【500-Vdue】(第2話:フォーク塗装)<第7章:整備>〜目覚めよ!冥界の支配者〜

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ビモータ500-Vdue純正パイオリ製正立フロントフォーク。




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パイオリフォークの特徴的な部分として、このシールブラケットが外れるという点があります。これ、ダストシールを打ち込む時にしっかり位置を固定しないとズレちゃうんですよね。

で、そのブラケットをズラすと、アルミとカーボンの境目が顔を出します。

パイオリのこのフォーク。一見すると『ドライカーボンフォーク』の様相を呈してますが、なんのことはない。ただのおしゃれカーボンとなっています。




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それでいて巻き方はあまり上手ではなく、おしゃれとはなんぞや?という話になってしまいますが笑


最初見た時、ドライカーボンチューブというよりは、アルミとカーボンのハイブリットなのかな?と期待しました。内側は摺動性を確保するために薄いアルミパイプを使用し、外側をカーボンで補強するという構造。

DUCATIのスーパーレッジェーラのスイングアームがカーボンとアルミのハイブリット構造というのを受け、「そういう方法もあるのか!」と知りました。

ですが、カーボンの『ヨレ』や全体の厚みなどから察するに、レッジェーラのそれとは似て非なるものだなという結論に至ります。

まず1990年代の時点で、カーボンとアルミのハイブリッド構造が市販車に採用されるだろうか?という時代的推論が立ちます。たかだか200万円のバイクにそんなハイテクが採用されるはずも無い。

フロントフォークは時速200kmからのフルブレーキングにも耐えうる剛性、強度が必要なのですから、生半可な造りでは危険の一言。
それを、薄いアルミにウェットカーボン巻き付けるだけなんて構造では、許されるはずもありません。

であるならば、必要十分な強度のアルミパイプの外側に、デザインとしてのウェットカーボンを貼り付けただけ、と考えるのが自然と言えるでしょう。

私は意味無しカーボンというか、デザイン性としてだけのカーボン柄はあまり好きではないので、出来れば切削模様のあるアルマイト処理されたアウターチューブの方が良いなぁとは思います。
しかし、シートカウルのカーボンやdueのデザインとの調和は取れているように感じるので、さすがロビアーノのセンスは偉大ですね。





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そんなフォークアウターですが、裏側のビモータマークの中心になにやら小さな穴が空いています。



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よくよく見ると、どうやらこれはイモネジのよう。

そう。実はこのフォークアウター。一体形成ではなく、チューブの部分とアンダーブラケットの部分が分割される構造になっているのです。まるで倒立フォークのように。

ほとんどの正立フォークは、アウターからブラケット部まで一体形成されてますので、これは珍しい構造だと言えます。


一体で作られて無い理由は、おそらく『汎用性』のためだと推察されます。一体形成の正立はその車種専用とされるのが前提ですが、パイオリはメーカーに供給するスタイルですので、アンダーブラケットだけ外して別車種にも対応できるようにしていると考えられます。

外してみたい衝動に駆られてしまいますが、我慢我慢!
マニュアルには、

「ここからフルードが漏れてきたら修理してね☆」

と記載されているので、その時が来たら分解することにします。





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さて、本日の作業はフォークのメンテナンス。非常に汚い状態にあったので、丸洗いして綺麗にしました。





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中の方のスラッジもしっかり除去。





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汚れは簡単に綺麗になりましたが、この傷はそうはいきません。これは走行中にアクスルシャフトが外れ、ブレーキディスクがぶつかったことでついた傷とのこと。かなり危機的状況だったことは想像に難くありませんが、よくぞこの程度で収めてくれたと拍手を送りたいですね。

内側なので目立たない場所ですが、このままというのも痛々しいので、少し慣らして綺麗にしてみることにします。




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リューターで削って、表面を均します。





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ブラケットの塗装がザラザラした感じの仕上げになっているので、あまりツルツルにしては浮いてしまいますから良い意味で適当に仕上げます。





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形状を整えたら全体をマスキングして塗装します。




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最初にミッチャクロンを吹き、




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ホイールカラーのゴールドを重ね塗り。表面にざらつきが出るよう、塗装の粒状感を残しながら薄く薄く塗り重ねました。






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10回くらい塗り重ねたところで完全乾燥。




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う〜ん。ツルッとしちゃいましたね・・・





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色味は良い線いってるかな〜・・・と思ったのですが、こうやってみるとやはり目立ちますね。そして、マスキングのあとがくっきり直線で残っています。

そうなんですよね。マスキングしたらこうなっちゃうんですよね。知ってました(笑)



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境目の段差を滑らかにするべく、コンパウンドで磨きます。




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なんか貼り付けたみたいな仕上がりになってしまいました(笑

いやーほんと塗装のセンス無いな〜オレは




Commented by sb6r-spl at 2025-10-13 08:01
こんにちは!
久々に書き込みます。昔、苫小牧に住んでいましたSB6R-splです。
DUEを購入されたとKさんから聞きおよび覗きに来ました。
paioliは深入りしないほうが良いと思います。
いろいろやりましたがドンドンアウターが削れていくので3000も走ればフォークオイルは真っ黒になります。最終的にはアウター内壁がガタガタになります。メタルよりもアウターチューブのほうが柔らかいのでしょうね。
うちのは10年以上前にBPF(これもどうかと思いますが)に換装しています。
とりあえず全体的に仕上げるのが先でしょうからフォークもOH優先としてはいかがでしょうか。仕上がり楽しみにしています。

Commented by tm144en at 2025-10-13 22:30
こんにちは!ご無沙汰しております☆

そうでしたか、アウターの内壁に難があったんですね。フルードを抜いた時に真っ黒だったことに合点がいきました。

そうなると、アウターの内壁をコーティングするというのはどうでしょうね?例えばカシマコートやDLCといった処理を施すことで、メタルとの摺動性を上げ、摩耗も減らせるのではないかと思いついたのですが。
あのアウターをバラして、表面のカーボン巻きを剥がすことを考えるとちょっと気合のいる加工ではありますが笑

今後ともよろしくお願いしたします☆
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by tm144en | 2025-09-19 00:05 | bimota 500-Vdue | Comments(2)

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