【500-Vdue】(第18話:分解ツール製作②)<第6章:サスペンション>〜目覚めよ!冥界の支配者〜
2025年 08月 30日

前回は、インナーカートリッジを取り外す分解ツールを製作し、見事成功。パイオリフォークが『パ』と『イ』に分解されました。
続いてパイオリの『オ』。オイルシール・・・・といきたい所ですが、その前に。

前回外したインナーカートリッジ。なんかすごい臭い。
最初にフルードを抜いた時も臭かったですが、臭いの質が違います。こっちはなんかオイルの焼けた臭いがしますね。
当然これも分解しないとカートリッジ外した意味がありませんから、まずはこちらを先にやることにします。
パイオリの『リ』
・・・
・・・
・・・
リ・・・リ・・・リョ・・・ロ・・・・
『ロッド』

ロッドはこのトップ側のキャップを外せば抜けてくるハズ。だいたい考えることは同じですから、オーリンズと同じくココがねじ込みで固定されているものと推察します。

ちなみにオーリンズの場合、ボトムのキャップがはめ込みになっているだけなので、トップ側のキャップを外す必要はありません。ロッドについてるパーツを外せば、下から抜き取ることが出来ます。

パイオリはボトムキャップにネジが切ってありますが、オーリンズはカートリッジ自体にネジが切ってあって、アンダーブラケットに固定される構造になっています。なのでボトムキャップは押し込んであるだけ。
パイオリの場合は上下ともカートリッジにねじ込んであるというわけですね。

ボトムキャップの真ん中の穴はオリフィスに続く通路で、両脇の穴がフックを引っ掛ける所。

上下のキャップを外す為には、カートリッジ本体をクランプして支える必要があります。オーリンズ用のクランプはあるのですが、残念ながら径が大きいので流用ならず。
・・・
・・・
いや、むしろその方が都合が良い!

ボトム側のキャップがちょっと飛び出しているので、カートリッジと同径のクランプだとセットすることが出来ません。なので、一回り大きいクランプにスペーサーを噛ませるのが正解。

クランプする位置ですが、な〜んかここだけ切削で仕上げてあるので、ここの径にスペーサーを合わせることにします。

幅も丁度良いですね☆

スペーサーを作るにあたり、まずはカートリッジの径を測定したのですが・・・アララ。左右で径が違うじゃぁないですか!
φ25.855mmとφ25.875mm。仕上げてあるのに、仕上げが悪いですねぇ笑
これだからイタリアンクオリティは〜・・・
クランプなので多少前後してても良いですが、出来れば1/100mmレベルのフィット感で作りたかったですけどね。まぁ致し方ない。
スペーサー内径は、間を取ってφ28.865mmにします。

クランプツールの内径はφ29.11mm。なので、スペーサー外径もφ29.11mmにします。

というわけで早速切削♪
材料はA6061の端材を使用。

まずは外径。

φ29.11mm☆
これぞだいちゃんくおりてー\(^o^)/♪

続いて内径。

しっかり仕上げました☆

寸法もバッチリφ25.9・・・・
あぁ!?
φ25.90mmになっても〜てる〜
や〜〜〜〜〜〜〜〜〜ん!!!!!
クッ・・・・さすがだいちゃんくおりてー。詰めが甘いぜ笑

0.035mmだから、まぁ大丈夫でしょう。これでヨシとします。
イタリアンクオリティの公差が0.02mmだったのに対し、だいちゃんくおりてーが0.035mmですから、甘いのは私の方でしたね涙

さて、これにてスペーサーの完成・・・ではありません。これではカートリッジに通せないので、分割式にします。

ミーリングカッターで半分に切断。

斬っ!!!

オイルストーンで面取りしたら・・・

完成〜〜〜☆

ほら!ほらぁ!高精度高精度♪
なんも、全然ピッタリフィットしてるっしょ☆さすがだいちゃんくおりてー!

クランプもバッチリキマってます☆

そしたらもう、あとは外すだけ!
ネジロック剤がぶち込まれてるハズなので、ヒートガンで熱しながら慎重に回します。
コツとしては、レンチの方には一定のトルクをかけた状態でキープし、ヒートガンの熱でネジロック剤が融けるのを待つようにします。そうするとネジロック剤が融けたタイミングでレンチがクルンと回転するので、無理な力をかける必要がありません。
力任せで回そうとすると、キャップの2面幅が歪んだり、ネジ山が痛んだり、最悪クランプの根本からカートリッジが歪んでしまう可能性があります。考え過ぎだと考えず、出来る限り慎重な作業を心掛けます。
また、ヒートガンでの熱し過ぎもそれはそれで良く無いので、レンチにトルクをかけておくのが重要。
そ・し・て・・・・

スッポ〜〜〜ん\(^o^)/☆☆☆

パイオリの『リ』!!!!
by tm144en
| 2025-08-30 00:07
| bimota 500-Vdue
|
Comments(0)

