測定器紹介②
2026年 01月 15日

前回のスコヤの補足。

Amazonでサイズ感をミスって購入したコチラのミニスコヤ。結果的にこのサイズが使いやすいシチュエーションがあったので重宝しています。
一番の使い所は、旋盤でワークとバイトの直角を見る時。バイトを取り付けている刃物台はクルクル回転させてからロックさせるので、止める位置次第で微妙に直角がズレてしまいます。
通常切削の時はそこまで直角を気にする必要はありませんが、突っ切りを使用する時は重要なので、その時に使用しています。
ちなみにこのミニスコヤ。L字の部分と台座の部分の2ピース構造となっており、ボルト止めがなされています。ですので、L字の直角度と台座の平行度がこのスコヤの直角度に大きく影響を与える構造となっています。

対するJIS2級スコヤの場合、台座と直角側のバーが分割された2ピース構造となっており、台座の切れ目にバーが圧入される構造となっています。つまり、基準となる直角の物に押し当てた状態で圧入されて製造されているのだと言えます。ですので比較的安価に直角を担保することが出来るわけです。
ミニスコヤの場合、L字に加工する際の直角の精度、台座の平行度及び合わせ面の面精度などを突き詰めないと、直角度を高めることが出来ないので、それぞれの加工コストが上がってしまいます。
裏を返せば、安く作ったのであれば、加工精度も『それなり』というわけ。
JIS2級スコヤの場合、台座自体の平行度は重要ではなく、底面の仕上げだけきちんとしてあれば、はめあいの部分で直角を調整できるわけですから、理にかなっていると言えます。
ただし、はめあいになっているので、落としたりすると直角がズレてしまう可能性があるので、取り扱いには十分注意が必要です。
まぁ、精密な測定器はなんでもそうですが。

それでは本日の最初は角度シリーズから。

まずはこの角度ゲージ。壁などに押し当てた面の角度を見ることが出来る測定器となっています。これの活用方法ですが、

この様にフォークに押し当てることで、簡易的なキャスター角測定を行うことが出来ます。
厳密には、キャスター角はステムシャフトの角度ですが、ほとんどの場合フォークとステムシャフトは平行になっているので問題はありません。
ただそれよりも、地面に対するバイクの水平にも影響を受けるので、この測定で必ずしもスペック表と同じ値が出るとは限りません。タイヤの凹み具合でも変わりますしね。
なのであくまで『簡易測定』ではあるわけですが、例えばフォークの突き出しを変えた時の変化量を見たりであるとか、逆に突き出し量の目星をつけるためであったりとかに活用することは出来ます。
・・・・と思って昔購入したのですが、ほぼ使ってません笑

それよりもコチラ。Amazonでなんとなく購入した角度ゲージ付き定規なのですが、これが結構使えます。

例えばこの様に、角が丸まった大きな物の角度を測定することが出来ますし、

オフセットされた位置関係でも測定することが出来るのです。これは良い。
これは安物でペラペラなプラスチックなので、もうちょっとしっかりした材質で同じ物があれば欲しいですね。

あと、単体画像を撮り忘れましたが、右上にある中心が削られたプラスチック製分度器。

これは2枚を貼り合わせて円盤状にし、k1のカムプロフィールを計測する時に使用しました。
カムを取り外した単体の状態で計測しているので、実際の状態と照らし合わせるためには補正した計算が必要になるので、あくまで『お遊び』ということにはなりますが、バルブタイミングについてのいろいろな勉強になりましたね。
その時の記事はコチラ↓

さて、続いては重さシリーズ。
まずは『ハカリ』。右は一般的な1000gスケールで最小単位0.5gのタイプ。右は600gスケールで最小が0.01gのタイプとなっています。
右は主に、ポリエステル樹脂に硬化剤混ぜる時に使用することがほとんどで、樹脂でベトベトに汚れています。
左は最近購入したもので、dueの1次圧縮容積を測定するのに、オイル量を精密に測定するために使用しました。それ以外でも、600g以下の物で重量比較する時などに使用し、ブログでもちょいちょい登場しています。

続いての重さシリーズはこちら。
右は通常のバネばかりで、2kgスケールの物。ただ、バイクの部品などの重さを測りたい時、2kgを超えることが多いのでこれではスケールが足りません。

そこで購入したのがこちらのもの。なんとこれ50kgスケールとなっており、しかも

『押し』と『引き』の両方で測定出来るというスグレモノなのです。
両端につけられた端子に引っ掛けるか押し付けるかで測定するので、持つ時は本体を掴む必要があります。なので重さによってはちょっと使いづらいのですが、これでしか測れない物もあるのでここぞという時に役立ちます。
まぁ、そんな『ここぞ』は滅多にきませんが笑

続いては圧力シリーズ。

これはアストロのコンプレッションゲージ。シリンダーの圧縮を測定するためのもので、14年前にフサベルのエンジンO/H用として購入しましたが、プラグホールが深くて使用出来ず、それ以来未使用状態。これまで圧縮を測る必要性に迫られたことが一度もありませんでしたね。
カバーのガラスも外れて、ただの置物になっています。
もしかするとゆくゆくは、dueの圧縮を見るのに出番があるかもしれませんね。

こちらはタイヤのエアゲージ。随分昔に購入してずっと使ってる物です。私の乗るバイクのほとんどはこれでエア調整が行われており、この値が『真』であるかどうかは定かではありません笑
ですが、今のところ問題もありません。

重要なのはコッチ。これは0.8以下を精密に測定出来るエアゲージで、基本的にはトライアル車用となります。ですが、tmのエアーも0.6や0.5にすることがあるので、その辺りの精度を高めたい時にはこのゲージを使用します。

温度シリーズは、この放射温度計と、あとは写真を撮りませんでしたが室温計とアルマイトする時に使用するガラスの温度計。まぁここは特に話すこともありませんね。

本日最後はコチラ。これ、なんだと思いますか?
正解は・・・
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『回転計』です。

先端のバーを回転する物体に押し当てることで、毎分何回転で回っているかを測定することが出来るのです。
構造がアナログになっているので、凄くこれ凄いです(語彙力
これは旋盤の回転数を知るために購入しました。私の旋盤には回転数が表示されないので、旋盤導入当時に必要に迫れ、最初は放射温度計の形をした放射回転数計を購入しました。しかしそれはAmazonの安物だったのですぐに故障。その後たまたま寄った近所のリサイクルショップでこれを見つけ即購入した次第です。あそこのリサイクルショップは、いっつも絶妙に欲しい物が置いてるんですよねぇ。
使い方は測定端子の形状を選び、対象物を回転させて端子を接触。安定して回転することを確認したらストップウォッチのようにスイッチを押して5秒ほどすると回転数が測定されるという仕組み。しかもアナログで。
実際に使ってるところを動画にしてみました。
なんかカッコいいですよね♪
ただ、長く旋盤を使っているといちいち回転数を数字で把握することはしなくなるので、今はほとんど・・・というか最初からほとんど使っていません笑
削る時は『遅い』か『速い』の2択なので、いちいち外径と材料で回転数を計算・・・なんてしませんね。
一応そういう計算サイトもあるので、最初は気にしてましたが、まぁなんやかんや削れちゃうので。
むしろこの旋盤。回転数をこれ以上落とすことが出来ないので、それが今後の課題ではあります。機械に合うプーリーが無いんですよねぇ。
測定器シリーズ、まだまだ続きま〜す♪
by tm144en
| 2026-01-15 00:41
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