【500-Vdue】(第17話:分解ツール製作①)<第6章:サスペンション>〜目覚めよ!冥界の支配者〜
2025年 08月 29日

話がアチコチ飛んでしまいますが、頑張って付いて来て下さい笑
フォーク分解の続きを行ってまいります。

そう。アジャスターを作るのが本分だったのではありません。目的はあくまでオーバーホール。
分解はトップキャップを外し、スプリングを抜き取る所まで作業が進んでいます。パイオリの『パ』の部分。『パネ(バネ)』ですね笑
本日の作業は、パイオリの『イ』。『インナーカートリッジ』の取り外しです。

インナーチューブの内側に、インナーカートリッジが取り付けられているので、これを分解します。
部品を確認すると2面幅の切り欠きがあるので、おそらくそこにツールを引っ掛けて回すのだと考えられます。
しかし、どれくらいの隙間で、どれくらいの幅が必要なのかを正確に測定することが非常に困難。なので、大方の目安を付けて、あとは現物合わせで作っていくしか無いでしょう。

ちなみにDB7のオーリンズの時に作ったのはコチラ。ホームセンターの単管が丁度良いサイズだったので、爪を4本残してグラインダーで削り、焼き入れして強度を出しました。

残念ながら今回はこれを流用することは叶いませんし、径が全然違います。
パイオリのインナーチューブの内径は概ねφ40mmなのですが、そのくらいのサイズは市販の単管やガス管の規格に無いので、ミスミさんで材料を用意することにしました。

φ40mm、肉厚5mmのSTKM13A材です。これを使用して分解ツールを製作します。
いや〜、ほんと牛歩っスよねぇ〜笑

ツールの形状はこんな感じ。2面幅に入り込む隙間がおおよそ5mmほどだったので、肉厚5mmのパイプをこのように削り出せば引っ掛けることが出来るハズ。

削るのはフライス盤。以前作ったオーリンズ用の時はグラインダーで削りましたが、もうあんな稚拙なモノは作りませんよ笑
ただこの向きで削ると、爪の根本にエンドミルのアールが残っちゃうんですが、ワーク全長が長いので立てて削ることが出来ませんから致し方ナシ。ちょっと長めの爪にして対処します。

肝心なのは2面幅の精度。幅と平行だけ気をつければ、大した加工ではありません。ですが、エンドミルの長さが足りず一度に削れないので、その点が面倒でしたね。

1時間くらいかけてここまで切削。とりあえず最初の構想通りの形状になったので、一旦これで合わせてみます。

が、まだ削りが足りませんでした。2面幅に入り込む隙間が5mmと想定しましたが、もっと狭かったようです。

というわけで再切削。スコヤで垂直を合わせます。
それから削っては合わせ、削っては合わせを繰り返すこと3時間。

よ〜〜〜やくピタッと収まりました!
いや〜大変だった!正確な寸法が判らないので、どうしようもないですよね。
『引っ掛ける』ということだけ考えれば、いっそ大きく削ってしまうことも出来ますが、可能な限りピッタリフィットにしたいですから、チビチビ削るしかありませんでした。
しかも、2面幅がキマっても爪の入る深さが足りなかったので、そちらの修正も重ねてただただ時間が溶けてしまいました。
しかしその甲斐あって、文句無しのフィット感を達成♪大満足です☆

さて、あとは回すためのハンドルを差し込む穴を空けるだけ。

エンドミルで下穴を空け、

13mmの穴に拡張します。
そ・し・て・・・

完成〜〜〜☆
そこそこ爪の厚みがあるので、今回焼き入れはしなくて良いでしょう。あまり強度出しても相手材がアルミなので、むしろ弱いくらいの方が安全と言えます。
STKM13Aの引っ張りは400くらいなので、相手がアルミなら必要十分。

それでは、ちゃんと回せるでしょう〜か???

パイオリの『イ』!!!
YEAH\(^o^)/!!!!!
by tm144en
| 2025-08-29 00:10
| bimota 500-Vdue
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