【500-Vdue】(第21話:クランクシャフト②)<第5章:測定>〜目覚めよ!冥界の支配者〜
2025年 09月 27日

旋盤を偏心検査器として利用するための、テーパーアタッチメントの製作。

材料はS45Cの端材。硬度は出来るだけ硬い方が良いのですが、そうすると切削が大変になるというジレンマがあるので、端材を利用します。まぁ使用頻度が高い訳では無いので、とりあえずはこれでやってみます。
表面処理がされた状態の丸棒で、かなり真円に近い状態ではあるのですが、完璧ではありません。
なのでまずはチャック面の切削から行います。








とりあえず優先的に先端の方から仕上げていき、

最終的に全体を揃えて完成。

これがチャック側のテーパーアタッチメントとなります。

お次は芯押し台の方。





この旋盤の芯押し台のテーパーは、MT-2ではなく旧規格のテーパーになっています。MT-2でも使えることは使えるのですが、せっかく作るので旧規格のテーパーに合わせます。
付属していた芯押しのテーパーを測定して角度を算出。実測で1.455°でした。MT-2が1.255°なので、0.2°開いてるんですね。

とはいえ、角度を算出してもコンマ以下のメモリはありませんので、目検討で合わせるしかありません。

なので、とりあえず実際に切削し、

左右の径を測定。

その値を元に角度を算出し微調節。これを繰り返します。

三角関数は計算サイトを利用しています。金属加工をやる様になってからというもの、めちゃめちゃ計算してますね。sin,cos,tan。

刃物台の角度の微調節は、固定ナットを軽く締め付けた状態にし、

プラハンで軽く叩いて行います。メモリを15倍のルーペで見ながら、気持ち動いたかどうかを見極めます。

1/100°の位になると、もはや動いているのかいないのかといった感じ。しかもこのメモリ、ゼロの位置がちょっとズレているので、それを織り込んだ位置にしなければなりません。
心が折れたら負け。めげずに根気良く、何度も何度も合わせていきます。
そして、微調節を繰り返すこと2時間・・・

ついに!!
ついに出来ました\(^o^)/♪
旧規格のテーパーシャンク☆

いや、もう、バッッッッッッチリ☆
サクッとハマって動かなくなります!
完璧です!

そしたらあとはこちら側。

最初と同じ様にサクサク削っていきます。
そして・・・・

完成〜〜〜〜〜\(^o^)/☆☆☆☆☆
いや〜〜〜〜、いいね!イイ感じですね♪

旋盤に取り付け、芯を見てみます。ちゃんと合ってますね。
ーーーーそしたらいよいよここに、

クランクシャフトをはさんで、

ダイアルゲージを2台ベアリングはめあい部に当てます。
今回はとりあえず測定の練習及び確認なので、ダイアルゲージは1/100mmを使用しています。本番は1/1000mmでやる予定。
して、結果やいかに・・・?

上死点付近でゼロにセットし、クランクをゆっくり回転。ほぼ下死点付近で両方とも最大値となりましたが、厳密には少しズレています。そんな単純な『ハの字』ではありませんね。
ちなみに値は左(プライマリー側)が0.13mm、右(ジェネレーター側)が0.15mmといったところでした。ズレてますね〜。
う〜〜〜〜〜ん・・・・
ちょっといろいろ考えることがあるので、次週に続きます・・・・
by tm144en
| 2025-09-27 00:49
| bimota 500-Vdue
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