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2019年 04月 09日

【tm125EN】キャブレター清掃&ホース交換

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キャブの清掃をしました。毎走行・・・までは行えてませんが、それなりにやってはいるので汚れも大したことはありません。
とはいえ、キャブの細い通路は微細な砂つぶですら多大な影響を及ぼしますから、泥まみれの砂まみれになって走るオフ車だったら毎走行清掃したってバチは当たらないハズ。
オイルをたっぷり染み込ませたエアフィルターを装着しているので、こちらのメンテナンスを怠っていなければ、そうそうキャブの方まで粉塵が舞い込んでくることはないでしょう。

余談

そもそも、このフィルターオイルを『たっぷり』染み込ませると教わったのもtmが初めてでした。
それまで、国産車のメンテナンス手引きやバイク屋さんの教えでは『うっすら』塗るのが基本でしたので、それを同じようにtmのフィルターに行ったら、間違いなくトラブルの元になるでしょうね。

そもそもこの見解の違いは、私の考える所では使用する『フィルター』の違いに寄るものではないかと思います。
通常の国産車の純正フィルターの場合、目が細かく密度の高いスポンジが使用されているので、塗布するフィルターオイルも『おまけ程度』という概念なのかもしれません。一般市販車なので、ライダーのマメなメンテナンスを前提としなくても、仮にオイルが乾いた状態になってしまっても十分な集塵能力が担保されたスポンジを使用している。

逆にtmは(及び外車レーサー系は殆どそうだと思いますが)、ツインエアー製のフィルターが使用されており、このスポンジは吸入効率を上げる為に目を荒くし(2層になっている)密度を低く作られているので、フィルターオイルが無い状態では集塵能力が低すぎると考えられるのです。
したがって、高粘性のオイルをたっぷり吸わせることで、その低い集塵能力を補っているのではないかと思うのです。
レーサーだからマメなメンテナンスが『当たり前』という概念ですね。

ツインエアー製のフィルターは、空気中のチリやゴミは複雑に入り組んだスポンジの隙間は通り抜けてしまうものの、スポンジ繊維に塗られたオイルにぶつかることで付着し、結果綺麗な空気だけがキャブレターに送られる。

逆に国産純正フィルターの場合は、その目の細かさによってスポンジの繊維そのものでゴミを『濾しとる』という、マスクと同じ原理ではないかと考えられます。
それが故、どうしても吸入効率が低くなってしまい、高出力マシンには向かなくなってしまうと言えるのでしょう。

私の仮説が多分に含まれてはいますが、こういった『国産車と外車(レーサー)の違い』を理解せずに『同じ整備』をしてしまっては、いわゆる「ガイシャはすぐ壊れる!」を地で行く運命になるのではないでしょうか・・・

ここまでが余談 笑


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今回ホースも新しいものに交換することにしました。経年劣化でカチカチになっていますし、内側も汚れていますので洗うより交換したほうが早いでしょう。

使用するホースは、ホームセンターに売っている普通の油用ホースにします。太さは5mmと4mm。
ガソリン用ではありませんが、ガソリンで溶けるという訳でもありませんのでこれで十分です。というか、おそらく同じ物が使用されていると思われます。

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既存と同じ状態になるようにしますが、下の長さがやや足りなかったので、その部分は長くします。

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大体の長さを図りながら、新しい方のホースを切断していきます。

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上に取り回してまとめられている所は、ヒシチューブを使用します。

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いい感じです。

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長さと位置関係は一応合わせてはいるのですが、いかんせんホースに『クセ』がついていないので画像のような有様・・・

あとは実際に車体に取り付けて、タイラップで固定しないことにはどうにもなりませんね。

このホースが新品になると、なんか『新車感』が出て良いですね☆


by tm144en | 2019-04-09 04:04 | tm125EN | Comments(4)
2019年 04月 06日

【tm125EN】リアサスペンション組立(諸作業)

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リアブレーキキャリパーの清掃及びフルードの交換をします。

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まずはマスターのエア抜き。エアは全く出てきませんでしたね。

