたそのポテンシャルは、環境対策に反比例した形にならざるを得ないのは、避けられない事実でもある。極論を言えば環境を「汚す」ことがハイパワーレーシングマシンの宿命であるから、環境対策とはもはや牙を抜かれるも同然の行為なのである。

そんな中でも2017年に乗ったtm250は衝撃的だった。ガチガチに固められた規制のなかで、これほどまでに2ストロークマシンのポテンシャルを発揮し、なおかつ「らしさ」を失っていないというはもはや「奇跡」としか言いようがない。

しかし、時代はそれをも飲み込み、いよいよキャブレターの存続も危ぶまれてきた。2ストロークエンジンのインジェクション化である。インジェクション化することで、大きく環境に貢献出来るマシンにすることができるが、2ストロークエンジンをインジェクション化することが大変に難しいのは、ビモータの倒産でも物語っている。
具体的な話はさておき、キャブレターの代わりにインジェクターをつけて、はい、終わりでは済まされないのだ。そのインジェクション化自体が難しいことであるのに、もはやキャブレターと同様、もしくはそれ以上のポテンシャルを発揮させるなんてことは、尋常ならざることである。

まず我々は、この事実を受け入れなければならない。2ストロークエンジン。この存在が「当たり前」ではないことを・・・・


by tm144en | 2019-10-22 05:15 | Comments(0)
2019年 10月 21日

【tm250FI ES EN】試乗会

雨上がりの空に虹を見つけた試乗会の朝。

【tm250FI ES EN】試乗会_e0159646_01561048.jpg

「今日は良い日になる」。そんな期待で胸が膨らんだ。

【tm250FI ES EN】試乗会_e0159646_01584479.jpg

お目当はインジェクションの2T。分離給油のマシンがどんな感じなのかを体感しにきました。

その走りやいかに・・・?

・・・・と、その前に

新しいバイクを売るに当たって、お客さんに『試乗』してもらうのはある意味で当然のことかもしれません。乗りもしないで100万以上するものを買うというのは、普通はなかなか出来ることではないからです。

しかしながら、今回の試乗会に参加費用は一切ありませんでした。うえさかさんの粋な計らいと言ってしまえばそれまでですが、その一言で済ませられないものがあります。

なぜなら、バイクを走らせるということはガソリンは勿論、オイルも、タイヤも、はたまたバイクそのものも『消耗』させるということ。つまり『お金』がかかるのです。そして挙句の果てには洗車もしないで良いとくる。
国産トレールマシンならいざ知らず、ヨーロピアンレーシングマシンを走らせることが、どれだけお金を撒き散らす行為なのかは所有する人間なら痛いほど解っていることです。

にも関わらずタダで試乗させて頂き、さらには好き勝手に思う存分走らせ、おまけに『楽しい』思いまでさせてもらえる。日曜日、自分の腹を傷めずして最新鋭のエンデューロマシンで遊ぶのを許されたことは、大変に有難いことなのです。

それだけの負担を強いておきながら、「どら、ちょっくらオレサマがテストしてやる」なんて態度は大人として言語道断。別にへり下る必要はありませんが、紳士的な態度というのは必要なことでしょう。

そこにある幸せを『当たり前』と決めつけた時、歯車は狂い始めるのです・・・・


by tm144en | 2019-10-21 02:37 | tm125EN | Comments(3)
2019年 10月 20日

水分補給

林道走行するにあたって、水分補給は必須項目となります。山に入るのですから、飲料を携帯する事は非常に重要。

私の場合、tmで走る時それに該当するのですが、その飲み物にも少々のコダワリがあります。
ただ流して走るだけでもそこそこの体力を使い発汗しますが、やれ倒木だスタックだ等となれば、尋常じゃない汗の量になります。
効果的な水分補給をするには、ミネラルといった成分が必須な事は今でこそ常識ですが、ハードな運動をした時に補給することを考えるとそれだけでは心もとない。

そんなわけで、私がいつもキャメルバックに入れているのが、

水分補給_e0159646_21053924.jpeg

こちら。
トロフィーという粉を溶かすタイプのスポーツ飲料で、ツルハで普通に買える物です。
ポカリスウェットに比べ、アミノ酸とクエン酸が多く入っています。

例えば、温泉なので汗をかいただけの状態であれば、ポカリスウェットで充分ですが、スポーツで筋肉を使ったのであれば、アミノ酸とクエン酸が必要になってきます。
まず、破壊された筋肉を再構築するのに必要なのがアミノ酸、そして筋肉を使用したことで発生する乳酸を分解する為に必要なクエン酸。
この二つがあることで、運動後の疲労感や筋肉痛といった症状が段違いに改善されるのです。
初めてこれを飲んだ時に、筋肉痛の違いに驚いたのを今でも覚えています。
慣れてしまった今、その感動も希薄になってしまいましたが…

飲み方は、スティック1本が500ml用なので、2Lのキャメルバックに4本………と言いたい所なのですが、1本当たり100円くらいするモノなのでおいそれと入れることができません。
なので、2Lに2本だけ入れるようにしています。
若干薄まりますが、口当たりもあっさりするのでかえってこの方が良いような気もしてます。

走りながら随時補給することが重要なので、やはりキャメルバックが理想的です。私の場合、5分に一回一口が代謝に合った補給タイミングで、クローズドの周回レースなんかだと一周に一口くらいのペースでちょうど2時間で2L消費します。
林道ツーリング程度だとそこまで律儀には飲んでませんが、いずれにせよ「こまめな」補給をするようにしています。

ウーロン茶や緑茶などといったものや、糖分の多すぎるジュースの類、あるいは単なる水だけというのはスポーツ時の水分補給としてはあまり適しません。
なので最低でもスポーツドリンク、中でもポカリスウェットが一番優秀ですが、せっかく運動するのですからその後の効果も期待して今回のトロフィーなんかがオススメですね。






by tm144en | 2019-10-20 07:22 | Comments(0)