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2018年 07月 31日

【tm125EN】1週間ぶりの洗車

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さて、先週は完全に疲れ切ってましたので、洗車もしないでほったらかしのまま温泉に逃げ込んで死んでしまいました。
そしてその疲れを丸々1週間も引きずってしまったので、今週はどこにも走りに行かないでガレージでのんびりDAYを過ごしてました。

ということで、1週間ぶりの洗車。

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先週のどの段階かは判りませんが、自作ツールボックスが少し凹んでしまいました。まぁ、これくらいなら全然修復できるレベルですけどね。

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洗車で使用しているブラシはこの2種類。左のビン用ブラシを細かい隙間などに使い、右側のグリップのついたブラシを平面や隙間の大きい箇所に使います。
今まで数多くの洗車をしてきて、様々な道具を試してきましたが、この2本のブラシのセットはなかなか好調ですね。
片面だけのブラシの類は洗車には向いてないですね。この360度ブラシの物が使い勝手が良いです。ただ、時折顔に水しぶきが飛んで来ますけど(笑)


洗車が終わって、いつもの様に乾かすのに近所をひとっ走りしてきて思ったのですが、tm125ENはやっぱ良いですよ。
なにをいまさら(笑)な感じですが、いやいや、その『いまさら』なんです。

私のtm暦は、'08のtm144ENと今の'07tm125ENだけで、総走行時間も大したことはないのですが、それでもそこそこ乗ってはきました。
しかしながら、今やっと、tm125ENの素晴らしさを噛み締めているのでした。

シャシは、そのサスペンションの動きや走りに関しては、買った瞬間から良いと思っていました。しかし、144の時はプラグカブリにすごく悩まされていました。最初、フックスのオイルを使っていた時はそうでも無かったのですが、ベルレイに変えた途端にカブリが慢性化してしまったのです。
それでも、32:1を34:1位まで譲歩して、一人で林道を『カッ飛ばす』乗り方さえすれば、1走行でカブるということはなくなり、まぁ良かったと思ってました。

しかし今の125になってから、以前ほど『カッ飛ばす』乗り方をしなくとも、いやむしろ林道を探索するようなノロノロダラダラ乗る様なシーンが続いても、プラグに火が飛ばなくなるなんてことは殆ど無くなったのです。しかも32:1キッカリの混合比で、ジェットも標準です。

何が違うのか?

排気量意外に変わったことと言えば、『アクセルの開け方』

うえさかさんにアドバイスしていただいた、この『アクセルの開け方』さえ守っていれば、カブって火が飛ばなくなるなんてことは無いのです。
その方法は全然難しいものではなく、

『開け初めはゆっくり、戻す時はスパっと』

これだけ。
これ、144乗ってた時は完全に『真逆』だったんです。カブるのが嫌で、とにかくアクセルを無理にでも開けよう開けようとして乗ってましたね。

教えて頂いた最初の頃は、頭で解ってはいても、実際に出来てなくてカブらせたこともありましたが、ここ最近ではかなり無意識レベルで出来る様になっているのか、全くのカブり知らずです。

144の頃は、tmはかっ飛ばしマシンだから、探索とかノロノロ走るのには向いてない、というか出来ないって思っていたのですが、全然そんなことはなく、先週や先々週のような林道探索にむしろうってつけのマシンであるとさえ言えるのです。

なんか・・・・キツネにでもつままれているのでしょうか・・・?

とはいえ、サイレンサーからのオイルの『タレ』がまだあるので、まだ燃えきってない状態ではあるのだと思いますが、それでも全然カブり知らずです。
プラグだって毎回新品とかではなく、使い回しです。

アクセル開度1〜5%位の「グブグブグブグブ・・・」みたいな音の所が、パワーバンドの「パイイイイィィィィィン!」とは違うのですが、しっかりとトルクを感じることができて、登り坂でスタックしてるような時でも、しっかりとトラクションを感じることができるのです。

そしてなによりかにより・・・・

キモチイイ!!


by tm144en | 2018-07-31 04:05 | tm125EN | Comments(3)
2018年 07月 29日

【tm125EN】灰色の空に希望を(最終話)

さぁ!向かえに行くよ!!