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キャリパーのエア抜きは、マスターより高い位置で行いました。
このニッシンのキャリパーは片押しなので、ここまでやる必要はありませんが、過去の経験からどうしても「エアーを抜く時は高い位置から」というのがあるので、なんとなくこうしてしまいます。

以前乗っていたベータREV3のリアキャリパーが、分割式の対抗4ポッドだったのですが、その時はマスターより低い位置でエア抜きしても永遠に抜けてこない、という現象が起こりました。
バイク屋さんがそれで苦労していたので、私が「だったら」ということでマスターより高い位置で行うと「あっと」言う間にエアーが抜けてタッチが戻ったので、以来そういう手順でやるようになったのです。

ただこの時は、キャリパーを分解したという経緯があるので、そうでないならここまでやる必要はないかもしれませんね。

しかしながら、ブレーキのエア抜きをする際「エアーは上に溜まる」というのを理解してるか否かで、最終的なタッチの回復には差が出ると思います。
マスターで圧を掛け、キャリパーのブリーザーを「パッ」と開く事で、その吹き出す勢いにつられてエアーも排出させるというのが一般的なエアー抜きの概念ですが、キャリパーの構造やブリーザーの向きによってはなかなかエアーがつられて出てこないことがあるので、注意が必要です。

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ホイールベアリングのグリスも新しくしたい所ではありますが、外さないことにはなかなか出来ませんし、一回外したら基本的には再使用は不可ですから、ここは諦めます。
とはいえ、アクスルシャフトで回した手応えでは問題は無く、またここはダストシールもついてる場所なので、先日のチェーンガイドローラー程の過酷さは無いので、基本的にはノーメンテで大丈夫なベアリングではありますね。

なので、カラーとダストシールが擦れる部分のためのグリスを交換する作業だけにとどめます。

ちなみに、tmのここのベアリングははめ合いをキツくして強度を出しているので、ベアリングの内輪を指だけで回す事は殆ど出来ません。
RMXとかだと指でクルクル回せたので、それが『当たり前』だと思っていた私は、tmのこれを見て「おかしい!」と思った時もありました。

国産はシャフトと内輪を『しまりばめ』にし、tmはホイールと外輪を『しまりばめ』にしているという違い(だと思っている)なのですが、それを知らずに片方の正義をもう片方に押し付け批判するというのは本当に浅はかな行動だったとつくづく反省しています。(べつにtmにクレームを言ったわけではありませんが)

しかしながら、時に日本車の常識が外車の非常識だったりすることがあるので、『バイク屋さん』というだけで全て鵜呑みにするのではなく、「何を得意とする整備士か』という部分で判断し、それ以外の部分に関してはあまり耳を貸さないというのが、愛車を守る術なのだと私は考えています。

基本的に、バイク屋さんに悪い人は殆どいないと思いますが、己の知見を超えた部分は『否定』という形で話をする人もいるので、そういう人にあたってしまうと、せっかくの出会いのチャンスが潰されてしまうことにもなりかねません。

バイク屋さんにはバイク屋さんの事情がありますし、それを生業としている以上『利益』を出さなければなりませんから、その為には『自分に都合の良い方向』に客を誘導しなければいけない・・・という部分は致し方のないことだと思います。

だから決してバイク屋さんを悪く言ってるつもりはありませんし、そもそも良い悪いの話ですらありません。

ただ、ゴムと金属の集合体である『バイクにも』、一切の罪は無いという所をご理解いただきたいのが私の思う所なのです。
『バイクが悪い!』と感じたということは、その人に『バイクの知識が無い』ということの証明になるので、「〜〜が悪い!」という話を聞いたら「あぁ、知識が無いんだな〜」と思うことにしています。

と言うと、私がまるで全知全能の整備士かのような言い草に聞こえてしまいますが、そうではありません。
私が言いたい事は、

バイクは、人間が『なんらかの意図で』作り出した部品の集合体である

ということなのです。
つまり、バイクの『良い』『悪い』の原因には、なにかしらの『意図』があるからで、その意図を理解せずにバイクそのものを否定することが浅はかである、ということを言っているのです。

