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2020年 02月 08日

目の錯覚

本日は目の錯覚のお話。


まずは、下の図をご覧ください。




目の錯覚_e0159646_07375725.jpg

これは有名な目の錯覚の図で、誰しも一度はご覧になったことがあると思います。
上下とも同じ長さの線ですが、両端の形の違いがあることで上の線の方が長く見えるように『錯覚』してしまいます。

つい先日、たまたまこの図を目にした時に、いったいどれ位の割合を『錯覚』しているのか気になったので、今回パソコンで正確に作画して比較検討してみることにしました。


長く見えている上の線を、10%ずつ短くしていきます。


目の錯覚_e0159646_07435153.jpg


まずは90%。下の線の長さよりも10%短くして中心の位置は合わせています。
まだ上の方が長く見えると思います。


目の錯覚_e0159646_07450634.jpg

次に80%
個人差もあるかもしれませんが、私にはまだギリギリ上の方が長いように見えますね。



目の錯覚_e0159646_07460087.jpg


70%。
ここまでくると、上の方が短く見えてるのではないでしょうか?


ではちょっとだけ長くして、

目の錯覚_e0159646_07473071.jpg


75%。
私の目では、これで上下がほとんど同じ長さに見える様になりました。


目の錯覚_e0159646_07483193.jpg

両端の線を外すと一目瞭然。これだけの差を『錯覚』させられていたとは驚きです。その差25%!

ただし、両端の線の角度や長さ、また上下の線の離し具合や線の太さ、果ては色の違いなどによっても『錯覚』の割合は変わってくると思いますので、今回の検証結果はあくまで『今回の条件』でのみの話になります。

それ以外の要素での比較検討は・・・・またいつの日か(笑



by tm144en | 2020-02-08 07:53 | Comments(0)
2020年 01月 12日

ボーリング

今週はちょっと忙しくしておりまして、全然記事の更新ができませんでした。
というのは仕事が忙しかったのではなく・・・そう。

ボーリング

してたんです(笑)

水曜日から毎日、仕事が終わってからいそいそとボーリング場に一人で出かけていたのです。
なんでまたボーリングなのかと言いますと、本日ドカ札さん主催の新春ボーリング大会があるので、それに向けての特訓ということになります。
まぁ実際、バイク屋さん主催のボーリング大会でそんなにムキになる必要もないので、例年は事前特訓もすることなく参加していました。

私がボーリングをするのは、このドカ札さんのだけなので、要するに1年に一回しかしません。したがって、ヘタクソなのです。100本倒すのもやっとって感じで、過去最高が子供の頃にマグレで出した156本のみ。

そんな感じではあるのですが、別に人より下手でも全く気にしないので「まぁいいや」と思っていました。

しかし、みんなでボーリングを楽しんでいる時に、80本そこそこのなんともコメントしずらい成績だと、場がしらけちゃうということに今更ながら気がついたのです。

そこで一念発起。今年は「ホンキ」を出すことにしたのです。

とはいえ、立ち上がったのは水曜日のことで、残された日数は5日しかありません。
そこから出来ることなどたかが知れてます。

そんな状態ですので、作戦としては徹底して「ストレート」に磨きをかける。これ1本に絞ります。
ボーリングでストライクを出すためには、カーブを投げて「ポケット」と呼ばれる1番と3番ピンの間を狙うのがセオリーですが、今からそんなことをマスターなど出来ません。
しかし、「ストレート」さえ投げることができれば、スペアの確率が断然上がりますし、マグレ当たりのストライクも何度か出れば、180本くらいなら視野に入ってきます。

というわけで、バイクも同様。基本は「姿勢」からですので、YouTubeやネットの解説でプロの方のアドバイスを学び、短期間で徹底的に体に叩き込みました。

水曜日に5ゲーム、木曜日は9ゲーム、そして金曜日に12ゲームを投げ込み、何度も何度も反復練習をした結果・・・・


親指の爪が剥がれかかってしまいました(笑)