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エネルギーを補給し終えた所で、早速次の行動に移る。愛機を向かえに行く為に。

時刻は15時。日没まではあと4時間ある。計算通りに行けば余裕があるが、何が起こるかわからない以上行動は早めに起こす必要がある。
実は、素っ裸でひっくり返っている時にここまでの行動を全て想定していた。あの時あの状態でマシンを動かすことは不可能だったが、エネルギーさえ補給すれば一人でもなんとか脱出できるはず。だったら、ということで一旦自分だけ下山したのだ。

これこそ真の『急がば回れ』である。

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車は、遭難場所から最寄りのゲートから入り、途中から歩いてきた場所を辿ることにした。
ちなみに、このゲート付近で釣りをしている人がいたので、あの時もしこちら側に来ていたとしても何とかなったと考えられる。
しかし、自分の不始末で赤の他人に助けを借りるなんてことはプライドが許さない。意識ある限り、自分の足で立ち上がり、自分の手で未来を掴みたい。

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先ほどのコンビニではエネルギーの補給だけに徹し、休憩という休憩は取らなかった。救出作戦の行動をなるべく早く起こしたかったからだ。
その代わり、林道を車でノロノロ運転することで、十分休息になっている。

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このあたりから徐々に険しくなってくる。
油断は禁物。ミイラ取りがミイラになっては話にならない。細心の注意をはらいながら車を進めた。

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先ほど歩いていた時に車が走れるかどうかを考えていたが、一番危ない箇所がこの地割れしている場所。もしここでタイヤを落としてしまったら、自力での脱出は不可能になってしまうだろう。再度徒歩で山を下り、今度はロードサービスを呼ぶハメになる。

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これ以上は進めないので、残り1kmは歩くことに。

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ブーツを長靴に変更しかなり身軽になったので、先ほどまでとはうってかわって軽快な私がそこにいた。
tm姫救出に向け、俄然テンションが上がる。

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冷静に考えれば、この先に進もうとすることがいかに危険か判りそうなものだが、『何か』にとらわれている状態の時はそれが見えなくなってしまう。
冷静であるように見えて、実は冷静さを失っていることがままあるのだ。
その『何か』の正体とは『好奇心』。「これを進めばどこかに抜けられそうだ」という好奇心は、時に冷静さを凌駕し我々を危険な場所へと誘う悪魔のような存在となる。


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20分程歩き、その姿が見えてきた。
さっきまで、ほんの4時間程前に山の中でもがき苦しんでいたというのは夢だったんじゃないのか?という気分だったが、遠くに見えたマシンの姿がそれが現実だったことを静かに物語っていた。

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まるで時間が止まっているかのようなこの場所を目の当たりにして、もしかして車を取りにいったことが夢だったんじゃないかと一瞬焦ったが、履いている長靴がそれが現実だったことを静かに物語っていた。

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また戻ってきた感慨にふける間も無く、まずは、持ってきたアクエリアス2リットルをキャメルバックに詰め替えた。さすがに2リットルは多いとは思うが、あの経験から飲み物は余すくらいあって丁度良いことを学んでいる。


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さぁ、最後の戦い。この鬱蒼とした笹薮から抜け出す。

進行方向に軽く登りになっていて、足元には丸太が点在。土質は湿って柔らかく、笹が進路を妨害する。まさに4重苦。
荷物は一旦そのままに、まずは身軽な格好のままマシンだけを上げることにした。

エンジンはこんな時でも一発で始動。どんな過酷な状況に置かれても、その揺るぎない信頼感は絶大だ。たった一人でこんな山奥にいて、心細くて崩れ落ちそうな状態にあっても、tmは私の心をしっかりと支えてくれていた。だからこそ、一度山から出てもまたすぐに救出に向かったし、一人でも大丈夫だと思えたのだ。
真のエンデューロマシンとは、こういった究極の状況でその真価が問われる。

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最悪の状態は脱した。
体力もそこそこに回復し、長靴で身軽になった状態ですら、マシンを押して上がるのは至難の技だった。

マシンを平坦な位置に停め、荷物を取りに戻る。
4時間前の汗が染み込んだままのプロテクター類をまた身にまとったが、その時とは顔つきが大分違っている。
灰色の空に見た希望の未来が、今そこにあった。諦めなかった現実が、今ここに。

残すはあと1km。まだ危険は多く残っている。ここで油断してはいけない。全集中力をマシン操作に注いだ・・・

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やっと・・・・やっとここまできた・・・・
もう少し。あと少しだ!

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マシンをしっかり固定し、準備は整った。
まだ終わりじゃない。最後の最後まで気を抜いてはいけない。この帰り道で、誤って崖に転落・・・などということになったら、なにもかも終わりになってしまう。

まだ、終わりじゃない!

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心なしかサンバー丸がたくましく見えた。こんな山奥まで来て、疲れ切った私とマシンを載せ着実に前へ進むその姿は、さながら航空母艦のようだった。
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日の入りまではまだ2時間もある。ゆっくり、ゆっくりでいいから、確実に。

そして・・・


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私たちの戦いは、終わった。


by tm144en | 2018-07-29 06:49 | tm125EN | Comments(7)
2018年 07月 28日

【tm125EN】灰色の空に希望を(第5話)

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プロテクターや荷物を置いてきて身軽になったとはいえ、片側2.6kgのオフロードブーツの『足かせ』は、私の体力を着実に削っていった。
しかし、ゆっくり歩く有酸素運動は体への負担が殆ど無いということを身をもって体感した。『疲労』は、気合いでなんとかなる。だが、先ほどのような、無酸素運動によって発生した乳酸は体にとってかなり危険なのだ。