例えば、「tmは高い!ボッタくってる!」という短絡的な思考ではなく、「tmは高い!なぜならこんな造りをしているから!あ、だったらむしろ安いかも!?」みたいに、1歩2歩踏み込んだ考え方が重要なのです。

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なんでこんな話してんだ?笑


by tm144en | 2019-04-06 04:50 | tm125EN | Comments(0)
2019年 04月 05日

【tm125EN】チェーンガイドローラー清掃

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チェーンガイドローラーのベアリングの清掃及びグリスアップを行います。

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上下のローラーに2個ずつ、計4個が使用されており、泥水の影響をモロに受けて非常に劣化しやすいベアリングです。
このベアリングは、(大きめの)ホームセンターに普通に売ってるサイズなので、ゴムシールの物であればそれで十分だと思っています。あくまで『マメなメンテナンス』の方が重要ですね。

大体普通のレーサー系マシンならベアリングが使用されていると思いますが、安い系のマシンとかだとこういう所でコスト削減してカラーだけだったりするので、価格だけでマシン比べするのがいかにナンセンスかが解りますね。

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洗い油で綺麗に洗います。

この脱脂された状態で調子コイてベアリングを回転させすぎると、中のボールが急激に痛むので注意が必要です。特にエアーで乾燥させる時!!

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趣味は、綺麗に洗ったパーツをトレーに並べて写真撮影する事です。

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グリスはチキソ#0。ベアリングの適正量より多いとは知りつつも、多めに塗ってしまうサガ・・・
いやいや、それが人情ってもんでしょ。

でも、ボールベアリングで多く塗りすぎたグリスはモロに抵抗になってしまいますから、多けりゃ良いってことはありません。あくまで『適量』がベスト。

ちなみに密閉式ボールベアリングに充填するグリスの『適量』は、


補給量(g)=0.005×軸受外径(mm)×軸受幅(mm)

が目安となります。
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グリスが満量になると、温度上昇が倍になるんですねぇ。
この表からすると、3分の2が適量ということになりますね。

ま、ちなみに今回のベアリングは度重なる開封作業の為、シールのリップ部分の損傷も著しい事が予想されるので、水の侵入及びグリスの漏洩も甚だしいと考えられます。


その観点から考え、グリスの充填量も多めが良いという判断に至った次第であります。

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そんなこんなでガイドローラーの清掃が終了しました☆

安いベアリングなので、わざわざ清掃しないでひたすら新品に交換し続けるというのも『手』ではありますね。
下側の方が消耗が激しいので、上側のを下側に移動させ、新品を上側に取り付けるというローテーションが良いです。

ベアリングの回転が重いとチェーンの回転力に直に影響しますから、地味ですが重要なパーツの一つと言えますね。



by tm144en | 2019-04-05 02:10 | tm125EN | Comments(0)
2019年 04月 03日

【tm125EN】リアサスペンション組立(リンクロッド)

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さて、フレームにリンクとスイングアームを取り付けていくわけですが、その前にちょっと確認したいことがあります。

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例の錆びていたリンクロッドが接続している箇所。ここにリンクを取り付け、何か問題が無いかを点検することにします。


1〜2mm程ですが、アキシャル方向にズレがあります。リンクの他の部分も同様のズレはありますが、ここ程ではありません。

これをどう考えるか?

「ガタ」と言ってしまうのは早計で、何かしらの意図があるはずと私は考えます。
例えば、スイングアームにスラストの力が掛かる際のリンクの『逃げ』ではないだろうか?

