【500-Vdue】<第7章:整備>(第12話:シリンダーポートチューニング④)〜目覚めよ!冥界の支配者〜
2026年 02月 05日

それじゃ、ポートチューニングをやっていきましょう♪

まず最初にやるのは第1第2掃気ポートの高さ揃え。現状は上シリンダー右第2ポートの位置が一番高くなっているので、他の7箇所全てを同じ高さに揃えることから取り掛かります。
tmに倣ってブースターポートよりも0.55mm高くするというのが最終目標ではありますが、いきなりそこまで削ってしまうのもリスクなので、段階的に加工していくことにします。途中で考えが変わるかもしれませんしね。
ただし、高さを揃えると言っても厳密には『面取りを広げる』というやり方になります。

ポート通路の上面全てを平滑に削るのは難しいですし、リスクも大き過ぎるので、面取り幅を広げるようにして『開放タイミング』に重きを置いた方が良いのではないかと考えています。

というわけでやっていきます。まずは下シリンダーから。
ダイアルゲージで測定ピストンの位置を26.09mmの高さに合わせ、

その位置にマーキング。

右ポート。おぉ・・・結構な幅がありますねぇ・・・
画像左の第1ポートが現状25.54mmの高さなので、26.09mmとの線と比べるとその差0.55mm。遠目の目視でも判るレベルで明らかに高さが違います。

アレ!?
もしかして、これでオイラのdueちゃん調子良くなっちゃうんじゃぁないの!?
世界で唯一、ポートチューニングが施されたbimota500-Vdueが、爆誕しちゃうんじゃぁないの!?!?
よっしゃーーー\(^o^)/♪
やったるぜーーーーー!!!!

さて、それでは実際に削っていくにあたってですが、さすがにコンマ数ミリの削りを勘に任せて削るわけにはいきません。厳密に高さをキチンと揃え、なおかつ真っ直ぐな縁取りにする必要がありますので、目視と指先の感覚両方が必要になります。
ポート入口の『人』や、クランクケースとの段差は加工面を見ながら作業出来ましたが、ポートはなかなかそうもいきません。
そこで考えたのが、

まずはこの様にシリンダーを下からライトで照らし、

中にカメラをセット。ちょうど良い高さに合わせます。
そして、

こんな感じでカメラの映像で切削面を確認しながら加工してみることにしました。
カメラの映像はwi-fiで飛ばしているので、iPadに映されているのは少し遅延があり、手の動きとリンクしません。それに実際の手の向きと、画像で見えてる角度が違うので、なんとも感覚的に難しい。
ですが、慣れてくるとそれほど違和感も無くなり、それなりに削れるようになってきました。
とりあえずはいきなり26.09mmまで削るのではなく、第1ポートを第2ポートの高さに合わせることにします。削り過ぎたら一貫の終わりですからね。慎重に慎重を期します。
まとめると、
●第1第2ポートの高さの目標は一番高いブースターポートの値25.76mmよりも0.55mm高い26.31mm。
●しかし、いきまりそこまで削るのはビビるので、まずは一旦現状一番高い上シリンダーの26.09mmに揃える。
●でもそれもビビるので、隣のポートと同じ高さに揃えるところからまずは始めよう。

慎重を期してゴム砥石で削ってましたが、さすがにちょっとラチがあかないので、ビットを交換します。

番手の違うゴム砥石も試しましたが、やっぱ細身のダイアモンドが一番良いかもしれません。
慣れないうちは削れ過ぎるのが心配でしたが、だいぶ慣れてきたのでこれくらいでも大丈夫でしょう。

焦らず慎重に削っていきます。

右第1。ダイアモンドで削った後にゴム砥石で仕上げてあります。赤線までは削らず、隣の高さと合わせたつもりです。

左第1も同様。

というわけで、一旦現状どんな感じになっているかを確認します。
切削粉をしっかり洗い流し、水気を飛ばします。

段取りして再測定。
はたして・・・・

あんれ!?
やゔぁ!!!
削り過ぎてるやん!!

左もちょっと飛び出してます。
うーわ、やらかした!
やーやーやー。慎重を期して良かったですね。いきなり26.31mm狙ってたら爆死するところでした。アブナイアブナイ!

原因はおそらく、マーキングがしっかり引かさってなかったからですね。マーキングを目安に削るのですから、マーキングの精度が非常に重要となります。

というわけで今度はマーキングをしっかり行なって再チャレンジ。

洗って、

再々測定。

あーーーーーれ!?
ちょっとまって!
デコボコしすぎじゃね!?!?!?

こっちはまだマシですが・・・

こっちもデコボコしてる・・・
うーーーわ!!
超ムズいぃ〜〜〜〜〜!!!
by tm144en
| 2026-02-05 00:07
| bimota 500-Vdue
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