曇り空の元、程よい気温は私に味方し、さながらハイキング気分だった。到底さっきまで瀕死の状態だった男が遭難さながらに林道を彷徨っているようには見えないだろう。

ただ、依然として脱水状態は続いている。唾液は殆ど出てこず、出たとしても白い泡のようなもので、ペッと吐き出すとフワフワと舞い落ちる。
唾液がこんな状態になったのも初めての体験だ。

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『急がば回れ』

これは、本当に大事な言葉だ。特に、瀕死の状態ならなおさら。

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地図を見ると、現在地から無駄に遠回りするルートになっていたので、矢印の方向にショートカットすることにした。
道は無く、笹薮を漕ぎ、川を渡らねばならないが、600m程短縮できる。消え入りそうな体力の私には、魅力的だった。

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そうして私は、この見るからに鬱蒼とした林の中に歩みを進めたのだった。
膝ほどの深さの川に飛び込み、ゆっくりと歩く。川の水は冷たく、歩き疲れた足を優しく包んだ。思わず飲みたい衝動に駆られたが、それだけは我慢した。

そして、少し歩いて、己の判断の愚かさを悔いた。
川を歩く事が、こんなにも体力を消耗することを・・・・そして、川から出ると今度は水浸しになったブーツが、さっきの倍の重さになってしまうことを・・・
もはや、両足に10キロの『足かせ』をつけているかのような状態だ。しかも、笹薮で非常に歩きにくく、足を必要以上に高く上げなければ歩みを進める事ができず、しかも、丸太や足に絡まる枝、柔らかい砂地と、健康な状態でも難儀するような場所だった。

そして『それ』は、再び私を襲った。急に目の前が緑色に染まり、手足が震えだしたのだ。

マズい!ヤバい!

しばらくその場で休み、大事には至らなかった。先ほどまで順調に歩いてきたことで勘違いしてしまったようだが、自分の体力はやはり限界ギリギリの状態にあることを再確認したのであった。

しかも、ショートカットの先は100m程の崖になっており、それを登った先が目当ての林道になっているようなので、ショートカットはハナから無理だったことに落胆した。

結局また元の場所まで戻り、ただ無駄に時間と体力を削ったばかりか、ブーツの重さを倍にするというペナルティーまで科せられてしまった。

『急がば回れ』

この言葉が、私の胸にしっかりと刻まれた・・・・

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11時40分頃から歩き始め、2時間程が経過した。もう少しで車のある場所まで到着しそうだった。
あと少しと自分を鼓舞する。
少しでもモチベーションを上げる為、到着したらまず真っ先にコンビニに行き、何を飲もうか呪文のように唱えながら歩いていた。

エナジードリンク・・・ウィダーインゼリー・・・キレートレモン・・・蕎麦・・・エナジードリンク・・・ウィダーインゼリー・・・キレートレモン・・・蕎麦・・・エナジードリンク・・・ウィダーインゼリー・・・キレートレモン・・・蕎麦・・・エナジードリンク・・・ウィダーインゼリー・・・キレートレモン・・・蕎麦・・・

そして・・・

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着いた〜〜〜〜〜!!!!

あああああああ。諦めなかった!頑張った!

よし、感動はそこそこにして、とりあえず先に、

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オアシス!

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ああああああ!

あああああああ!!

多分、胃腸が弱っているだろうからゆっくり摂取しなければいけない・・・とは思いつつも、もはや今の私を大脳ごときで制御することは不可能だった・・・

・・・

・・・

・・・







by tm144en | 2018-07-28 07:11 | tm125EN | Comments(0)
2018年 07月 27日

【tm125EN】灰色の空に希望を(第4話)

依然として手も足も動かない状況で、私は空を眺めていた。

灰色の空は、灼熱の太陽から私を守ってくれていた。

霧で濡れた笹薮は、火照った体を冷やしてくれた。


諦めなければ、未来はまだ続くかもしれない・・・


手と足が動かせなくても、体全体を使って体勢を変えることはできた。

とりあえず、頭が低い位置にあるのは問題なので、なんとか体育座りの体勢になって体調が回復するのを待った。


手も足も動かず半ば絶望的な状態ではあるが、意識だけはしっかりとしていた。意識が朦朧としていてもおかしく無い状況で、これは幸運だった。

ただ、過去の経験からヤバい状態の時は頭を高い位置にした方が良いというのを知っていたので、それが功を奏したとも言えるかもしれない。



したがって、割と冷静に状況を分析する事ができた。


まずは命を最優先にする為、バイクはこの場所に置いて自分だけ歩いて移動することにした。

今回のこの手足の痺れは、おそらく筋力を使ったことによって発生した乳酸によるものだと推定。したがって、これ以上の大きな力を使う作業は厳禁だと考えた。



ゆっくり歩くだけなら、なんとかなるかもしれない。


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遭難ポイントからスタート地点までは、最短の道を通っておよそ8km。