イタイ・・・




by tm144en | 2020-01-12 11:20 | Comments(0)
2020年 01月 09日

ガレージ水周り整理整頓完結

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これ以上、貴重な休日を潰すわけにはいかないので、平日の内に水周りの整理整頓を終わらせました。
かなりゴチャついていた水周りでしたが、まぁまぁ整頓されたように感じます。
なにより、横に置いてあったメタルラックを無くすことができたのが良かったです。というのも、出入り口のすぐ横だったので、tmやシェル子を出す時に邪魔になっていたんですよね。
オフ車ならわざわざシャッターを開けなくても、人間用のドアから出すことができるのでそっちの方が楽なのです。それに、シャッター前にk1や姫を置いているので、なおさら。

とはいえ、今は出すことはないので、その代わりジェットヒーターを鎮座させてますが(笑)

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ブラシ類はカラーボックスにぶら下げました。
カラーボックスはメタルラックより強度は劣りますが、いろいろ改造して使うことができるのでこっちの方が便利が良いですね。
メタルラックは、重たい大きい物やコンテナボックスに分けた物を置いておく場合には便利ですが、こういった小物をしまうと隙間に落ちたり、倒れたり、横から落ちたりするので向いてません。
ぶら下げ系は、S字フックなどを利用すればできますが、カラーボックスなら釘やネジで同じことができますし、その方が安定しているのでコスパが良いですね。

ガレージ水周り整理整頓完結_e0159646_08260987.jpg

メタルラックをよけてジェットヒーターを置けたことで、作業スペースを広げることができましたし、水周りも整頓されて大変快適になりました☆






広〜〜いガレージのほんの一角ですが・・・・


by tm144en | 2020-01-09 08:28 | Comments(2)
2020年 01月 07日

除雪・ヒーターグローブ・ガレージ整理

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近年まれに見る雪の少ない年越しでありましたが、お天道様も思い出したのか、ここ数日でドサッと積もりました。
2020雪かき戦争の始まりです。

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そして、ようやくここにきてヒーターグローブの性能を試すことができました。
気温はマイナス11°C。3時間程の除雪作業でしたが、『中』の温度設定でとても快適に作業することができました。
血流が滞ってしまい、通常の防寒グローブでは寒さをしのぐことの出来なくなってしまった右の人差し指と中指ですが、このホーマックヒーターグローブのおかげで快適な雪かきが約束されましたね。

ただ敢えて言うとするならば、グローブ内に仕込まれている熱線が微妙に違和感があり、ちょっと気になりますね。痛いというかイズいというか。
まぁ、手に馴染めばそのうち気にならなくなるかもしれませんし、作業に支障が出るほどでもないので今の所は問題はないです。
あとはバッテリーの寿命とグローブの耐久性ですね。

ーーーーーさて、雪かきを終えていざバイク整備でもしようか・・・・・と思ったのですが、雑然としているガレージを見て作業意欲がわかず、急遽ガレージ整理の日に変更しました。

基本的に作業に夢中になっていると、どんどんガレージ内は散らかっていってしまうので、こうやって定期的に整理整頓模様替えを行う必要があるのです。
作業に集中しているときは、使ったものをきちんと戻すとか、そういう思考回路は働いていないので、どうしても散らかってしまうんですよね。
毎回、作業が終わったら片付ける、という風にすれば良いんでしょうけど、いつも時間ギリギリまでやるのでなかなかそうもいきません。

と、言い訳をひとしきり述べた所で本題。

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今回の課題はこの水周りスペース。
以前作った自作流し台周りと、その隣の棚です。
洗剤やらブラシやらジョッキやらカップやら漏斗やら油さしなんやらかんやら、なんとも言えない細々としたもので散らかっています。色んな作業をする中でなんかかんか必要になるんですよね〜。

というわけで、まずは水周り。
ポリ缶に入れた水で手を洗ったりするのですが、使い勝手が悪かったわけでは無いのですが少しレベルアップさせます。

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ポリ缶専用の棚を作り、そこからホースをのばして使えるようにしました。

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ポリ缶の口の部分に、それようの蛇口を取り付けてそこにホースを継ぎ足した形になっています。