あるいは、泥詰まりによって動きが悪くなるのを防止する為の『隙間』とも考えられる。

はたまた単純に、リンクロッドがフレームに擦らない為だけの理由かもしれない。

いずれにせよ、フレームに挟まれて固定されているカラーの上を、Oリングと共に左右に動くのだから、水が侵入しやすい状態であることは言えるでしょう。

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ともかく、この場所は泥詰まりが激しく、スプレーガンを強くあてがちになるので、今後は注意が必要ですね。
昨シーズンは、洗車後にひとっ走りして水気をトバした気になっていましたが、こんな隙間にひそんだ水が『ひとっ走り』で乾くわけは無かったのです。

ちなみに、#2のグリスを塗布したので・・・・


気温の低さも手伝って、動きはかなりスローモー。
保護性能は高いでしょうけど、スムーズさとのトレードオフですね。


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スイングアームを取り付け、ピボットシャフトを100N・mで固定。280N・mスケールのトルクレンチなので、締め付けも楽チンでした。
F4のリアホイール用に用意したトルクレンチでしたが、100N・mクラスの締め付けに重宝してます。
100N・mスケールのトルクレンチもあるのですが、リーチが短いので手が「プルプル」して、針も「プルプル」しちゃって読みづらいんですよね(笑)

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a......


by tm144en | 2019-04-03 06:47 | tm125EN | Comments(0)
2019年 04月 02日

【tm125EN】リアサスペンション組立(スイングアームピボットベアリング)

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リンクの方が終わりましたので、お次はスイングアームに取り掛かります。
スイングアームのピボットベアリングは汚れているだけでしたので、洗浄してグリスアップで完了。グリスは#2のチキソグリスにしました。

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グリスを塗った時、どうやら左右でベアリングの打ち込まれている高さに違いがあることに気がつきました。

取り付けられていたのですから然程問題があったわけではありませんが、打ち込みの浅い方はOリングがややはみ出てしまうので、こちらの方を修正することにします。
修正量は2mmです。

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プレスに定規をあてて、押し込む量を確認しながら行います。

拍子抜けする程、圧入の圧力が弱かったですね。「ガコッ」という音がすると思いましたが、なんの抵抗もなく滑った感じがしました。

そういえば、以前分解した時もOリングのハマりが甘かったのを思い出しましたが、その時にすぐこのことに気がつくべきでしたね。多分あの時は組み立てを急いでいたのでそのままスルーしてしまったのでしょう。

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ベアリングの圧入圧力がちょっと気になるものの、だからと言ってどうすることも出来ないのでこのままスルーすることにします。
「ま、並行輸入モンだから」ってことで納得(笑)

というわけで今週は、リアサスペンション後半戦で〜す♪


by tm144en | 2019-04-02 03:53 | tm125EN | Comments(0)
2019年 03月 29日

【tm125EN】リンクベアリング補修〜目的意識と行動の選択〜

それは『修理』と言うより、むしろ『応急処置』である。

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錆びの影響で表面がなだらかな状態では無くなってしまった、リンクのニードルベアリング。
ペーパーで磨くとなると骨の折れる作業であるし、なにより均一な仕上がりにすることができない。

そこで考え出した方法がこれである。

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なんと、ベアリングレース部分に塗られているのはグリースではなくコンパウンド。

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この状態でニードルを組み、回転させることで表面を磨こうというものである。

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ただし、コンパウンドと言っても仕上げに使う極細のペーストである。
ただでさえ痩せて外れ易くなってしまったニードルを、これ以上細くするわけにはいかない。それでいて表面を『均す』という、いわば相反する行為の妥協点が、この仕上げ用コンパウンドという選択となった。

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カラーにシャフトを通してボルトで固定。この状態で回転させることで、コンパウンドを塗られたニードルとレースが擦れ合わさり、表面が均されていくことを期待したい。

なお、錆びの発生が無かった反対側のベアリングにはグリースは塗布されている。

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始めは手でくるくると回していたが、別の方法を思いつく。

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ボール盤の回転を利用することにした。
これならば圧倒的に楽な作業となる。

最初は1分ほど回転させ、一旦外して中の様子を確認。削れ具合からざっとどれくらい回すかの見当をつけ、再度ボール盤で回転させる。

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数分か、10分には満たない位の時間で止めることにした。

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やり始める前と比べ、表面のうす汚れた感じはかなり改善された。
しかしながらクロームメッキに侵食し、凹んでしまっている部分に関しては今回の方法では改善させることは出来なかった。
ニードルピンの方も同様で、これ以上削っても改善の余地は無いと判断し、この状態で組み上げることとした。