ゆっくり歩いても2時間程で到着できる計算だ。

既に飲み水は無い状態で2時間も歩くのは危険かもしれないが、幸い日差しは雲に遮られ気温もそれほど高くない。2時間位なら歩けるかもしれない。

というか、この場所にいても何も好転しないのだから、歩く他ないのだ。


もしくは、本来向かうはずだった北西の方向に向かえば、少しの距離で林道の外に出る事ができる。

だが、この地図の通りに進んでこの笹薮にいるので、地図に載っている道で最短で外に出られるという保証は無い。

少し遠回りをしても、スタート地点に戻るよりは早く外に出る事もできるが、その場所に何があるかは不明。

農家や山菜採りの車にでも遭遇すれば良いが、確証がない。

今のこの状態で確証の得られない行動は危険なので、距離は遠くとも、確実な行動を取る方を選んだ。


スタート地点に戻ろう!!


少しずつ体力が戻りつつある。手足の痺れも弱まってきた。なんとかなりそうだ!


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インナープロテクターとヘルメット、キャメルバックなど必要の無いものは全て置いていくことにした。少しでも身軽にした方がよい。


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非常に心苦しいが、マシンもここに置いていく。

出来れば、なんとかしてこの場所からマシンを脱出させたいが、一人で脱出させるにはかなり過酷な状態にある為、力任せにやってもしまた手足がしびれるような状態に陥ったら、今度はもう本当に終わってしまうかもしれない。


今、奇跡的に体力が回復したのだから、『確実な方法』を選択するのが賢明なのだ。


「いざ、歩かん!!」







by tm144en | 2018-07-27 06:12 | tm125EN | Comments(0)
2018年 07月 26日

【tm125EN】灰色の空に希望を(第3話)

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「ゼェ・・・ゼェ・・・ハァ・・・ハァ・・・」

深い笹薮の中で、身動きの取れなくなったマシンと格闘していた。


「ゼェ・・・ゼェ・・・ハァ・・・ハァ・・・」


どうして、胸の高さまで埋まるこの深い笹薮を先に進めると思ったのか。


「ゼェ・・・ゼェ・・・ハァ・・・ハァ・・・」


過去に経験していた。戻れない道を進んではいけない。絶対に・・・


「ゼェ・・・ゼェ・・・ハァ・・・ハァ・・・」


とにかく、マシンを方向転換させなければならない。しかし、傾斜がかって立てる範囲が1メートルもない場所で、マシンの向きを180度返るのは容易なことでは無かった。まして、こんな状況で・・・