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一旦物を全てどけて、必要な物の優先順位を考えながら少しずつ整理していきました。

が、まだこれで完成ではありません。

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なんかまだごちゃごちゃしたものがいっぱいあります(笑)
たまに使うもの、あれば使うもの、いつか使うもの、何かに使えるかもしれないもの。そういった物の整理整頓が難しいんですよねぇ〜・・・

物は、あればあった分だけ新たな発想やアイデアにつながるので、余程のゴミで無い限り基本的に『捨てる』ということをしないんですよね。
それでもたまに「えいや〜!」って捨てたりしますが、そういう時に限って後々「あ!!失敗した!!とっとけばよかった!!!」ってことを何度も何度も経験してきたので、やっぱり物は捨てられない。

ただ、整理整頓できていなければ、持っていることを忘れてしまうので、それでは取って置いてる意味がありません。それで重複して買ったものもチラホラ・・・・

上に書きました『何かに使えるかもしれないもの』。これが一番厄介なのです(笑)
使う目的が明確であればたとえ使用頻度が少なくとも持っている意味はありますが、『何かに使えるかもしれないもの』は、いつ出番がくるかは未知数なので、その来るべき日が来るまでず〜〜〜〜〜〜〜・・・・・・・っと持っておかなければならないのです。

まぁ、物をいっぱい持ってることが私の精神安定剤にもなっているので、とりあえず整理整頓だけちゃんとすれば問題はないのです。はい。


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by tm144en | 2020-01-07 04:55 | Comments(0)
2019年 11月 24日

エロ本

エロ本_e0159646_03240667.jpeg
エロ本買っちゃっター\(^o^)/

めっちゃドスケベなヤツやでー(//∇//)

一番の目的は、「燃料噴射方式の可能性」の項目。300ページある内容の中のたかだか数ページ分の内容ですが、今一番知りたいことだったので思い切って買っちゃいました。
廃盤になってる本なのでプレミア価格になってましたが、フンパツしました。

理解したらここでウンチク語らしていただきまーーす\(^o^)/


by tm144en | 2019-11-24 03:31 | Comments(0)
2019年 11月 23日

怪我の経過報告(その4)

怪我の経過報告(その4)_e0159646_07502019.jpg
『月と青信号』

さて、怪我をしてからかれこれ3ヶ月以上が経ちました。
真っ二つに折れた肩甲骨ですが、そのままの状態で少しずつくっついていってるようです。穴の空いていた部分はそのままで、その部分に骨が形成されるのはまだまだ先のようです。

痛みはといえば、まぁもう散々オフを走ったり倒木切ったりしてるくらいですから基本的にはもう『治った』と言っても良い位の状態です。

しかし、五十肩の方というか、骨折してしばらく変な動きで生活した『クセ』がまだ抜けず、それによって衰えた筋肉を使用することの痛みが若干残っています。
具体的には、車でカバンを助手席に置く時と、エプロンを付け外しする時に後ろに手を回した時に少し痛みが走ります。
おそらく、その姿勢で使う筋肉が衰えているのだと思います。衰えた筋肉を使おうとするから痛む、といった具合です。

なので、これはかばったり安静にしたりするのではなく、むしろ逆にどんどん使って筋肉を鍛えていかなければならないので、頑張るしかないということになります。

あとは肩を特定の動かし方をした時、折れて飛び出た骨と筋肉とがコスれることで「コリコリ」とした感触が肩の中で起こるのですが、これはヤスリと同じ原理で均してそのうち平らになるとのことでした。

リハビリ時は、とにかく正しい姿勢で肩甲骨周りを意識して筋肉を動かすという方法なのですが、これがまた難しい!
数多くある筋肉のなかから、「コレとコレ」だけを選んで動かすというのがなかなか出来ることではありません。格段痛みがあるわけでもないですから、動かせる様に動かせば良いとも言えるのですが、そうすると長い時間をかけて徐々に体の姿勢が変わってきてしまいます。
まさに、右足の前十字靭帯断裂をほったらかしにして10年以上経った今、左足に全体重を乗せるクセと、それに伴う背骨の曲がりがもう元には戻せないレベルになってしまっているのですから、治療後のリハビリがいかに大切か痛感している所であります。

