【500-Vdue】<第7章:整備>(第20話:シリンダー座面切削②)〜目覚めよ!冥界の支配者〜
2026年 02月 17日

斜めになっているシリンダー座面を削るための、

ターンテーブルが斜めになっている問題。

とりあえず、定盤の上で今一度精密に測定してみることにします。
と、その前に。

『どこが、どう』斜めになっているのかを考える必要があります。
まず③は違います。この状態だとターンテーブルを回した時にもダイアルゲージの値が変化しますが、それは無かったので上面部分は平らであることが保証されています。
次に②の場合。テーブルの上面も、本体の底面もどちらも『平面』ではあるが、回転軸が斜めになっている場合。回転軸とテーブルとの接続が直角になっていればターンテーブルを回して測定した時の値に変化はないので、この可能性はあります。
で、私が想定しているのは①なのですが、本質的に①と②は同じと言えます。重要なのは、ターンテーブルが平面であることと、回転軸が直角であること。
したがって定盤の上でターンテーブルをひっくり返し、底面部にダイアルゲージを走らせ、上下面の『平行度』を見ていくことにします。
(余談:平面度と平行度)

対になる2面において、『平面度』と『平行度』の2つの見方があります。
『平面』であるか『平行』であるかを判断する方法は明確に異なります。
まず『平面』を判断する方法は、定盤の上にワークを置いてダイアルゲージを滑らせ、針の動きから読み取ります。
対して『平行』は、マイクロメーターで所定のポイントを測定し、その値から総合的に判断します。
今回の場合は、底面が平面であることは特に要求されず、テーブルに対しての『平行』が重要となっています。しかし、測定方法は『平面』を判断する方法をとっています。

定盤上のダイアルゲージを走らせる方法で『平行』を判断しようとした場合、上図のような『読み違い』が発生する可能性があります。
本来平行では無いはずの2面でも、たまたま測定ポイントで同じ高さになると『平行』であるかのように見えてしまいます。
ですので、あくまでマイクロメーターによる『挟み込んだ測定』が重要となるわけですが、如何せんこんな大きなものは持っていません。
なのでやむなくダイアルゲージを使ってるわけですが、針の動きを見ればどういった面の状態になっているかは概ね類推出来ると思っています。

というわけでまずは、ターンテーブルのこちら側。先ほどフライス盤で左を向けていた方の先端を基準点として全体を測定していきます。

右端のこの辺が+0.02mm。



ただ、フライス盤上で測定した値とは一致してません。フライス盤上では0.08mmと出ていました。
「まぁそんなこともあるさ」

というわけで、オイルストーンで均してみることにしました。
私はオイルストーン懐疑派なのですが、流石にこれをフライス盤にかけるのは骨が折れます。

ダイアルゲージで高かったところが、だいたい『引っかかり』のある場所と一致していたので、その辺りを集中的に処置。
定盤の上で作業し、適宜測定しながら削り過ぎの無いよう、なおかつ凸凹にならないよう慎重に作業しました。
擦り続けること1時間半・・・

全・・・・・然削れんのやけどどど!!!!
1時間半で0.01mmって!!!
オイ!!
ターンテーブルが硬過ぎるのか?
流石にこれはちょっと、骨じゃなくて心の方が折れそうです。

心が折れる前に骨を折ってフライス盤で削ることにします。
ギリギリ切削可能範囲に収まってくれました。

鉄用のチップに取り替え、いざ切削!

おうおうおう!削れてる削れてる♪
刃の当たっている所と当たっていない所が、ダイアルゲージで見た値とほぼ一致しています。イイね!イイ感触だよ☆

全体薄皮一枚剥がす感じで削った方が良いですが、あまりいっぺんにやり過ぎるのは失敗のモトなので、目ぼしいところだけにして一旦定盤で確認してみることにします。
慎重に、慎重に・・・

いや、なんで0.05mmや
ね〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
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〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ん
by tm144en
| 2026-02-17 00:07
| bimota 500-Vdue
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