「ゼェ・・・ゼェ・・・ハァ・・・ハァ・・・」


すでにキャメルバックのドリンクは空になっていた。『タイムリミット』が迫っていた。


「ゼェ・・・ゼェ・・・ハァ・・・ハァ・・・」


『死に物狂い』でマシンの向きを変え、なんとか来た道を戻れる体勢にはなった。


「ゼェ・・・ゼェ・・・ハァ・・・ハァ・・・」


だがしかし、もう限界である。少し休んだ方が良い・・・
笹薮に埋もれるようにして横になった。


「ゼェ・・・ゼェ・・・ハァ・・・ハァ・・・」


「ゼェ・・・ゼェ・・・ハァ・・・ハァ・・・」


「ゼェ・・・ゼェ・・・ハァ・・・ハァ・・・」


どうしたことか・・・・さっきから息が上がって、いっこうに治る気配がない・・・


「ゼェ・・・ゼェ・・・ハァ・・・ハァ・・・」


「ゼェ・・・ゼェ・・・ハァ・・・ハァ・・・」


まずい・・・横になるのはまずい・・・立っていた方が良い


「ゼェ・・・ゼェ・・・ハァ・・・ハァ・・・」


マシンを支えに、なんとか立ち上がった


「ゼェ・・・ゼェ・・・ハァ・・・ハァ・・・」


しかし、脳みそが下に落ちる感じがして、気がつけばマシンと重なって倒れていた。


「ハァ・・・ハァ・・・」


まずい・・・ガソリンのコックをOFFにしなきゃ・・・


「ハァ・・・ハァ・・・」


もう・・・マシンを起こすこともできない・・・


「ハァ・・・ハァ・・・」


あれ・・・


「ハァ・・・ハァ・・・」


やばい・・・


「ハァ・・・ハァ・・・」


手が・・・しびれてきた・・・腕が・・・しびれてる・・・


「ハァ・・・ハァ・・・」


まずい・・・これはまずい・・・


「ハァ・・・ハァ・・・」


とにかく急いで着てるものを脱がなければ・・・血流を・・・・確保・・・


「ハァ・・・ハァ・・・」


足も・・・やばい・・・下も脱がなきゃ・・・


「ハァ・・・ハァ・・・」


「ハァ・・・ハァ・・・」


「ハァ・・・ハァ・・・」


「ハァ・・・ハァ・・・」


過去、何度も体力の限界を体験してきたが、こんな状態になったのは初めてだった・・・


「ハァ・・・ハァ・・・」


腕が動かない。手が丸まったまま固まってしまった・・・
足も同様に、くの字のまま動かない・・・


「ハァ・・・ハァ・・・」


呼吸は治る様子もなく、視界は緑色に染まっていた・・・


「ハァ・・・ハァ・・・」


動けない。動かない。


「ハァ・・・ハァ・・・」


上下素っ裸になり、手も足もまともに動かせない私は、まるで産まれたばかりの赤子の様にただ横たわっていることしかできなかった・・・


「ハァ・・・ハァ・・・」


「ハァ・・・ハァ・・・」


過去、幾多の困難を乗り越え、体力の限界と戦い生還してきた。どんな時も、他人の助けなど借りなかった。


しかし、流石にこの状況はもうだめだ。自分一人でどうにかできる状態ではない。屈辱的で非常に情けないが、救援を呼ぶしか他に方法は無いだろう・・・


「ハァ・・・ハァ・・・」


一人で山に入って、無茶な事して、自力で脱出出来なくなって救援を呼ぶなんて、なんて情けない、なんて大馬鹿な野郎のすることか・・・情けない・・・情けない・・・


「ハァ・・・ハァ・・・」


だが、そんな心配は無用だった。携帯の電波は届かず、人の気配など皆無のその場所で、私には助けを呼ぶ手段など初めから存在していなかったのだ・・・





by tm144en | 2018-07-26 04:17 | tm125EN | Comments(2)
2018年 07月 25日

【tm125EN】灰色の空に希望を(第2話)

1時間程の休憩し、後半戦をスタートさせた。

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後半戦は、先週開拓したルートを再度辿り、途中諦めた所から先を目指すことに。
まずは例の川渡りポイント。既に邪魔な枝は伐採済みで、しかも一度通った道なので走行は至って容易である。

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なんかからまってはいるが。

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分岐点の確認。

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前回はここでスタート地点に戻る方向に進んだが、今回は新たなルートを開拓することに。

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前半戦に引き続き、倒木伐採がメインのルート開拓。

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わざわざ切らなくとも、かき分ければ通れなくもないが、

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どうもスッキリさせたいらしい。

だが、あまりにも伐採の方に力を注ぎ過ぎたのは良くなかった。ライディングの方が疎かになるからだ。
ただ平坦な場所を走るだけならまだしも、こういった獣道を走行するのであればある程度レベルの高い走行スキルが必要とされる。ずっと走り続けることで身のこなしがマシンと一体化し、走行スキルが上がっていくのだが、今回はまだだった。

まだ、だったのだ。

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不意に足元を救われて転倒。あまりにも一瞬の出来事だった。幸い、綺麗に受け身を取れたので体のどこにも異常はなかったが、意図しない転倒は精神的なショックが大きい。

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原因はこれだ。進行方向に対してやや斜めに転がっている丸太。茂みに隠れて視野に捉えきれていなかったのだ。この丸太にフロントがすくわれた、というわけだ。

ライディングが途切れ途切れになると、このように目が慣れてこないことによる転倒が発生する。
気をつけなければなるまい・・・・

と思った矢先に、

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またも倒木。しかも、かなりのヘビー級だ。
後半をスタートしてからこの時点でまだ1時間程しか経過していないが、既にスタミナは底をつきかけていた。前半の疲れが1時間の休憩で完全に回復するわけもなく、さらに倒木の連続。SAMURAIの威力は絶大で、思いのままにスパスパ切れるのだが、それが逆に私を苦しめたのかもしれない。

「切らないで諦める」

という選択肢が無かったのだ。なぜなら『切れる』から。

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「やるしかない!進むしかないんだ!!」

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細めの枝が四方八方にかなりの数があり、それらを剪定するだけもかなり大変な作業だったが、メインはこの大木。
力の向きを考えて下から切り込みを入れていくが、ノコが挟まれてしまった。

「違ったか・・・?」

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ならばと、上から切り始めるが、やはりノコが挟まれる。
角度を変えずとも、常に角を捉え続ける曲がり刃のSAMURAIであるはずなのに、この大木に対してはあらゆる角度から切り込みを入れる必要があった。

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やっとの思いで切断。ここまで15分かかってしまった。

しかし・・・

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このままではどうにもこうにもならない。切断はされたが、ビクともしないのだ。無駄に多い、四方八方に生えている枝のせいで、丸太が転がらないのだ。
一人ではどうにもならない。

こうなったら、

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こちら側も切るしか無い。ここまできたら、やるしかないんだ!

