【TL125】サイドスタンドをなんとかせよ!(その7)

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平行な『といめん』が無くなってしまったブラケットピース①。これに正確な穴空け加工をする為に、ミーリングテーブルに固定する方法を考えます。

ちゃんと最初の設計段階に落とし込んでいれば、効率的な加工が出来るってわけですが。まぁ行き当たりばったりで作っているので、そうはいかず。


ーーーーで、なんかないかな〜と雑品棚を物色して見つけたのがコチラ。




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イタルジェットのステアリングアーム大改造の時に使用した、自作垂直ジグ。




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これにちょうど良い感じで固定出来ました☆





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段取りを済ませ、穴位置にセンターを合わせます。



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位置を合わせたらφ3.3mmのドリルで下穴を空けて、




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タップ立て。

芯合わせ→下穴→タップ

この順にそれぞれ3箇所を加工していきます。いちいちチャックを付け替えないといけないので、効率の良い作業とはとても言えませんね。

ミーリングテーブルにX-Yデジタルスケールがあれば、穴位置を座標で管理出来るので『芯合わせ』の工程は1回で終わらせることが出来ます。そうすれば、1回のチャッキングでそれぞれの加工を行えるので、効率的なんじゃないかな〜・・・と思いましたが、3箇所しかないなら微妙〜かな〜?

結局、座標に合わせるためにX-Yのハンドルをクルクル回す必要がありますから、その労力と時間を考えたら、チャック付け替える方が早いかもしれませんね。
10箇所、20箇所あるなら断然違うと思いますけどね。




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旋盤の芯押し台につけるこんな奴があれば、ワンタッチでヘッド変えれるんで作業を手早く・・・・あ、主軸が回転するからダメかwww
・・・いや、イケなくもないか?w




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ピース①とピース②を連結する為のネジ穴加工が完了。早速組み立てたい所ですが・・・・その前に。





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スタンドアームの跳ね上げ量を調節します。
現状だとここまでしか上がらないので、




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この辺くらいにはしたいですよね。
ステップがあるので、これが限界。



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大体の目星をつけて、『引っかかり』の部分を削っていきます。




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何度か現物合わせしながら少しづつ削っていったのですが、思いのほか結構な量を削ることになりまして、




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気がつけばボルトにギリギリ。というかむしろ、事実上キャップボルトの頭がスタンドの『引っかかり』と言って良い状態になってしまいました。




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とはいえ、これで跳ね上げ量は丁度良くなりました。




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ステップとの間にスキマが残っているので、もう少し詰めることは出来ますが、ボルトに当たっちゃったのでこれ以上は無理。
まぁでも、少し設計が違えば「スタンドアームが全然上がらない!」といった事態に陥っていた可能性もあると考えると、今回は運が良かったと言わざるを得ませんね。

「設計が甘〜〜イ!」


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ーーーーさて、それではブラケットを組み立てて、最終確認を行なっていくことにします。

ボルトは追々、適切な長さの物を用意します。




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組み立ては問題ナシ。

スペーサーがイケてないですね。。。




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やーやーやー。これってどう見ても『サイドスタンドブラケット』でしょ♪

しかも、純正コピーじゃなくてオリジナルの設計。甘〜い設計ですが笑




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スタンドアームの取り付け、及び可動も問題ナシ!




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スタンドアームの先端を持って「グッ!」と力をかけると、そりゃブラケット部分が少したわんでしまいますが、普通に見た限り『弱々しい』ということはありません。
ピースを連結するキャップボルトをしっかり締め付けることで、ピースの接触面が踏ん張ってくれるので、思ったよりも強度が出てる感じです。


そして・・・




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すちゃ。


いやいやいや!


完璧でしょ\(^o^)/♪





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by tm144en | 2025-05-10 00:03 | HONDA TL125 | Comments(0)

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by だいちゃん