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以前分解洗浄した際、#1のチキソグリスを塗布したのだが、今回は#2に変更することにした。
#1の方が作動性の軽さが期待出来るのだが、腐食の激しいベアリングの状態を考え、固めを選んだ。

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かくして、あるべきベアリングの作動性を復活させたtmのリンクリッド。
今回の作業は、あくまで『応急処置』という考えのもとで行った。
繰り返しになるが、今シーズンが終わった段階でこのマシンは全てバラバラにする。
オーリンズ+スチールフレームのこのマシンを、文字通り『あるべき姿』とする為に、徹底的な整備を施すつもりでいるのだ。

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その為にはなんとか、無事に今シーズンを走りきれることを願うばかりである。


by tm144en | 2019-03-29 04:57 | tm125EN | Comments(2)
2019年 03月 27日

【tm125EN】リンクベアリング補修〜邪道と言われても〜

さぁ、直していきます!

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まずは、固着して全くもってビクともしないニードルを、なんとか動くようにしなければなりません。見た所、どうやら錆びによるものではなく、ピンが斜めになって噛み込んでいる模様。

指やピックで容易に動く状態ではなかったので、ここは一か八かですが、

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ベアリングプーラーでニードルに圧をかけ、無理矢理回してみることにしました。これで駄目になってしまうようであれば、諦めてベアリングを交換します。

圧をかけて(拡げて)、レンチで結構な力を入れてもすぐに回るようなことはありませんでしたが、小刻みに少しずつ動かしていって・・・・

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なんとか壊すことなく、ニードルピンを取り出すことに成功しました。
まぁ、ニードルピンが外れてきてしまう時点で『アウト』ではあるのですが・・・

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ニードルの数は全部で32本。その1本1本を入念に点検していきましたが、錆びの影響はあるものの、まだなんとか使えそうな状態ではありました。これが完全に折れていたり、欠けていたりすれば無念でしたが、そこまでにはなっていなくて一安心。

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ひとまず、パーツクリーナーで全て綺麗に洗浄。あとはグリスを塗って組み付け・・・・といきたい所ですが、もう一手間掛けます。
ニードルピンもハウジングも、錆びによる腐食で表面がなだらかになっていません。これをなんとか、せめて平滑な状態にまでもっていければ、そこそこ良い状態で作動してくれるはず。

しかし、ペーパーで磨くのはかなりの労力ですし、仮にそれを乗り越えたとしても、このサイズのピンの真円を意識しながらペーパーで磨くのはやはり不可能に等しい。

画期的な機械など無いだいちゃんガレージで、果たして一体どのようにして磨けば良いのでしょうか・・・・


by tm144en | 2019-03-27 08:08 | tm125EN | Comments(0)
2019年 03月 26日

【tm125EN】リンクベアリング補修

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さて、リンクベアリングの1箇所が錆びていた件。外装などと違い、ベアリングに錆びが発生したということであれば、即座に新品に交換するのが最善の策であるのは言うまでも無い。
ただ、前後サスペンションに使用されるベアリングの総数は、ホイールベアリングも含め18個にのぼる。その中の『たった一個だけ』を交換するというのは、あまりにもバランスの悪いことだとは考えられないだろうか?

もちろん、錆びたベアリングが付いているのは論外で、『それに比べれば』1箇所だけ新品でも『マシ』とは言える。
しかし、街乗りバンバンならいざ知らず、最高峰エンデュランサーと名高いtmの、絶妙にバランスされたそのシャシーを『マシ』の一言で整備してしまうのはいかがなものだろうか?

