【TL125】チャレンジのステップ移植大作戦!(最終話)

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それでは、A7075の丸棒を使用し、ステップのピン径変換カラーの製作を行ってまいります。



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まずは内径の切削。肉厚1mmのカラーになるので、先に内径を削っておいた方が良いと判断。外径を1/100mmで合わせてから内径を切削すると、切削の圧力で膨らんでしまうことが考えられるからです。

精度が重要なのは外径なので、その場合は最後に削るのが良いということ。


内径はピンを通すだけなので、特にリーマ加工もせずφ8mmドリルで削るだけ。

その後外径を旋削し、測定。




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10.26mm!
んん〜〜〜・・・0.01mm太い!1/100mm削るのはリスクあるな〜・・・削れ過ぎて10.24mmになったらおじゃんですから、ちょい太いですけどこれでヨシとしましょう。



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はめ合いのチェック。入りそうで入らない絶妙な感じです。




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そしたらワークを切り落とし、軽く面取りしたら



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カラーの完成。

圧入は旋盤で面取りした方から差し込みます。切り落とした側はペーパーで面取りしただけというかバリ取っただけなので、正確ではありませんからね。




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圧入はハンドプレスを使用。油圧プレスでやるほどの力は必要無いハズですし、逆にそれが必要ならはめあいが間違えていることになります。

しっかりしめしろを与える寸法に加工しておりますが、ロックタイトも併用。



「アルマイトかけないの!?」



はい。このまま未処理で圧入することにします。一番の理由は時間が無いから。

A7075材は耐候性に劣りますので、アルマイト処理は必須とも言える後処理となります。しかし、カラーの外側はロックタイトを塗布して圧入してありますし、内側は常にグリスなどで潤滑状態にあるようメンテナンスは実行します。つまり、空気に触れる時間はかなり短いと言えるので、処理無しでも問題は軽微と判断しました。

他にも、A7075材は『応力腐食割れ』という注意事項があり、詳しくは理解出来ていないのですが内部応力の蓄積によって割れてしまうという特性があります。なので、ステップ荷重で常に応力がかかる場所にどうなんだ?というのはあるのですが、そもそもバイクのパーツでA7075が使用されることは多々あります。
今後どうなるかといった実験の意味も多分に含んでいるので、今回はこの手段を取ることにした次第です。




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というわけで圧入完了。

1トンプレスのリーチでは最後がかなりキツく、ハンドルに体重をかける必要がありました。10.26mmにしたので、場所によっては0.04mmもしめしろあったわけですからね。そりゃキツいでしょう。

それでも『ニュ〜ッ」と入っていく感触は気持ち良かったですね。キッチリ精度が出ていた感触です。




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圧入による内径縮みを懸念していましたが、ピンの通りは問題ありません。ドリル切削はφ8.00mm+αで削れますので、その分で相殺しむしろ上質なはめ合いになったように感じます。



そして取り付けは・・・



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いぇ〜〜〜い\(^o^)/♪


文句ナシのばっちりチリチリやぁ〜〜〜〜\(^o^)/☆




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フレームへの当たり面はそのままでいけましたね。これはラッキー☆
つまり、幅とカラーの改造だけで取り付け出来たことになります。

幅に関しても、TL125純正はブラケットに対してステップが左右に動くほどスキマがありました。なので、フライス盤で厳密に削りましたが、そこまでの必要は無かったと言えます。
基本的にはピンとフレームへの当たり面の2点で支えてる構造ですからね。ブラケット部分へのはめ合いはそこまで重要ではないと考えても良いのでしょう。
ムルチの時もかなり精密にハマるようにしましたが、ちょっと考え過ぎだったかもしれませんね笑

なので、幅はグラインダーで適当に削るのでも全然良かったとは思います。

とはいえ、「そういう仕事はしたくない」という、別の欲求があったのもまた事実ですが・・・




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さぁ!それではもう一個の方も張り切って改造していきましょう〜!



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フライス盤で削って




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カラー作って圧入して



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完成〜☆




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ステップ切削のために製作した内径クランプも、2回の使用で天命を全う。

継続的に使用するのであれば、やはり1000系では弱過ぎますね。多分この場合6000系やジュラルミン系ではなく、A5056辺りが適材のような気がします。5000系は粘り強さがありますからね。(だから切削面が綺麗になりにくい)


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チャレンジのステップにカラーを圧入し、TL125用のステップとして流用。見事に完成しました☆




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右側の取り付けも問題ナシ。




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跨った感触も最高で、これ以上ない踏み心地です。前の細いのだと足の裏が痛かったですが、ワイドステップならスニーカーでも痛みは感じません。接触幅大事!

さらに、TL125のステップとチャレンジのステップでスプリングの位置が逆になったことで、ステップの位置がやや下がる格好になりました。



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これによってポジションに少し余裕が生まれ、ハンドルとの距離感がよりしっくりくるようになりました。これは予定外の結果です。




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シェルコなんかはそれをカラーの位置で細かく調節できるようになっているのですが、計らずも今回それが良い結果につながりました。もしこれが逆だったら、ステップ自体は良くなったけどポジションが狭くなった・・・なんて可能性もあったわけですからね。





ーーーー着々と進めているTL125の乗り出し整備。

次回は配線周りの処理のお話となりますので、お楽しみに〜!

(え!?配線はツマランって!?マジ!?)

(じゃぁ、短めにまとめまーすw)




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by tm144en | 2025-03-26 00:07 | HONDA TL125 | Comments(0)

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by だいちゃん