【TL125】タンクキャップメーター製作(最終譚)
2025年 03月 11日
「トップブリッジにメーターを付けたく無い!」
から始まったタンクキャップメーター製作物語も、今回でいよいよ最終譚。
































前回、苦心の末空けた空気導入口。この穴にホースを差し込むための『パイプ』を作るところから本日はスタート。

圧入するので、内径を1/100mmで測定。

簡単な形状なので、ざっくり寸法だけ確認します。
使用する材料はSCM435。今回、肉厚が薄くなるので、強度的な観点からクロモリをチョイス。タンクキャップから飛び出す格好となるので、頻繁なホースの脱着を始め、開け閉め時に手がかかったりなど負荷がかかることを考慮。

外径は突っ切りで旋削。クロモリは普通に削ってもなかなか切削面が綺麗にならないので、この方がまだマシなんですよね。それでもザラつきは残りますが。

穴径φ5.33mmに対し、φ5.34mm。まぁ良いでしょう。

そしたら緊張の穴空け加工。クロモリに対し、たった2mmのドリルで40mmも切削するので、『中折れ』のリスクが高まります。ドリルはnachiの安物ハイス。
前回のような事態は避けたいので、とにかく慎重に切削します。

無事貫通☆
いや〜ヒリヒリしますね〜!
刃先が引っかかるたびに主軸の回転につられてドリルが『しなる』ので、緊張の連続でした。

切り落として旋盤作業は完了。

外径φ5.33mm
内径φ2mm
長さ40mm
のクロモリパイプ。たったこれだけの物です。
当初の設計ではホース差し込み側に『かえし』のような構造にするつもりでいましたが、抜き差しが面倒になりそうだったので却下。「絶対抜けてはいけないホース」というわけではありませんからね。

仕上げはガンブルーで黒染め。

黒染めで外径に変化はあるのか?・・・という疑問が執筆時点の現在ふとよぎったのですが、時すでにお寿司。

そんなことも頭によぎらず、過去の私はせっせと圧入の準備を進めています。
一応0.01mmの寸法差でしっかり固定されるはずではありますが、密閉性を高める意味でロックタイトも併用。

ハンマーで軽くコツコツ叩くだけで圧入が出来てしまいました。φ5mm程度だと、寸法差0.01mmではこんなものか?はたまた、黒染めで少し痩せたのか?
ーーーーそんなことはどうでも良いと言わんばかりに、過去の私は作業を続行。

ゴムパッキン溝に飛び出した部分を削る加工を行います。
ちなみにここの構造は、

こんな感じ。
前回空けたキャップ側の1.5mmの穴に、今回のパイプを接触させる格好で通路を形成しています。苦心の末により出来上がった結果論的な構造ではありますが、まぁなんとかなってますね。

それでは、はみ出た部分の旋削。ゴムパッキン溝を削った時と同様の方法ではあるのですが、注意点が一つ。

それはこの完成バイト(左)。この完成バイトは(おそらく)軽金属用なので、今回削るクロモリには文字通り刃が立ちません。なので、多分ハイスだと思いますが、右側の完成バイトで削ることにします。

ですが長さが『ちびっちい』ので、刃物台も肉薄。衝突スレスレの加工となります。

無事削ることが出来ました☆
ロックタイトが完全硬化する前でしたが、旋削に問題はありませんでした。圧入がしっかりキマってたんでしょうね。

見た目的には『妙な突起物』という印象を与えますが、通常時はホースがかぶさっているので、気にはなりません。
その印象を強くしているのがパイプの長さにありますが、ホースとの接触面を増やすため、敢えて長くしています。『かえし』を無くした分、密閉性や『すっぽ抜け』の面で不利ですから、その点を考慮してのこと。
ーーーーさて、無事に空気導入口の加工が完了し、いよいよタンクキャップ完成へのラストスパート!

まずは、この貫通した穴を塞ぎます。

ステンレステープを広めにとって貼り付け。しっかり擦り付けて密着させます。
う〜ん・・・ガサイ笑
時間がないんで次っ!次っ!

マジックテープとスポンジシートを貼り付け、

裏側のパッキン及び金具類を全て組み付け。

ついに、タンクキャップメーターの完成と相成りました\(^o^)/♪

メーターを取り外す時は、スイッチ操作部で掴むようにします。

メーターはマジックテープ3ヶ所止めですが、思いっきり振り落としても外れることはありません。

タンクへの取り付け、及びホースの接続。

走行中に見えにくい位置ではありますが、そもそもメーターをチラチラ見ながら運転するようなバイクではありませんので、この位置でも問題はありません。『付いてる』という大義名分さえ果たし、あとは距離だけ管理してくれれば御の字。

ゴツさが気になる所ではありましたが、見慣れたら何も感じなくなってきました。むしろ、この角度で見たらしっくり感さえあるように思えてきます。
『デザイン』って難しいですね。

ホースの取り回しは、位置の関係上グネグネしていますが、これも致し方ナシ。本来はタンクに直接取り付けるつもりでしたが、今となってはこれで良かったと思っています。やはりタンクに穴空けちゃうのは・・・ねぇ笑
ただ、ホースが耐ガソリンのヤツなので、コシが無くフニャフニャしています。なので、ポリ塩化ビニル(PVC)の方を使用した方がもう少し「シャキッ!」として収まりが改善しそうではあります。
ーーーーーさて!!
トップブリッジの製作とタンクキャップメーターという大物2つの製作を完了させ、いよいよTL125の乗り出し整備も後半戦。残す作業はまだまだありますが、そのどれも細かいものばかり。難易度は低いものの数が多いので、気を抜かずどんどんやっつけていきます☆
次回取り掛かる作業は、『ウィンカーの取り付け』
こんなもの造作もないことだとタカを括っていましたが、はてさてどうなることやら・・・
by tm144en
| 2025-03-11 00:13
| HONDA TL125
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