【500-Vdue】(第20話:クランクケース③)<第4章:分解>〜目覚めよ!冥界の支配者〜

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プリントしたエンジンの画像を鋼板に貼り付け、ケガキした位置をハンドドリルで穴空け。
φ6mmのボルトを使用する所はφ6.5mm、φ5mmの所はφ5.5mmとちょっと広めに空けました。流石に19箇所の穴位置がドンピシャで合うはずありませんからね。しかもポンチ&ハンドドリルならなおのこと。




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クランクシャフトを押しつけるボルトは、今回M12のボルトを用意しました。本当はM14があれば良かったんですが、ホームセンターには置いてなかったんですよね。

で、ドリルの方はφ14mm。チャックがφ10mmまでという都合上、このサイズのドリルしか持っていませんでした。




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さて、既存のネジ穴位置とクランクシャフト部分の穴空け加工を終え、「アレレ?」と思った方。



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クランクシャフトの押し込みボルトの穴を貫通させてどうすんの?って話ですが、鋼板の厚みが4.5mmしかないので、これに直接タップ立てても2山しかネジ山が立てられません。
なので、別で用意することにしました。

最初の考えでは、この押し込みボルトのネジ穴の都合があるから、板厚15mmのS50Cを用意しようと思っていたんですよね。ですが、別の方法を思いついたので、鋼板でやってみるということになった次第。




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ちょうど良いサイズのジュラルミンの丸棒があるので、20mmの厚さにカットして2つ用意。これを押し込みボルトのネジ穴にすることにします。


で、


実はこの方法の重要なポイントが『芯の微調整』にあります。

クランクシャフトの位置はピッチノギスで正確に測定しましたが、そもそもそのクランクシャフトの先端は0.2mmの芯振れがあります。
今回限りのツールになるとは思いますが、もし次使う時があったら、芯出ししたクランクシャフトの位置とは合わなくなってしまいます。

なので、いっそ押し込みボルト自体は鋼板に対してフリーな状態にし、芯をしっかり合わせてから固定するという方式の方が汎用性があると考えたのです。
その代わり使い勝手は多少悪くなりますが、それは大した問題ではありません。なにより正確な作業が最優先。

そういった観点からも、今回やっぱり鋼板で良かったという結論になりますね。




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というわけで加工していきます。




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今回このパーツ自体の芯は特に重要ではないので、被覆のままチャックして加工します。




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ただし、端面の平行とボルト穴の直角は重要なので、そこだけは気をつけます。




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まずは旋盤でここまで加工。



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お次は、このパーツを鋼板に固定するための穴空け加工を行います。固定は貫通穴にボルトを通して、ナットで固定するようにします。その際、鋼板に空ける穴径を広めに取ることで位置の微調節を行い、芯を合わせたらボルトを締め付けてパーツを固定するようにします。




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パーツに空ける方の穴はφ6mm。これを正三角形の位置で3箇所空けました。




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そしたらこれを鋼板に合わせて穴位置をドリルでケガキ。




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φ7mmの穴を空けました。




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取り付けも問題ナシ。φ14mmで空けた穴位置に対し、クルクル回して位置を微調節出来る構造になりました。
この構造を採用するなら、クランクシャフト間の距離をピッチノギスで正確に測定する必要は無かったとは言えますが、まぁ精密に越したことはありません。




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で、実は当初の予定では、真ん中に1本補強のプレートを置くつもりでいました。しかし鋼板をカットしてもらう時に20mmでお願いしたのですが、出来上がったのは40mm。
その時は「まぁいいや」と思ったのですが、実際に合わせてみると致命的となってしまいました。ぶつかってる部分だけグラインダーで削ることも出来ますが、ちょっと面倒なので補強は一旦ナシの方向でやることにしました。
ケースを割る時にもし鋼板が撓むようなことがあれば、その時改めて考えることにします。


大事なのはエンジンですから、あまりツールの剛性を高めてしまうと、力のかけ方を間違ってエンジンを壊してしまうことが懸念されます。所詮、ベアリングのはめあいとノックピン。あとは液体ガスケットの粘着力を引き剥がすだけですから、そんなに大きな力が必要になるわけではありません。
ツール側はちょっと弱いくらいでも充分でしょう。


果たして、ちゃんと無事にケースを割ることが出来るのでしょうか!?

は〜〜〜緊張するぅ〜〜〜!






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by tm144en | 2025-07-25 00:03 | bimota 500-Vdue | Comments(0)

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