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合計20分以上かかって、なんとか開通させることが出来た。

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丸太は30センチ近い太さだった。SAMURAIの刃渡は40センチなので、ギリギリの太さだったと言える。

やっとの思いで道を開通させ、いざ先へ進もうとした所で、私の体力はもはや限界に達していた。
走るだけならできる。それはどんなに疲れていても造作も無いことだ。だが、また降りて何かをするのはもう無理かもしれない・・・

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と思った矢先。
こんな小枝の塊が、マシンの進行を妨げる。
まだ数メートルしか走っていないのに・・・

結んだばかりのSAMURAIを取り外し、細い枝を切って回る。もはや自分が何をしているのかも判断がつかなくなっていたのかもしれない。意識はまだしっかりとしているが、判断能力が著しく低下していたように思う。

危ない。

山では、常に精密で正確な判断が必要とされる。いい加減な行動は、即座に自分へ跳ね返る。

まるでルーティーンワークの様に、バイクを止め、ノコを出し、枝を切り、ノコをしまい、また走り出す・・・
何かを判断しての行動というよりは、ただ障害物を『切り拓く』。それだけの思考状態。

「あ!」

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転落。崖に転落した。

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落差は2メートル程だった。
不意にはじかれたマシンを制御する体力が残っておらず、暴れるマシンと共に崖へまっしぐら。運良くマシンだけが先に下に落ち、私は手前の木にぶつかったことで、マシンの下敷きにならずに済んだ。

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思わず笑ってしまった。自分の不運さを、もはや笑うことしか出来なかったのだ。
今まで何千キロも林道を走ってきたが、こんなことは初めてだった。まさか崖から転落するとは。これがもし落差数十メートルの崖だったら、どうなってただろうか・・・

不運というか、幸運というのか。

しかも、落ちた場所から先ほどの道に戻る為には、緩やかな傾斜を登って戻ることができたのだ。
これはもう幸運としか言いようがない。ラッキーだ。

だが、本当のラッキー者は、そもそも落ちないはずだが。

体はアチコチ痛い。全身にプロテクターをつけていたから、どこかを軽く打ち付けた程度で済んではいるが、疲労困憊の体にはこたえる。

さすがに意気消沈した。今日はもうやめよう。先ほどの転倒に続き、崖に転落と続いたのではもう私にマシンを操る体力が残っていないということだ。

・・・・だが、もう少し行けば、ルートが開拓されるはず・・・

もう少し・・・

もう少しだけ・・・

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気づいた時には深い笹薮に阻まれ、身動きが取れなくなっていた・・・


by tm144en | 2018-07-25 05:15 | tm125EN | Comments(0)
2018年 07月 24日

【tm125EN】灰色の空に希望を(第1話)

これは私が、九死に一生を得た真実の物語である・・・

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その日の早朝。楽しかった先週の思いを引きずりながら、またも同じマシンである山へと車を走らせた。

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北海道名物の熊出没看板。良くも悪くも見慣れてしまったせいで、あまり大きな危機感としては持っていないのが正直な所だ。仲間内で熊に遭遇した話は聞いたことがあるし、自身もバッタリとはいかないまでも走り去る姿や遠目に見たことくらいならあるのだが、だからと言って怖くて山に入れない・・・という程の思いにかられることも無いのが現実。

その最たる理由は、やはりバイクだからであろう。けたたましい排気音を轟かせながら走っているのだから、熊の方がびっくりして逃げていくので、バッタリ出会うということに普通はならない。危険なのは、人間側に『音』が無いこと。
だから、山歩きなどの時はラジオを鳴らしたり、仲間と会話をしたりして人間の存在を熊に『アピール』することが大事とされている。手負いの熊で人間に恨みをもっているなどの特殊な状態でなければ、その対策で基本的には大丈夫なのだ。

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そばに川が流れ、木々に囲まれたこの場所が最近のお気に入り。これから始まるライディングに向けての精神統一と平常心に一役買っている。
こういったことは、安全なライディングを心がける上で非常に重要だと考えている。比較的危険な事をしようとする時は、その前段階は可能な限り『いつもと同じ』にすることが大事なのだ。
例えばいつもと同じ時間、同じ場所、同じ食べ物、ブーツやグローブなど着用着は全て右からなど、自分の『ルール』を徹底し、いつもと違う行動はなるべくしないようにするのが望ましい。

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そしてこの日も、いつもと同じように出発の段取りが整った。
先週と違う所と言えば、雨が降っていなかったのでスタートは6時にすることが出来た。今回持ってきたガソリンは10リットル程。ゆっくり時間を使ったとしても、午前中には走り終わる予定である。

