【500-Vdue】<第7章:整備>(第42話:シリンダー座面切削17)〜目覚めよ!冥界の支配者〜
2026年 04月 09日

正味8時間以上かけて空けた、たった4箇所の『穴』
総距離320mmの掘削作業は想像以上の難航を極めました。やはり鉄は手強いですね!

用意したドリルもすっかり短くなりました。まぁこれは研ぎ方がヘタクソなのもありますが笑

さて、面取りカッターで処理後、さらにペーパーで入念に仕上げます。重ねて使用するので、ごくわずかでもバリが残っていると支柱の傾きに影響を与えてしまいます。

上下面しっかり仕上げ・・・た『つもり』

いや、『つもり』じゃぁダメなので、定盤の上で平行を測定。


アリャリャ!
1/1000ゲージなので、約0.05mm傾いてますね。

サーフェイス仕上げの平行度は、100mmに対して0.012mmとされているので、150mm幅でも約0.02mm程度。元の状態を測定はしていませんでしたが、明らかに基準値以上の傾きになっています。
歪んだ?
そうならないために、切削時には熱をもたせないよう切削油を潤沢に使用しましたし、フライス盤で時間をかけてゆっくり削りました。それでも歪んでしまうのか?


色々調べてみると、どうやらこっち側が少し浮いてるような感じがします。

もしかするとまだ面取りが甘い可能性があるので、ボルト穴の部分を定盤からはみ出させて再測定してみると・・・

正解!
ダイアルゲージの針は1/1000mm以下。

ペーパーでしっかり仕上げた『つもり』だったんですが・・・まだほんのちょっとバリが残っていたようです。
指で触っただけだとイマイチ判りにくいですが、爪を立てると1発で判ります。穴のフチにわずかな引っ掛かりを感じます。間違いない、これです。

というわけでオイルストーンで磨くことに。
試しに穴加工していない部分で擦ってみると、「ヌルっヌルっ」という手応えになりますが、穴加工の部分で動かすと「カスっカスっ」と引っかかりのある感触が伝わってきます。
なので、その感触が「ヌルっ」に変わるまで優しく擦り続けます。

イメージ的にはこんな感じ。
手で押し付け過ぎると余計な所が削れてしまうので、指で持つ時は両サイドを掴んでオイルストーンの自重だけで擦るようにします。
『良い加減』で削っては測定、また削っては測定を繰り返し・・・


『せんぶんだい』頂きました!
基準値0.02mmにも関わらず1/1000mm以下の傾きで済んでいるのは『当たり』ですね☆
支柱の台座にする都合上、0.01mmでも平行が出ていなかったら、支柱の一番上では0.02mmの傾きになってしまいますからね。
まぁ支柱の傾き調節機構で調節は出来ますけど、『ゲタ』を外すとまた基準が変わってしまうわけですから、やはり0.000mmであるに越したことは無いわけです。

ただし、測定時に前後方向に1/1000mmだけ傾いていたことが判明しているので、これは目印を付けて高い方を手前に向けるようにします。
フライス盤は主軸が飛び出すような格好になっているので、どうしても支柱が自重で手前側に傾いてしまいます。これは以前の測定でも判明しています。
なので、『ゲタ』の手前側をやや高くすることで相殺出来るのでは?という算段となります。
さぁ、これでようやく1つ目の『ゲタ』が完成しました☆
・・・でも・・・同じモノがもう1個・・・・

いやいや。次の加工は今作った『ゲタ』を活用出来るので、段取りを1回で済ませることが出来ます。ワーキングクリアランスが広くなるので、最初からデカバイスが使えますからね。なので、作業も少し簡略化出来て時間の節約になります。
いやぁ、趣味なんですけどねぇ・・・
なんかもう・・・時間と戦っているんですよねぇ・・・

『ゲタ』を置いて、

支柱をセット。

80mm、背が高くなりました☆

ホボ上下面平行の出ている『ゲタ』を履かせていはいますが、確認のため改めて主軸の直角度を測定しておくことにします。
しかし、これがドツボにハマるわけで・・・・
by tm144en
| 2026-04-09 00:07
| bimota 500-Vdue
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