【500-Vdue】(第26話:トップキャップ製作⑤)<第6章:サスペンション>〜目覚めよ!冥界の支配者〜
2025年 09月 11日

まずは六角の加工。
下処理した径と2面幅の差を2分の1にした量を、60°ずつ回転させて切削。

6回削ったら終了。

「ピシャー」とソケットが収まりました。いつもながらこの瞬間が気持ちを高揚させますね♪
もうアレですよ、アレ。3ポイントシュートがリングにかすらないでネットに「パスン」と入った時の三井寿。
「静かにしろい この音が・・・オレを甦らせる 何度でもよ」
ガレージで一人、ニヤニヤしているわけで・・・

さて、肝心な3つ穴加工。
当初は正三角形だの、頂点だの言ってましたが、そういった下書きやケガキは必要ありません。ターンテーブルがあれば簡単に空けることが出来ます。

適当な位置でドリルの刃の側面を内径に軽く当て、

そこから0.7mm離した所が穴位置となります。

あとは120°ずつ3箇所に空けるだけ。

バッチリ空きました☆

穴位置も問題ナシ!リングを回転させても、ちゃんとスッと入ります。ピンサイズがφ3mmに穴径が3.2mmなので、多少の余裕が与えられているわけですが、それは純正も同じ。
これにて、トップキャップ完せ\(^o
・・・・

・・・・と、いきたかったのでーすーがー、
ちょっとこの仕上げはいただけない!六角の切削をエンドミルの側面で行ったので、エンドミルの先端で削ったトップキャップ上面部の切削模様が、ザラザラしたような見栄えになってしまいました。切削模様を綺麗にするためには、側面で切削しないといけないんですよね。
というか、そもそも
トップキャップ上面とは、わずかに隙間を空けておくべきだったんですよ。

純正はこのように、六角を削り込んだ位置とトップキャップ既存面とにわずかに段差が出来ています。つまり、エンドミルの刃先をこの分だけ浮かせておかなければならなかったのに、既存面も削り落としてしまったというわけ。
どうしてこうなった!?
まーそれが、私の『詰めの甘さ』たる所以でして・・・
完成目前にして、気が抜けちゃったんですね。
構造的に問題のあることではありませんが、見た目には大きく影響しています。なんてったってトップブリッジ上に見えてる箇所ですからね。ライディング中ずっと視界に入る場所ですから、ある意味カウルよりよく見る場所とも言えます。
そこがこんな『ざんない』仕上げでは、見るに耐えません。ちゃんと修正します。

というわけで今度はターンテーブルを垂直に固定。ワークを横向きにしてエンドミルの側面で仕上げることに。

ただし、刃先が六角部分を削ってしまうと2面幅が変わってしまうので、紙1枚(0.08mm)分だけ隙間を空けておきます。最初にちゃんとこうすれば良かったんですよ。
いやいや!
この段取りで良いんですよ。六角面も上面も、エンドミルの側面切削模様にするためには、この段取りを取るしかありません。最初の状態は旋盤の端面切削のグルグル模様でしたから、それもあまり美しいとは言えません。やはりエンドミル側面切削こそ至高。
そ・し・て・・・

じゃじゃーーーん\(^o^)/♪

イイね!
やっぱ違うね!!
旋盤で削った面とエンドミルで削った面とがツートンっぽい見た目になり、なんかイイ感じになりました☆
ただ、画像だとちょっと判りにくいですが、エンドミルは断続的な側面切削となってしまうので、ちょっと線が入っています。「あぁ〜そうなっちまうか〜!」とは思ったのですが、これはこれで規則的な模様になっているので、そんなに気になりません。トップブリッジも削り出しなので、ここはツルッと仕上がっているより、切削模様があった方が親和性があって良いのではないでしょうか。

まぁそれにしても、A7075の仕上がりは美しいですね☆
これで、特にヤスリで磨いたりとかしてないんですよ。バイトで削っただけで、こんなにピカピカに仕上がるのです。まぁちょっと写真写りが良すぎるような気もしますけど笑

横から見てコレ、誰が『自作』だと気付けます?「え、純正品?カスタムパーツ?」・・・と、見間違うほどのクオリティに仕上がっていると思います。

あ、そうそう。肝心カナメ。組み付けがしっかり出来ないと、意味がありませんね。見た目だけ綺麗でもダメで、やはり『精度 is 命!』

問題ナシ\(^o^)/
プリロードの回転もスムーズです☆

もうこれは、完璧にトップキャップです。
This is top cap!!!!
This is top cap!!!!
This is top cap!!!!
This is top cap!!!!

・・・ですが、こうなってくるともう片方が気になってしまいます。左右でこれじゃぁ、バランスが悪い。
純正は28年の時を経てかなり腐食しているので、ピカールで磨けば綺麗にはなりますが、切削模様が揃っていません。

というか試しにピカールで磨いてみると・・・・アレレ?
これ・・・・アルマイトかかってないぞ!?
以前行ったエッジングで、このトップキャップの材質は7000系であるということは判明しています。7000系は銅、亜鉛、マグネシウムが多く添加されており、銅と亜鉛が腐食しやすい性質にあります。表面が黒っぽく変色しているのは、それらの添加金属が酸化反応した状態。
ですので、7000系を大気で使用する場合アルマイト処理は不可欠なのですが、実際はピカールで磨くとすぐに黒い色がタオルに付きます。
通常、アルマイト処理された表面をピカール等で磨いても、表面硬度が上がっているのですぐにはタオルに色が付くことはありません。それが一拭きで黒くなったということは、アルマイト処理されていなかったと考えられます。
トップ側はもしかすると、長期間大気に触れていたので、アルマイト自体が変質してしまった可能性もあるかもしれませんが、内側は密閉されていますからね。見た目にも変質していませんし。
やっぱ、パイオリはダメだな〜笑
ーーーーいずれにせよ、自作の切削模様とは相容れないので、

コッチも削るしかないでしょう!

あのわずかな段差も削り落とし、自作品と面構えを揃えます。
そ・し・て・そ・し・て・・・・

完 成
☆★☆\(^o^)/☆★☆
by tm144en
| 2025-09-11 00:07
| bimota 500-Vdue
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