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SAMURAIは勿論搭載されている。前回よりも固定の紐の長さを短くし、着脱をしやすくした。ヤル気マンマンである。

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これも前回同様、紙の地図とiPhoneGPSのセット。このセットがかなり高性能であることが身をもって体感した。
地図に記したGPS座標は分岐点のみであるので、該当の分岐点以外で、iPhoneに表示された座標から地図上で正確に位置を知ることは出来ないが、いくつかの分岐点の座標からおおよその見当は立てられるので、バイクで林道を走る程度であればさしたる不便は無い。

さて、その地図を見ながら最初に向かった道は、

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前回諦めたこの場所。
このルートが開拓できれば、いつも走っている林道をショートカットできるので、何かと便利。

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倒木は谷に向かって斜めに倒れているので、フロントアップで越えようとして万が一フロントが取られてしまうと、そのまま谷へまっしぐら。ちょっと危険なセクションとなっている。
やはりここは安全を考えて、切断するのが望ましい。


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早々にヤル気マンマンである。朝の6時ころは、私にとっては体力のピーク時で、1日の内でもっとも元気な時間帯なのである。

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木を切る時は、その木にかかっている力の向きを考える必要がある。
例えばこの場合、下向きに力がかかっているので、下からの方が切りやすい。逆に上から切ると下方向への荷重で上側に閉じる力が働くので、ノコギリが挟まれて引けなくなってしまうのだ。

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楽勝。そして、楽しい!

さぁ、どんどん進もう!

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と、ものの数十メートル進んだ所で今度は崩落のポイント。

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脇に目をやると、通り抜けられそうな場所を見つけた。

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手前で横たわる木を切れば、浅い川から反対側に渡ることができる。

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ついでにその手前側にあるこの木も切ってしまう。これが無い方がマシンが通りやすい。

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開通。

文字通り、山を切り開いて先へと進んでいる感じが非常に楽しい。
元来、こういった木は切らないでテクニックで越えるのを美徳としていたのだが、失敗すると痛い思いをしたり、そうでなくても余計な体力を使うハメになるので、安全確実な方法が今は尊いと感じる。オフロード暦17年。それだけ歳をとったということか・・・いや、若い頃の様な『無鉄砲さ』が成長したと考えるべきか・・・とはいえやってることは全体的に考えれば『無鉄砲』に違いはないのだが。

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ところで、先ほどからチラホラと見かけるこの様な道があるのだが、だれか先人が走ったワダチなのだろうか?
しかし、どうもそうとは思えない。もしかすると、鹿の移動ルートなのでは無いか?
『鹿のワダチ』。これが案外良い場所を通っているので、こちらとしてもこの道を辿りたい衝動にかられるのだった。

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さて、先へ進むことまた数十メートル。今度はかなりの大木が横たわっていた。さすがにノコギリの直径を超えていたので切ることが出来ないが、下にスペースが空いているのでくぐって向こう側へと行くことができる。

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木をくぐった先には川が流れており、遠くへ目をやるとまだ先へと進めそうな場所がある。

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とはいえ、それはもはや『鹿のワダチ』。到底森林管理局が作った『林道』とは呼べない道である。

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朝霧の舞う中、私は地図を離れ、鹿に誘われるがままに山の奥へ奥へと進んでいった・・・

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進んでも進んでも、そこにあるのは獣道。まともな神経の持ち主であれば、とっくに引き返しているであろう・・・

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しかし、シートレールにくくりつけたSAMURAIと、tmというマシンが『進め!戦え!』と私の背中を押す・・・

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どう考えても、この先が目的の林道につながっているとは思えない。だが、もはや目的が『それ』では無くなっていた。

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「この道を進んだ先には、一体何があるのか?」

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この、私を突き動かす原動力の正体は『好奇心』。

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だが時として、それは危険と隣り合わせ。
深追いは厳禁。冒険家にとって引き返す『勇気』とは、『好奇心』よりも強く持たなければならない重要な心構えである。

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鹿の誘いから目を覚まし、一旦ベースポイントまで戻って来た時には時刻はもう8時になろうかとしていた。
バイクに乗るよりも、木を切ってる時間の方が長かったような気もするが、とても楽しい時間だった。

2時間という時間が経ちそこそこに体力を消耗したので、2リットル背負っていたキャメルバックのドリンクも、残りは半分以下となっていた。
後半戦を走るに当たって、前回はこのタイミングで新たにポカリスエットを1.5リットル補充したのだが、結局その時はそれには殆ど口をつけず大量に余してしまった。さすがに数時間の内に2リットル以上の水分補給は体が受け付けなかったのだ。
だから今回は、最初に持ってきた2リットルだけとし、その範囲で楽しむ分だけで収めようと考えた。

その判断が、のちに最悪の事態を招くとも知らずに・・・


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いつもは撮らない自撮り写真。

まさかこの写真が、あわや人生最後の写真になろうとは、この時の私は知る由もなかった・・・


by tm144en | 2018-07-24 05:23 | tm125EN | Comments(0)
2018年 07月 23日

だいちゃんガレージ10周年!!!