レベルの高いマシンには、やはりレベルの高い整備が必要であって、低いレベルの整備を施せば、マシンのポテンシャルもスポイルされてしまうのは当然の結果と言えよう。

tmの『あの』走波性能は、これら18個のベアリングの『妙』によって表現されていると言っても過言ではないはず。
であるならば、サスペンションベアリングは18個揃って一心同体。18個で1個の『サスペンションベアリング』という存在なのだと私は思うのです。
つまり、マシン整備で重要なのは『バランス』を考えること。

勿論、究極の考えを持てば、スイングアームやフレームに潜むであろう金属疲労の部分、ダンパーロッドやフォークチューブの磨耗による作動性の変化など、考慮しなければならない要素はいくらでもある。それらすべてを『バランス』させるとなると、もはや新車を1シーズン乗って捨てるというやり方に行き着いてしまいかねない。
それではあまりに豪快すぎるので、『せめてもの妥協点』として18個同時交換というのが折り合いの良いところではないだろうか。

しかも、新車が必ずしも『最高』とは限らず、ある程度アタリが付いた物の方が新車の状態よりも良いパフォーマンスを発揮することは事実としてあることを考えると、もはや何をどうしたら良いのか頭が混乱してしまう。

したがって、マシン整備においては、乗り手の意志や経済状況などを鑑みて、各々が妥協点を見つけ、それに見合った整備を行う。
そして、それで得られた結果は自己責任で受け止め、あくまで『個体』としてのマシンとなる。
要するに『tm feat.だいちゃん』であり、もはや純正『tm』では無いのである。


ーーーーーーーとまぁ、ベアリング1個から妄想が膨らみ、もはや哲学的な境地にまで思考が飛んでいってしまいましたが、結果的には今回このベアリングを修繕して再利用するということにしました。



え!?交換しないのかよ!?

と思われるでしょうが、先日も申しましたように来年にでも徹底的に整備するつもりでいるので、今回は走行に支障がでないレベルを見極めて最低限の整備で済ませることにします。
したがって、もはやtmのポテンシャルは発揮されないことは承知の上ですが、それは自分で許容したことなので問題はありません。


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さて、錆びで固着しているかと思われた該当箇所のベアリングですが、よくよく観察してみるとどうやらニードルが斜めに噛み込んで動かなくなっているように見えました。
ニードルが痩せて外れてしまうようでは、このベアリングの寿命と言えるのですが、とりあえず足搔いてみます。

どうなることやら・・・・


by tm144en | 2019-03-26 07:32 | tm125EN | Comments(2)
2019年 03月 22日

【tm125EN】乗り出し整備はじめました

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シートレール無い状態の姿が結構好きなのです。
始めてその衝撃を知ったのは、ずーっと昔に見たベルティーマーティーのリンクレスのリアショック丸出しの画像でした(たしか、モトマタドールさんのHPだったか?)。

そんな後ろ姿にハァハァしていると・・・

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スプリング部分やサブタンク部分の擦れが目に付きます。

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エアクリーナーのゴムのダクトと擦れている部分ですね。以前から気にはなっていたのですが、いかんせんクリアランスがキチキチなので仕方がありません。穴が空きそうになってきたら、コーキングでも詰めとけば大丈夫でしょう(笑)




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リアサスペンションを外しました。あ〜〜カッケーなぁ〜♪

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キャブの接着剤で固定したヤツですが、しっかり固定されて問題は無さそうですね。耐ガソリンをうたっている接着剤ではありませんでしたが、大丈夫そうです。

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外されたサスペンション達。

余談
『サスペンション』とは、ダンパー、スプリング、スイングアーム、リンクの全てを含む意味になります。つまり、タイヤと車体の間にあるもの全てを指して『サスペンション』と呼びます。


今回の乗り出し整備ですが、『一応』今の所はこのリアサスペンションのメンテナンスにとどめておく『つもり』です。多分、今シーズンが終わったらしばらく乗らなくなると思うので(?)、その時全バラして徹底的にやってやろうかと企んでいます。
じゃないと、今から『徹底的』をやり始めると、いつものパターン的に今シーズンは乗れなくなってしまいますので、今回は整備箇所も限定的にしていきます。

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外したパーツを、まずは泥落としから。洗車だけでは落としきれない泥が、次から次からこぼれてきます。
この辺を綺麗にしようと必要以上に高圧スプレーを当て続けるのは、シール類を痛めることになる場合があるので、洗車での泥落としはある程度にとどめます。

