【500-Vdue】(第13話:フォークアジャスター製作③′)<第6章:サスペンション>〜目覚めよ!冥界の支配者〜

今年に入って2回目の涙。

1回目はそう、あの時。



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敦賀のフェリーで乗船拒否されたあの日。

頬を伝う涙は、40を過ぎて初めてのことだった。
自分の愚かさを知り、超えられない壁を目の当たりにし、なすすべもない現状にただただ涙を流すことしか出来なかったあの夜。

あれほどの悔しさはもう味わうことはないだろう。


そう思っていた・・・






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・・・が、たったの3ヶ月で、またしても悔し涙。


「40過ぎたら涙脆くなる」

とは聞いていたが、それは映画を見て涙するとか、そういうことだと思っていたのだが・・・?




や・り・な・お・し



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やりなおし

泣いても嘆いても現状は何も変わりません。そんな暇があったら、とにかく手を動かすのみ!
なぁに、一連の流れは把握したので、次はもうチャチャっと作れるでしょう。



ーーーーーと、その前に。




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日が改まって届いたブツがあるので、先にこれのテストを行います。

今回のフォークアジャスターを造るにあたり、カナメとなる『M10P1.0』と『M6P0.5』のタップ。これで切ったネジにちゃんと取り付けが可能かを先に確認しておきます。




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適当な端材にまずはM6P0.5。



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アジャスタースクリューの取り付けは問題ナシ!




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続いてM10P1.0も問題ナシ!!

大丈夫、使えます☆




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というわけで仕切り直し、早速Re:切削していきます。


・・・・おっと!?全く同じ手順で、全く同じ内容が続くって?

いやいやいや。

私、同じこと繰り返すのニガテなんですよね。なので、ちょっとでも変化というか、違うアプローチで作業に挑みます。





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一つ目は芯押し台。

旋盤で芯押し台なんて基本中の基本だと思いますが、ワークの長さが短いと使わないことの方が多かったりします。ですが、精密に加工しようと思うと、ちゃんと芯押し台使わないとワークが逃げちゃうんですよね。

今回はφ20mmと細めのワークなので、芯押し台を使わないと先端と後端で0.05mmくらいテーパーに削れてしまいました。先端の方が逃げて切り込み分削れないという状況なので、何度も往復させてなんとか帳尻を合わせていたのですが、だったらハナから芯押し台使えよって話。これだからシロートは!

芯押し台を使うことで切り込み量を増やすことも出来ますし、1発で真っ直ぐに削れる当たり前がちゃんと当たり前に出来るので、加工時間の短縮につながります。


基本は忠実に!



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ーーーーーさて、もう一つの変更点。

それは、段々切削の手順です。




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前回のやり方は、この様にバイトを往復させる削り方でした。これはこれでも良いのですが、今回は別の方法を試してみます。




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それは、最初に所定の位置を突っ切りで削っておくというだけのもの。



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そうすることで、外径旋削時のバイトの終点に気を使わなくて済むのです。

突っ切りの切り込み量は仕上げの0.025mmだけ残しておけば、最後に削って綺麗に直角に仕上げることが出来ます。全然難しいことではありません。こうすることで、端面切削で長さを揃える必要も無くなります。

注意することといえば、突っ切りの切り込み量だけメモリで判断しなければなりませんが、それも簡単なこと。



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突っ切りの位置はノギスで合わせます。これに関しても、前回のやり方だとノギスのデプスバーで長さを測定しなければならず、安定性に乏しかったのですが、この方法なら端面と突っ切りでしっかり測定出来るので確実です。

突っ切りのゼロ位置の設定に関しては、今回の場合ルーペの見た目判断で問題ありません。




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ゼロ位置を把握したら、あとは切り込み量を間違えないようメモリをしっかり管理します。




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メモリを見ながら突っ切りで切削。




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そしたらあとは、突っ切りで削った位置まで外径旋削でサクサク削ります。




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同様の手順で3段削り、残りは前回と同じ。



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ネジを切って、U溝加工したら、


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内径の加工。



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前回で勘所を掴んだので、2回目は自信を持って削ることが出来ました。





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そしたら最後。切り落とす位置の確認です。

前回なぜ間違えたかというと、「ネジ山を除いた部分で16mm」という目安にしてしまったことで、実際に削る時に「ネジ山部分を含んで16mm」になぜか変換されてしまったんですよね。



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ただ、この見方だと測定しづらいので、上の画像の様に端面から25mmの目安で位置を合わせます。







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これが正解。


そして、



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できたーーーー\(^o^)/☆


なんと、3時間弱で作れました!まぁ、この程度ならそりゃそうでしょう笑


ただし!


まだ完成ではありません。加工工程はまだまだありますので、最後まで気を抜かないようにしないと、もう失敗は許されません。




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次なる加工は、M10P1.0とM6P0.5のネジ穴加工からとなります。

はたして、無事完成するのでしょうか・・・!?





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by tm144en | 2025-08-20 00:05 | bimota 500-Vdue | Comments(0)

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