【500-Vdue】(第20話:カートリッジ分解)<第6章:サスペンション>〜目覚めよ!冥界の支配者〜

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2つの分解ツールを製作し、パイオリの『リ』の取り外しに成功・・・


・・・したと思ったので・す・が、



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ボトム側シムホルダーのハマり具合が、な〜んかおかしい。片方だけユルユルなのです。Oリングが付いているのですが、その抵抗感が全く無い感じ。



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カートリッジとシムホルダーを入れ替えて差し込んでみて、原因はカートリッジ側にあることが判明。




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内側は綺麗なもんです。摺動で磨かれて、鏡面になっています。



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ですが入口のこの部分。




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片方は段差があるんですよね。この段差のある方がユルくなっているのですが、ユルい位置はここじゃないんですよ。この段差を超えてもユルいので、カートリッジの内径全体に問題があるのかもしれません。

精密に測定しようにも、内径用マイクロメーターでは奥まで測定出来ませんし、ボアゲージが入るサイズでもありません。現状では測定不可能。

とはいえ、『手応え』という確固たる証拠が、内径に違いがあることを証明しているので、それを測定で知ったところで「じゃぁ、どうするの?」という話になります。


じゃぁ、どうするの?




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とりあえず一旦置いといて(笑)、分解を先に進めます。




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上下シム分解。

このシムこそ、このパイオリが名機たらしめる根拠と言って良いでしょう。

『良いフォーク』の基準があるとすれば2つ

●摺動抵抗が低い
●調整幅が緻密

摺動抵抗に関しては、かん合長の観点で倒立には及ばないものの、緻密なセッティング幅はオーリンズに匹敵する構造となっています。




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DB7姫のフロントオーリンズ。倒立のオープンカートリッジ式が採用されており、上下にシムとオリフィスがある構造は今回のパイオリと全く一緒。概念的には同じ制御方法と言って良いでしょう。

ただ、ちょっと写真撮り忘れたのですが、カートリッジのスライドピストンのリングの材質がオーリンズとは違います。オーリンズはテフロンライナー的なものが溶着された構造になっているのに対し、パイオリもおそらくテフロン(PTFE)だとは思いますがプラスチック状のリングが2個取り付けられるだけの構造になっています。
リング状になっているので、接触面は線のように狭く、面で接するオーリンズに見劣りします。

また各部パーツも鉄製で重く、アルミパーツが多用されているオーリンズよりも重量が重くなってしまっています。高速で動くロッドや、それ自体バネ下重量として路面に追従する構造体ですから、可能な限り軽量化されていることが理想と言って良いでしょう。

そういった点で、パイオリは名機とはいえ少しリーズナブルな造りになっているなぁというのが率直な印象でした。


・・・で、あるならば?


で、あるならば。



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いや、その話をする前に。まずは分解を進めましょう。先端のシムホルダーも外します。ちょっとこの中が気になるんですよね。



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というのも、オリフィスの位置調節ロッドが左右で違う位置で止まってるんですよね。ここはおそらくバネの押し戻す力がかかってるはずなので、フリーの状態では位置が揃うはずなんですが・・・

リアダンパーの下のアジャスターのオリフィスはバネが無く、内圧で外に押される構造になっていますが、フォークは内圧・・・無いやつ?



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あとここ。ここは3つのパーツが連なっていますが、右のパーツと左のパーツがネジで連結されているだけでした。




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なので、先端のシムホルダーは後端のネジ山をダブルナットで固定して外します。





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というわけで完全分解。完全にバラバラにしました☆

気になってた先端のオリフィスは、おそらくプッシュロッドがやや汚れていたことが原因で、その抵抗で戻りが悪かった可能性がありそうです。綺麗にして組み直せば問題は無いと思います。




ーーーーーさて、ここまで分解したことで、あらぬ『野望』が湧いてしまったのですが・・・そのお話はまた明日♪





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by tm144en | 2025-09-03 00:07 | bimota 500-Vdue | Comments(0)

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