【500-Vdue】<第5章:測定>(第65話:ポートタイミング測定②)〜目覚めよ!冥界の支配者〜

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以前作った、ポートタイミング測定システム。ダイアルゲージの保持を、自在アームから専用スタンドに変更し、クランプも作りました。





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ですが、ちょっと垂直の精度が悪い。



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何を思ったかクランプの固定をボルト2箇所にしてしまったので、この部分での調節が出来ません。なんかついつい、幅に対して適正な強度となるボルト数を選定してしまうのですが、測定に使うものですから強度はそこまで必要ないんですよね。




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というわけで一つ穴に変更します。




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M8のタップを立てて、



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アングル材の長穴の方で固定。6mmの方の穴を拡張すれば微調節は出来ましたが、
こうすることで左右の位置も変更でき、使い勝手の幅が広がります。

しかし、これで調節出来るのは1方向の角度のみ。交差するもう一方の角度の調節は出来ません。ですがそれほど大きく傾いているわけではないので、アングル材を少し「グッ」とやって調節しました。





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あと前回からの改善点として、ヘッド座面のツライチの出し方もあります。前回は上の画像のように20mm厚のフラットバーを置いて、ロングストロークではない通常のダイアルゲージを用いて測定していました。

しかしこの方法ではいちいちダイアルゲージを取り替える必要があり、作業性が良くありません。
とはいえ、ロングストロークの方では測定範囲が80mmなので20mmを挟むほどの余裕もない。




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なので、専用スタンドにもう一つクランプをつけて、座面ツライチ用のダイアルゲージも並列で取り付けようと考えていました。







そんなことをする必要がないことに気が付きます。




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使用するフラットバーを3mm厚に変更すれば良いだけです。なに難しく考えているんだか笑

ただ、スチールの20mm厚に比べて3mm厚のアルミでは多少の『たわみ』が発生してしまいます。ですので正確性という意味では20mm厚の方が正解なのですが、結論から言うとこの方法でも問題は全くありませんでした。
この方法ならロングストロークダイアルゲージのまま測定出来ますので、作業性が段違いとなります。

具体的な測定方法としては、

①フラットバーを置いてダイアルゲージの値を見ながらツライチを探す

②フラットバーを外す

③ダイアルゲージの針が上にくるように、ゲージ本体の上下位置を微調節

④メモリのゼロ位置を針に合わせる


といった手順となります。
とくに③の針の位置合わせが重要で、ゼロの位置をなるべく上のほう。つまり10時から2時くらいの間に収まるようにしておかないと、mm単位の副針の方が読みづらくなってしまうのです。

あとは補足として、ダイアルゲージの初期値は今回キリの良い75mmに設定しました。ポートタイミングの位置を数値化するにあたり、比較するだけならダイアルゲージの値のままで良いですが、座面からの絶対値として知る必要がある場合に計算しやすくするためです。


そしてもう一つ。とっておきの改善点があります。
それは、ポート境目の観測方法。



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前回はシリンダーの上からカメラのデジタルズームを使って境目を観測しました。
しかしこの方法では斜め上から見る『視差』が発生してしまいますし、ポートのフチの面取り具合によっても判断が左右されてしまうので、あまり精密な測定とは言えませんでした。

この点を改善しないことには、『精密さ』とは程遠く、測定の再現性も低いと言わざるを得ません。
なので、なんとかして水平方向からの観測が必須課題。

じゃぁドウスル!?

最初は鏡を使う方法を模索しました。しかし、鏡の像を上から見るだけでは境目の見え方が小さ過ぎるので却下。精密に見るためにはマクロスコープのような拡大が必要となります。
しかし、なかなかそういった物は売っていません。


じゃぁドウスル!?


そんな迷える私に天が与えてくれたもの。それは・・・




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ジャジャーーーン!!!

『DJI アクション2』

そう、アクションカメラです。
以前tmの走行動画をアップした時に使用した、あのカメラ。実はあの走行動画は『ついで』で、メインの用途はこのポートタイミング測定にあったのでした♪



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これに、専用のマクロレンズを取り付けることで、最短撮影距離が10~15mmとなり、かなりの拡大画像が期待出来ます。



しかし!




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「ちゃんと映るのか?」という懸念がありました。
そう安くない商品ですので、買ったは良いけどちゃんと写らなかったらただtmの走行動画を撮るためだけのものになってしまいます。

商品説明にある『最短撮影距離』というのが、マクロレンズ先端からなのか、あるいは本体レンズ先端からなのか。はたまたセンサーの位置からなのか。そのあたりのことを正確に伝えているガジェット系YouTuberがいなかったので、判断に迷いました。
カメラ自体がシリンダー内に入るのは寸法から確認出来ますが、最短撮影距離の判断がほんの数ミリレベルのギリギリだったので、曖昧な『これくらい』という解説ではアテにならなかったのです。

ですので、最終的には『賭け』に出るしかありませんでした。




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というわけで緊張の瞬間!

はたして、その映りやいかに!?






うぉぉぉぉぉぉぉぉ!


完璧だーーーーーー\(^o^)/☆

ピントもギリギリ来てるぜーーー!



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しかもWi-FiでiPadにリアルタイムでカメラの画像を映し出すことが出来るので、大きな画面でしっかり境目を判断することが出来ます。



こーーれーーーはーーーー


勝った( ̄∇ ̄)♪




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早速全てのポート上下タイミングを測定。1/100mmレベルで数値化することが出来ました。光明丹スタンプ方式は取るに足らず、前回の測定よりもかなり高精度に測定することが出来ました。

とはいえ、±0.05mmくらいの誤差はどうしても発生してしまいます。
それは私の見方の匙加減による所もありますが、ダイルゲージ自体の精度も影響しています。

まず、シリンダーヘッド座面のツライチを出す時は、どうしてもゲージを『伸ばす方向』で合わせる必要があるのですが、ポートの閉じるタイミングを見る時は『縮める方向』で見る必要があります。
なので、ここでダイアルゲージの『戻り誤差』が発生し、その値は0.011mmとされています。

また、『全測定範囲指示誤差』というのが0.05mmとされているので、この分もバラつきとして発生してしまいます。

ですが、何度も使用していくうちに『コツ』を掴んでくると、測定値も±0.03mmくらいまでには収まるので、公差として考えれば十分な値であると言って良いでしょう。


というわけで次週、測定結果を元にポートタイミングのあるべき姿を考察していきます。







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by tm144en | 2026-01-31 00:07 | bimota 500-Vdue | Comments(0)

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