外したパーツの汚れ落としには、スプレー式の潤滑剤とタオル。それと綿棒の3セット。油汚れも混ざっていて、水洗いだけではいまいち綺麗に落としきれないので、この方法が一番です。
パーツクリーナーだと乾くのが早すぎて作業がしづらいですし、シール類にもあまりよろしく無い。
潤滑スプレーであればうっすら残る油膜が保護膜になってくれるので、サビや腐食に悩まされる心配が軽減します。そしてなにより、作業性が良い!
単なる汚れ落としとしての利用なので、ホームセンターの安物で十分。お財布にも優しいです。

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続いてリアショック。

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う゛っ
なにやらいや〜な滲みが・・・・

いやいや。これは多分、洗車のあとに吹き付けたシリコンスプレーだろう・・・

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う〜ん・・・・

2017年にO/Hして、その時にシール類全部交換してロッドも再メッキかけてるので、それでフルードが滲むんだったら私の組み付けが失敗してる可能性が無きにしも非ず・・・

いや、これはフルードじゃない!組み付けグリスのはみ出たヤツだ!

きっとそうだ・・・

今回綺麗にすれば、もう滲んでこないはず・・・・

いやいや、そもそも滲んで何が悪い!?滲んでるってことは、フルードがちゃんと入ってるというなによりの証拠!

それに、むしろ滲んでるくらいの方が、シールの締め付けがギリギリに抑えられているということだから、それだけロッドの滑りが滑らかだって言えるのでは!?

滲まないロッドは動きが悪いロッド・・・なのでは!?

すげーそんな気がする・・・

ーーーーーーーダンパーの効きは申し分なし。『抜けてる』という状態にはなっていません。圧の計測は、ちょっとめんどくさかったので未計測。


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リンクがヤバいことに!
フレームに取り付ける部分のベアリングが錆びてました(涙)
ここも2017年にしっかりグリス塗ってたんですが。しかも、お得意のチキソグリス。チキソグリス塗った箇所でサビが発生したのは、おそらくこれが始めてですね。ちょっとショックです。

・・・・ショックだけに!?

ッテカーーーーーーーーーーーー!!

って、ショックぢゃねーーーし!!リンクだし!!

サスペンションだけに、ションボリ・・・・テカーーーーーーーーーー!!

それはそうとまぁ、元が新品だった訳ではありませんし、Oリングは再利用してますし、場所的にかなり過酷な場所ですし、昨シーズンは結構乗ったし、シーズン終わりの洗車してから放ったらかしでしたし・・・・

だから気になっていたのですが、予想的中でした。

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他の箇所は、グリスが真っ黒になってはいるものの、錆びの発生はありませんでしたので、とりあえず一安心。

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さーて、どこまでやろーかなー・・・


by tm144en | 2019-03-22 09:21 | tm125EN | Comments(2)
2019年 03月 08日

【tm125EN】乗り出し整備覚書

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さてさて、そろそろtm姫の乗り出し整備のことも考えて行かなければいけないのですが、昨シーズン乗り納めてから一体何がどういう状態になっていたのかは忘却の彼方。

とりあえず思い出せる範囲で書き残しておくことにします。

====================

1)リンクベアリンググリスアップ
これは、まぁ、そうでしょう。

2)フォークインナーチューブ再メッキ
今思い出して、汗かいてます(笑)

3)ミッションオイル交換
これも、いつものヤツ。

4)ステムベアリンググリスアップ
これは、優先度はかなり低いかな。

5)エンジン異音確認
実は昨シーズンの最後、なにやらエンジンから異音のようなものが聞こえて気になっていました。考え様によっては、ウォーターポンプかミッションベアリング辺りが回っているだけの音のような気もするのですが、だったら最初からその音に気づくはず。
改めてチェックする必要がありそうです。

6)電装系整備
アチコチ点かなくなっているので、それらを要整備です。

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今シーズンも、悔いを残すことなく走りまくれるよう今の内にしっかりと整備しておく必要がありますね。

多分、今シーズンで125は乗り納めになると思われ・・・・?・・・・?・・・・?



by tm144en | 2019-03-08 05:09 | tm125EN | Comments(0)