しかし、リハビリも1回1100円かかるので、そんなにしょっちゅう行く気にもなれません。2回行けばH1R1本買えるのですから(笑)
それに、平日の昼間に病院に行くのとかそもそもシンドイ。夜の仕事してると、ほんとこういう世間の時間に合わせるのが大変です。リハビリ行けば行くほど肩は綺麗に治っても、体に疲労が蓄積して別の病気になってしまいますよ(笑)

そんなことより、早く姫の方を治してあげねば〜〜〜〜〜!!

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『圧縮された夜の街』


by tm144en | 2019-11-23 08:16 | Comments(2)
2019年 10月 26日

tm300FI ES EN

無限のトルク

300の『ソレ』は、間違いなく常軌を逸していた。

低速仕様のマップ2では、アクセルの開け始めから信じられない加速をし、あっという間に視界が後ろに流れた。速度が一体何キロ出ているのか、メーターを見ることすら許されない。
インジェクションの250とは明らかに下の太さが違う。アクセル開度と速度の伸び方のバランスが、完全に『イカれてる』。

まがいなりにも私は、フサベルの650に乗っていた経験がある。エンデュランサーの650だ。2スト300の2倍以上の排気量だから、理論上はフサベルの方がパワーがあると言って良いはずだ。
そんなフサベルの立ち上がり加速は圧巻で、どんなに下手くそなコーナーワークをしても、そのあとの直線で全て取り返せるほどのパワーを魅せてくれた。
また、レーサーではないが、チャレンジの650も同様のパワーを発揮し、ダートであっというまに150kmは出すことができる。
それ以外でも、アグスタやDB7のリッターマシンの加速感も十分に知っているが、それらの経験を経ても、300の立ち上がり加速は圧巻であった。

『伸びて』加速する250と、『押して』加速する300。

前から巨大な吸引機で吸い込まれる様に250のマップ1は加速していくが、300のマップ2は後ろからF1マシンで押されているかのような加速をしていく。

そして問題なのはマップ1である。
そう。300の『本来の姿』

これに関しては、もはや『計測不能』である。
速度が乗りすぎてギブアップしてアクセルを戻した私に、300は一言「まだ加速してないのに」と言ったのだった・・・

=========

’18の250は2ストロークマシンの限界を超え、『奇跡のマシン』として昇華していた。
インジェクション250は、マップ2の優しい仮面の下に般若の顔が隠されていた。
そしてインジェクション300。このマシンはまさに海より深い懐を持っている。

20年前の2スト300の様なじゃじゃ馬で扱えないのとは違い、この300は常軌を逸した加速の中にも扱いやすさを兼ね備えているのだ。
溢れんばかりのトルク感は、まるでトライアル車の様に丸太越えのフロントアップや轍を抜けだす方向転換などを容易にしてくれる。ハードエンデューロでは大変に活躍するであろう。

それほどのポテンシャルを秘めているのだから、手放しでインジェクション300を選びたい所であるが、残念ながら300はナンバーを取ることができない。
林道を走りつなぐような使い方ができないということである。

少年達の夢と希望を叶えたインジェクション2ストロークの完成系とも言えるマシンが、もう目の前に存在するというのに、ナンバーを取得することができないというジレンマと戦うことになるなんて・・・

クローズドで走らせるだけなら良いが、300のこのポテンシャルはそれだけでは勿体なさすぎる。この広い大地を駆け抜けることこそ真骨頂。

ただ、やはり300は速すぎる。一歩間違えれば、谷底へ真っ逆さまだ。
あまりの扱いやすさに敷居の低さを感じてしまうが、このマシンは間違いなく上級者向けである。

tmというマシンは、世界選手権を戦えるマシンであるにも関わらず、我々のような素人でも扱える素晴らしさをもっている。それは、強靭なブレーキとフレームがなせる技であるが、300に関してはそのマージンがかなり狭まっていると言える。

