【TL125】配線アレコレ②

小学生の頃『迷路』を書くのが好きで、よくノートにびっちり書いていたものですが、バイクの配線も『迷路』と同じ理屈なわけでして・・・




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配線を一通り仮止めし、電源を繋いで動作確認を実行。ウィンカーの左右はもとより、ヘッドライトやストップランプなどがちゃんと繋がっていることを確認します。

シンプルな設計のトライアル車の配線とたかを括っておりましたが、全部作り直すとなるとなかなかの分量。頭の中だけでやるのは間違いの元になるので、配線図を作ることに。




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純正とは違う新たな取り回しになるので、図を書いて問題が無いかを検討します。

基本的には接続部はカシメで行いますが、どうしても分解が必要なシーンも出てきます。
ですので、今回はヘッドライトカウルの辺りでコネクターを使用し、前後に分断出来るようにしておきます。


で、


この配線図を作ってふと気が付いたのですが、


「アレ?ヒューズは??」


そう。tmもそうですが、この手のバイクにはヒューズが無い場合が多く、TL125にもヒューズは元からありません。

「バッテリーの無いバイクに、ヒューズは必要無いってこと?」

という疑問が湧くのですが、結論から言うとその答えを出さずにヒューズを設置することになります。
おそらくですが、ショートなどして過電流が流れる状態になったとしても、バッテリーが無ければレギュレーターからの電流しか流れません。レギュレーターには発電量に伴う電力しか発生しませんので、『過電流』という概念がそもそも無いと考えられます。

例えば120W発電しているとした場合、12Vに変換すると流せる電流の最大値は10Aまで。なので、抵抗が1.2Ω以上であれば、10A以下の電流で足りるので発電量で賄うことができます。

しかし抵抗が1.2Ω以下になった場合。例えばショートした時のように0.001Ωなどになったと仮定すると、電流は12000A流れる計算になるのですが、元の発電量が120Wですので、そこまでの電流を取り出すことが出来ないと言えます。レギュレーターで12Vにしてしまってる以上、取り出せるのではあくまで10Aまでなので、極端な話ショートしても過電流は流れないということになる・・・



のかな?



ちょっと詳しく勉強してないので、この件に関しては保留。とりあえずあって困るものではないので、ヒューズはつけることに。




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ガレージに転がっていたのはこの2つ。黄色い方が30A用で、赤が10A。
電気部品は色々あるので2個では足りませんが、気になるのは常時点灯にするヘッドライトとテールランプなので、そこの配線に5Aだけ忍ばせておき、レギュレーターから取り出した直後の所にメインとして10Aを設置することにします。ヒューズの値は電気部品の合計W数から換算。



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まずはメインの方から。レギュレーターからは丸型のギボシが伸びているのですが、この端子私キライなのでカシメで直結にします。電気系のトラブルは接続部の劣化に起因することが多いですから、カシメてしっかり防水することによって、トラブル要因の箇所を出来るだけ減らすことが出来ます。



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両方の線を剥き、圧着端子を被せます。こういった配線の接続にハンダは使用しません。カシメの方が丈夫で確実で綺麗でやりやすい。



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圧着端子のスリーブに通す時は、上図の様に剥いた線を多めに飛び出させ(たれ)、被覆とも少し離すようにするのが基本。ですが、色々やっているとそう融通の効かない時もあるので、そういう時は慎重に作業します。


カシメには専用の工具があり、圧着端子のサイズごとに噛ませる場所が違います。『たれ』をちゃんと取っていないと、カシメる時にすっぽ抜けやすくなるので注意が必要。





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カシメたあとはヒシチューブで覆い保護。これで完璧です。




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続いてヘッドライト及びテールランプのヒューズ。



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ヘッドライト線(黄緑・赤)を前方向、テールランプ線(茶)が後ろ方向になるようヒューズの線に繋ぎます。



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ヘッドライト線の方に細いヒシチューブを一旦被せ、



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その後にまとめて全部を覆うようにします。2本ある方と圧着端子のサイズに合うヒシチューブにすると、1本の方に隙間が出来てしまうんですよね。また、大きい圧着端子を使うと1本の方のカシメ部分との境目が弱くなるので、ヒシチューブを重ねておくことで丈夫にもなります。




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レギュレーター側。ヒューズ線から4本生やす格好になります。



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線が複数ある方のヒシチューブには隙間が出来てしまいますので、接着剤付きのものを使用したり、少しだけ液ガスなどを塗るなどしてチューブの隙間を塞ぎます。




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ヒシチューブだけでも良いのですが、狭いところに押し込む格好になるので、念の為テープも巻いておきます。




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全ての線を整理したら、一つの大きなヒシチューブでまとめます。




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これも前回同様、収縮させずに先に取り回しておきます。




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フレームの隙間を通し、前に持ってきます。

ここでコネクターを作り、ハンドルから引っ張ってくる線やヘッドライトの線と合流させます。




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コネクターも在庫品でまかないます。1個にまとめれる大きいのが無かったので、6極と4極のものを2つ使用。まぁ、細かく分散してる方が融通が効きやすくなって良い場合もありますが。




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配線にコネクター用のギボシを圧着させ、




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コネクターを取り付け。




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メス側も同様に作業します。位置を間違えないよう、コネクターにメモしておきます。ここに書いておけば、後々も何かする時に目星がつけやすくて便利ですね。マジックが消えてなければ笑



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ウィンカーは単体で交換する可能性が非常に高いので、コネクターとは別に丸端子で接続します。2極のコネクターがあればそれを使うのですが、あいにく在庫切れ。

ヒシチューブも少なくなってきたし、そろそろ梅澤電機に調達に行かないとな〜・・・



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ウィンカーのアース線は、この様にコネクターから2本生やす格好にしました。コネクター用のギボシに、2本分をまとめてカシメています。線が太いと結構キビシイのですが笑

他にも2in1にする箇所は同様の手立てを取ります。






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そんな細かい作業を延々続け、ようやく全線開通。




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結構やっつけで作業してしまったので、取り回しをあまりコダワリませんでした。DB7姫の時は一冬かけてじっくりやりましたが、流石にそんなに時間はかけれません。




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コネクターは大きいヒシチューブで覆い、細かいところはハーネステープで保護。テープはアセテートのタイプを使用します。これは縦にも裂けるので、分岐している箇所などは細く切って使用します。




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ハンドルを左右に切って確認しながら、収まりの良い位置に配線を置き、最後にタイラップでまとめて完了。


最後にエンジン始動して動作確認し、問題が無ければこれで配線作業は完了となります。


配線作業は好きなので、もっとじっくりやりたい気持ちはあるのですが・・・それはミトに取っておきます☆





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by tm144en | 2025-03-28 00:00 | HONDA TL125 | Comments(0)

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by だいちゃん