【500-Vdue】<第5章:測定>(第40話:オイルシール密閉度観測システム製作⑦)〜目覚めよ!冥界の支配者〜
2025年 12月 03日
(1614字)

ちゃんと作ります。
新しい材料を用意し、いざ切削!

端面を削って、

ドリルで穴空け。

22mmまで拡張たら、残りは内径バイトで削ります。

今回は時間短縮のため、前回とは違うバイトを使用します。こちらの方が刃先が大きいので、切り込み量を増やして削ることが出来ます。

前回まで使用していたバイトでは、切り込みは0.125mmまでしかスムーズに削れませんでしたが、今回のバイトなら0.5mm。つまり、1回の切削でφ1mm削ることが出来るので、往復の回数を劇的に減らすことが出来ます。
どうして最初にこれを使わなかった?
使おうとしたのですが、その時は何か条件が悪くあまり良い感触ではなかったんですよね。もしかしたら刃の高さが合ってなかったのかもしれません。

今回は比較的スイスイ削れていきますが、

キリコの状態は、やはりあまり良くないですね。

切削面も荒れています。切り込み0.5mmにしていることもありますが、切り込みを減らしてもこのバイトはなんか切れ味が良くない感じがします。
研いだりもしてるんですけどねぇ〜・・・

というわけで、荒削りが終わったら仕上げ用のバイトに交換。

奥行きはノギスで設定して削っていきます。





そしたらお次は、端面を削って座面までの奥行きをキッチリ合わせます。
闇雲に削ったら運任せになってしまうので、ちゃんと測定しながら削ります。

まずは現在の状態をデプスゲージで測定。
前回は22.1mmにしなければいけないこの深さを、0.5mmも削り過ぎてしまいました。それは自由側軸受のクリアランスとしてギリギリ許容出来ますが、今回こそはキッチリ削ります。

そこで用意したのは、てこ式ダイアルゲージ。これでZ軸の送りをキッチリ管理します。この旋盤、Z軸のメモリが無いんですよ笑

とはいえ、てこ式の場合も直進式同様、置く位置によって測定結果に違いが生じてしまいます。

先端の当てる角度を出来るだけ寝かせることで、測定対象物の移動量とゲージの値を近似的にさせることがわかります。
計算上今回場合、0.5mmの移動量を測定したいので、仮に10°の傾きだったとすると斜辺の長さは0.507mmという値になります。つまり0.007mm少なく削れることになります。
仮に1/100mmとしても、今回の値はあくまで22.1mm。1/10mmの精度で十分なので、測定方法による誤差は無視してよいと判断出来ます。
そして・・・

22.08くらい・・・かな??まぁ、良いでしょう!

同様の手順で、オイルシールのはめ合い部も切削。

こちらもバッチリです☆

ベアリングは、オイルシールはめ合い部にだけ入りますが、それ以上は奥にいきません。オイルシール部も0.01mmしか隙間が無いので、不用意に差し込むと抜けなくなってしまいます。完璧です!

長い長い戦いになりましたが、ようやくこれで旋盤工程の終わりが見えてきました。

あとは必要分を切断し、

反対向きでセット。

端面及び厚みを仕上げます。
そ・し・て・・・

出来たーーーーー\(^o^)/♪

いや〜〜〜
圧 巻
いいですね〜美しいですねぇ〜☆

観測システムの完成イメージはこんな感じになります。

なんとかイケそうですね!
ようやくこれにて旋盤工程が終了。
舞台は次なるフライス工程へと移ります・・・・
by tm144en
| 2025-12-03 00:07
| bimota 500-Vdue
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