つまり、125から300まで同じ車格を持っているということは、125より300の方がシャシの持つ安全マージンが少ないということだ。
シャシはエンジンより常に速くなければならないが、300の場合ほとんど互角に近いと言えるかもしれない。かといって、これ以上車格を大きくすれば軽快さが失われる。

だからこそ、扱い手に委ねられる部分も多くなる。

そう考えると、普通の人が乗るのは250までがちょうど良いのではないかと思う。250ならまだ、シャシの速さに余裕を感じれる。
エンジンパフォーマンスに酔いしれ林道を爆走していても、その懐の深さに包み込まれていられるのだ。

ダートスポーツのインプレ記事で春木さんは300について、「300の豊かなフィールは別々の魅力がある」の一言で片付けていたが、そんなもんじゃない。
250を「速いマシン」と表現していたが、300の方が断然『速い』。250の方がまだ安心して乗れるくらいだ。

すんんません、眠たいんでこれでおわりますzzz...


by tm144en | 2019-10-26 08:35 | Comments(3)
2019年 10月 24日

【tm250FI ES EN】インプレッション(後半)

試乗を終えた私の顔は、興奮で隠しきれない笑みで気が狂いそうになっていた。いや狂っていた。

「マップ2は低速仕様で、マップ1はtmの標準

そう。つまり、『マップ1』こそ本来の姿。『マップ2』は低速セクションを扱いやすくする為に、敢えてパワーを絞り下に振ったセッティングになっていたのだ。


『マップ1』こそまさに2スト、これぞ2ストという加速で、トラクションコントロールの効果も相まってマシンは前へ前へと進んでいった。
逆に、これほどの加速をするなら、最初に走った難コースだと崖から転落の危険性もあったかもしれない。それほどまでに理性を失いかねない加速だった。
もちろん、異次元のブレーキ性能とシャシ剛性、そしてサスペンションの働きがあるからこそ、そのとんでもないパワーは完璧に支配できるのだが、乗り手が狂ってしまってはどうしようもない。

tm250FI ES EN

このマシンの『マップ1』は、例えるなら機械式パワーバルブの出力特性に似ているように感じた。ドッカンとまではいかないが、唐突に加速していく様はまさに2ストならでは。思わず「きたきたきたきた!!」と叫び声をあげてしまう。

つまり、極めて高度なシステムであるインジェクションを装備した250のマップ1が、奇しくも古き良き機械式パワーバルブのような特性を生み出し、「2ストらしさ」を演出していたのだ。
最初の試乗で感じた物足りなさは、この一瞬で払拭されることとなる。

ただ、機械式パワーバルブのごとく、開け始めのトルク感はやや足りない。かといって、下に振ったマップ2にも蹴り上げる様なトルク感があるかと言えば、そうでもない。この点が今回インジェクションで気になった点だった。

「キャブとインジェクション、どっちが良いのか?」

下から滑らかに加速するキャブと、やや唐突に加速するインジェクション。キャブの完成度は極めて高く、扱いやすさも尋常ではない。パワー感も十二分に感じる。

しかし、インジェクションはキャブより燃費が良く、オイル消費も少なく、分離給油の手軽さがあり、ダラダラした走行でもマフラーからの白煙も皆無という、2ストのデメリットを全てクリアしている。これは大変魅力的な性能である。
出力特性の部分に関しても、今後インジェクションマップの変更で改良される可能性は十分ある。今の時代だから『アップデート』という形で、マップの書き換えもできるかもしれない。電子制御とは本来そういうものだろう。

そう考えると、インジェクションの方に分があるようにも思える。
インジェクションは間違いなく新時代の2ストロークであるし、可能性にも満ちている。ビモータが夢にみたインジェクション2ストローク。そのマシンが今現実のものとなり、サウンドを鳴り響かせているのだ。

2ストロークエンジンの可能性。電子制御パワーバルブを付け、キャブレター2ストロークもほぼ完成の域に達したと感じていたが、インジェクションというシステムを搭載したことでさらなる飛躍に期待が高まる。