実は今年の11月で、当ブログ『だいちゃんガレージ』がめでたく10周年を迎えることとなりました!
これもひとえに、読者の皆様のお陰であります。ありがとうございました。
これからも拙く細々と続けて参りますので、お付き合いの程よろしくお願い致します。

さて、これまで数々の『伝説』が刻まれてきた『だいちゃんガレージ』ですが、今回新たに記念すべき10周年に相応しい史上最強の『伝説』が刻まれることになりました。

乞うご期待!!

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by tm144en | 2018-07-23 02:00 | Comments(0)
2018年 07月 21日

ゴーグル補修

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SCOTTのゴーグルなのですが、

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スポンジが加水分解して、ボロボロになってしまいました。
リペアのスポンジがあるのかもしれませんが、ちょっと思いついたことがあるので試してみることに・・・

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と、その前にまずはスポンジ剥がしから。これがなかなか大変でした・・・

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YOUTUBEを見ながらダラダラやっていたので、綺麗にするのに1時間30分かかってしまいました!

さて、このあとどうするかといいますと!!

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ザッツ SUKIMAテーーープ☆

これでやってみようと思ったのです。

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スポンジはEPDMの防水タイプで、低反発な手触りのタイプです。これを上手に貼っていきます。

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おおぉ♪いい感じじゃないっすか!?!?

ただちょっと、今回選んだ幅が15mmだったので、若干ボリューム感に欠ける感じになってしまいましたが、つけ心地は問題無かったので、今度の日曜日はこれで行ってみようと思います♪

いや〜、安く済んだね☆ゴーグルは結構高いからねぇ。

金欠はアイデアの母なり☆


by tm144en | 2018-07-21 06:26 | tm125EN | Comments(0)
2018年 07月 20日

【tm125EN】開拓林道ツーリング(余談)

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ガレージに戻り洗車に取り掛かります。

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例のツールボックス。
いやはや、これは本当に素晴らしい!!見た目にもシンプルで走行の邪魔にならず、重量バランスも最適。頻繁に工具を出し入れするにはやや面倒であるという側面もありますが、緊急時のお守り工具という観点で考えればこれ以上は無いですね。

倒木越えやステアケースなどで、激しく腹下をぶつけるようなシチュエーションでの強度はまだ確認していませんが(勿体無くてできない!)、中に入っているのは金属製の工具ですし、ケースが歪んだりはするかもしれませんが、装備不能になるような状態にまでは陥らないとは考えています。

ーーーーさて、ツールボックスの自画自賛も程々にしまして、気になる点を発見してしまいました。

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左側のフォークフルードがダダ漏れになっていたではありませんか!!
まぁ、実は出発前の時点でやや漏れの状態ではあったのですが、戻ってみたらもう末期的な漏れ様です。べっちょべっちょ。

こりゃシール交換・・・といきたい所ではあ・り・ま・す・が、おいそれとはいけない事情がありまして・・・
結論から言うとお金が無いという話なんですが、シール代だけで済むならまだなんとかなるんですが(それでも左右で1万位するだろうけど・・・)、そもそもフルード漏れの原因がインナーチューブの傷にあるので、再メッキの分でさらに32000円位はかかってしまいます。
傷は車両購入当時からのもので、まぁ10年越えのオフ車ですから当たり前っちゃ当たり前です。ただ、そんなに深い傷ではないので、シールだけ交換すればそれでしばらくは大丈夫だとは思いますが、どうせだったら、というヤツです。

で、そうなってくると、チェーンスプロケもそろそろ限界ですし、タイヤに関してはもうグリップしてませんし、ブレーキパッドもそろそろ・・・・って、なんやかんやで10万コースになっちゃいます。
しかも、今やりだしたら再メッキで2週間位九州に飛んじゃいますし、先日のライディングで火照ったカラダは次の休みにも走りたい病にかかってますし、正直呑気に整備する気に今はなれないのですよ。

というわけで、今年の冬に重整備をするとして、それまではtmの性能スポイルしてでもなんとかごまかしてでも乗りたい乗りたい乗りたい乗りたい乗りたい乗りたーーーーーーーい!!

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というわけなので、「アレ」をしてみようと思います。

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フォークスライダーとダストシールを外します。

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#1000のペーパーで、例の「アレ」をやってみました。

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応急処置後、インナーチューブとアウターチューブの間にフルードが行き渡る様にしてから、何度もストロークをさせてみましたが、なんということでしょう!!

バッチリ漏れが収まったではありませんか!!!

よし!これで戦える!これで戦えるんだ!!




by tm144en | 2018-07-20 05:32 | tm125EN | Comments(2)