敢えて2ストを選ぶ、夢追い少年達へのtmからのプレゼント。

インジェクション2ストロークには、そんな少年達の夢と希望で満ち溢れている








・・・・と思っていた。

300を乗るまでは・・・


by tm144en | 2019-10-24 09:29 | Comments(2)
2019年 10月 23日

【tm250FI ES EN】インプレッション(前半)

tmの良さは解っている。だから敢えて試乗などせずとも良い。
まして、’18の2T250を試乗させてもらったこともあるので、そこからプラスαして「まぁこれくらいだろう」という予想というか、期待はしていた。
新型ということもあり、必然的にそのハードルは高く設定されてしまうが、tmなら当然それを超えてくると。

しかし、私は『ハードル』のつもりでいたのだが、まさか種目が『棒高跳び』だったとは・・・・

tmの進化はまさに『棒高跳び』で私の予想を超えていたのである。


tm250FI ES EN

語尾は、「フューエルインジェクション・エレクトリックスターター・エンデューロ」の略。

セルモーター付きであるにも関わらず、私は気張ってキックでの始動を試みた。当然1発でエンジンは目覚める。チャンバーに打ち付ける衝撃波の音が甲高く鳴り響き、それが紛れも無く2ストロークエンジンであることを実感した。
インジェクションと聞き、よもや2ストロークサウンドが聞けないのではないかと心配したが、杞憂に終わった。

ギアをローに入れ、そろそろと走り出す。
試乗コースはなかなかの難セクションが続き、とても250のパワーを振り回して走れる様なレイアウトではなかったが、その分マシンの基本性能が徹底的に試されるコースだった。

試乗車はハンドルのポジションが私に合っていなかったので、こういった難コースを思い切りよく攻め込むことはできなかった。したがって今回、ハンドリング性能や前後サスペンションの動きといった部分を伺い知ることは難しかった。
よって必然的に私の興味は、そのエンジン特性に引かれることになる。

インジェクションの2スト。

そのエンジン特性は非常に扱いやすく、マイルドであった。アクセル操作に対し的確な量の燃料を噴射し、当たり前の様に加速する。
2ストをインジェクションにすることは難しいと言われていたはずだが、これほどまでに完成度の高い出力特性が表現できるとは、tm社の血のにじむ努力を感じざるを得ない。

しかし、その完成度の高さは、なにか物足りなさと同居していた。

そう。優等生過ぎるのだ。250ccの2ストロークにあるべき「パンチ力」が、まるで感じられない。
いや、アクセルを開ければパワーは発生するから、当然スピードはのる。だが、そうじゃない。「パンチ力」なのだ。

本来2ストロークエンジンが持つ『扱いにくさ』というものが徹底的に排除され丸くなってしまった感じ。例えるなら、米を徹底的に磨き上げて雑味を消して作られた純米大吟醸酒の様に、舌の上に広がるのは米の甘味だけ。
その、雑味の無い味を求めていたはずなのに、いざ無くなると物足りなく感じるという人間のわがままさというべきか。

とにかく、1本目を走り終えた私の顔に、興奮の笑みは浮かんでいなかった。

しばし休憩し、頭の中を整理した。

思っていたのと違う。これでは、’18の250に乗った時の感動に遠く及ばない。
電子制御パワーバルブとトラクションコントロールの装備によって、極めて扱いやすく、それでいて突き抜ける高揚感を与えてくれた’18の250は、まさに神のマシンというべき存在だった。

私が今回求めていたのはまさにそれで、扱いきれないパワーを操っているという官能。2ストの爆発するような加速感と、それを扱いきれる自信を与えてくれるマシン。

インジェクションの250は、良くも悪くも『とても乗りやすいマシン』という感想だった・・・


・・・・ある人の一言を聞くまでは・・・・





「いや〜、やっぱマップ1だな〜」


マップ1。

そう。今のtmにはスイッチひとつで燃料マッピングを変更できるようになっており、『マップ1』と『マップ2』の設定がある。
先ほど私が乗った時は『マップ2』であった。

「あ、そうか!マップ1試してなかったっス!」

私は再度インジェクション250に跨り、エンジンをかけた。スイッチが『マップ1』なのを確認し、クラッチをつなぐ。
今度は、先ほど走った難コースではなく、フラットダートを走ることにした。

さっき乗った感触がまだ色濃く残っているから、いくらマッピングを変更した所で、そこまで大きな変化はないだろう。そう思いアクセルを開けた。

一瞬のタイムラグを感じ、「おや?」と思った次の瞬間、そのマシンは空を翔んだ!!!

全身の血液が背中に張り付く様な、まるでタイムスリップをする瞬間の様な、けたたましく空を真一文字にカッ飛ぶ戦闘機の様に、そのマシンは狂った様に加速していったのだ!!

あまりの出来事に慌ててアクセルを戻したが、マシンが、tmが「開けろ」と促すから、いつしか私の右手は支配され、いつの間にかマシンはまた狂った様に加速していたのだった・・・・




by tm144en | 2019-10-23 05:58 | Comments(0)
2019年 10月 22日

【tm250FI ES EN】2ストローク1サイクルエンジン

そこにある幸せを「当たり前」と決めつけた瞬間、歯車は狂い始める

【tm250FI ES EN】2ストローク1サイクルエンジン_e0159646_05153152.jpg


オフロードマシンにとってインジェクションというシステムがベストな選択なのであれば、とうの昔に採用されていたはずである。そうではないから、今の今まで採用されなかったと言えるだろう。

時代は変わり、2ストロークエンジンに対する風当たりは年々強くなっている。本来であれば2008年が2ストロークエンジンの最期だという話もあったはずだし、日本ではモトクロスを除いてとうの昔に生産をしていない。

「2ストロークが好きだ!」
そう思うのは私だけではないはず。軽量ハイパワーなそのエンジンシステムのファンは世界中にたくさんいる。しかし、混合がめんどくさかったり、排気ガスで汚れたりするのが嫌で4ストに乗り換える人が多いのもまた事実だろう。
だが、2ストロークエンジンというのは、純粋に「走り」という面だけを見ればもっとも理にかなったシステムであり、4ストの及ぶ所ではないのは明白な事実である。

ただ、良いことばかりではない。2ストロークエンジンの最大の欠点は「オイルを一緒に燃やしている」ということに他ならない。したがって、環境が著しく汚されてしまう。だからこそ徐々に淘汰されてきたが、メーカーの苦心により、様々なハイテク装備によって今日に至るまでなんとかその命をつないできた。

だが、2ストロークマシンが本来持つ、生き生きとしたそのポテンシャルは、環境対策に反比例した形にならざるを得ないのは、避けられない事実でもある。極論を言えば環境を「汚す」ことがハイパワーレーシングマシンの宿命であるから、環境対策とはもはや牙を抜かれるも同然の行為なのである。

そんな中でも2017年に乗ったtm250は衝撃的だった。ガチガチに固められた規制のなかで、これほどまでに2ストロークマシンのポテンシャルを発揮し、なおかつ「らしさ」を失っていないというはもはや「奇跡」としか言いようがない。

しかし、時代はそれをも飲み込み、いよいよキャブレターの存続も危ぶまれてきた。2ストロークエンジンのインジェクション化である。インジェクション化することで、大きく環境に貢献出来るマシンにすることができるが、2ストロークエンジンをインジェクション化することが大変に難しいのは、ビモータの倒産でも物語っている。
具体的な話はさておき、キャブレターの代わりにインジェクターをつけて、はい、終わりでは済まされないのだ。そのインジェクション化自体が難しいことであるのに、もはやキャブレターと同様、もしくはそれ以上のポテンシャルを発揮させるなんてことは、尋常ならざることである。

まず我々は、この事実を受け入れなければならない。2ストロークエンジン。この存在が「当たり前」ではないことを・・・・


by tm144en | 2019-10-22 05:15 | Comments(0)