【TL125】タンクキャップメーター製作(その8)

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完成間近となったオリジナルタンクキャップ。
まずは、サイコンの取り付け具合を一旦確認しておくことにします。




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マジックテープの貼り付けは、サイコン側の位置に合わせて3箇所。
フチの部分には厚さ2mmのスポンジシートを貼り付けます。




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サイコンもピッタリハマり、イイ感じの取り付け具合となりました。
マジックテープだけだと振動で暴れるので、スポンジシートで保護する必要性を感じたわけですが、タンクキャップ側とのスペースを無くすことでその必要は無かったかな?・・・とは思いました。まぁこれはこれで悪くはありませんけど。
タンクキャップの外径をあと4mm小さく出来たとしても、それほど全体のイメージに違いは現れないでしょう。



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スイッチの切り欠き部分の問題もなく、操作性も悪くはありません。ただし、奥まっているのでグローブを履いてたらちょっとやりずらいかもしれませんね。
とはいえ、TL125乗る時は基本的にオフロード用グローブですから、あれならそこまで苦戦はしないと思いますが。

あと、肝心なサイコンの脱着も問題なし。
マジックテープ3つだとちょっと頼りない感じがしますが、振り落とそうとしても外れないので、これ以上強くする必要は無いでしょう。



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切り欠き部を含めた全体の印象も、悪くありません。まぁこういうのもあるんじゃない?といった感じ。




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こうなってくると、返す返すも裏側の設計の甘さは悔やまれます。スカート部を作ればもう一つ満足度の高い物を作れたはずですし、なんでもっと設計を煮詰めなかったんだという思いにかられます。

とはいえ、それはなかなかに難しい。

製作前はメーターの取付方法や、タンクキャップとしての機能にばかり意識が向き、どのような切削工程を取るべきかに頭が支配されているので、なかなかこういった細かい部分にまで頭が回りません。

規模は全く違いますが、例えば企業が大人数で作った車やバイクでさえ、初期型にはトラブルや改善点が発生するのは良くあること。最初から全て見通せるなんてことは『ものづくり』においてはあり得ないと言えます。

試作品を重ねることで熟成させるしか、方法はないのです。





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兎にも角にも、今回の目的はこれでほぼ達成されているので、細かいことは気にせず残りの作業を進めていくことにします。




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ーーーーさて、お気づきの方も多いかと思いますが、このタンクキャップ。『ある機能』が足りていません。

そう。『空気導入口』です。


タンク内のガソリンが減ることで内部が不圧になるので、都度外部から空気を導入する必要があります。



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純正はおそらくこの小さな穴だと思いますが、ちゃんと通路が確保されています。上側の2箇所から空気を取り込み、真ん中の穴からタンク内に導入。ここにはフィルムみたいなものがついており、転倒時に逆流しないような構造になっていました。

ただ、削り出しでこのような細かい通路を作るのは、あまり現実的ではありません。通路が中で折れ曲がる必要があるので、どう考えても加工は不可能。



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なので普通のレーサーの様に、タンクキャップから直接ホースを取り出し、ステムシャフトの中に通す方法を勘案。しかし、メーターがあるのでこの方法も不可。


「え!?じゃぁどうするつもりでいたの!?」


実は、どうするつもりかの考えが固まる前にタンクキャップを作り出してしまったので、まだ確定してはいません。

ですが、「多分アソコでいけるべぇ〜」とうっすら考えていた場所があります。




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それがココ。タンクに穴を空け、ブリーザーの口を作ってそこにホースを取り付けるという方法。
確かNチビかなんかのバイクでそんなのなかったっけ?と思いますが、これで空気導入は問題ないハズ。むしろタンクキャップに付いていると給油のたびに若干煩わしいので、この方がむしろ理に適ってすらいます。

懸念点があるとすれば、貴重な純正タンクに穴を空けてしまうということくらいですが、私のガレージに来てしまったからには、その運命を甘んじて受けてもらうしかありません。


というわけで、中を確認して穴位置をどうするかを考えま・・・・・





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えええええええええ!?!?!?!?


なんか・・・邪魔なものがある!!!!


え!?なんこれ!?!?

これなんなん!?!?

ちょっと、これが邪魔で穴を空けてもブリーザーの取り付け出来ないんですけど!!!


え〜〜〜〜〜話変わってきた〜〜〜〜どうしよ〜〜〜〜・・・・


・・・・

・・・・

・・・・

・・・

・・





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じゃぁ、やっぱキャップ側に空けるしかない?


そう思って設計図を確認。導入口を空けれそうな場所を考察しますが・・・





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ちょwwwww


せまwwwwww


ゴムパッキンの前後で穴を空けなければいけませんし、上側はメーターで完璧に塞がれますのでこの場所を通す以外に方法はありません。




終わった・・・




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いや、まだ諦めてはイケナイ!

物理的可能性が閉ざされたわけではないのですから・・・



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L字の通路にすることでドリル加工で出来ますし、図の位置でならなんとか導入口を通すことが出来ます。




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ただし、計算上通せる隙間の幅は最大で2.5mm。なので、それ以下のドリル径であれば可能。やるしかありません。


あとは位置と精度!




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1.5mmのドリル刃があるので、これで穴空けを行います。2.5mm幅に1.5mmのドリルですから、残される肉厚は片肉で0.5mm。つまり、穴空けの位置精度を0.5mm以下にしないと、どちらかの壁を突き破ってしまうことになります。

なので、極めて、極〜めて慎重に位置を定め、あとは祈りながら削るしかありません。




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穴の方向も重要。しっかりキャップの直径の線に沿って空ける必要があります。




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0.5mmの精度を確実なものとするため、穴位置はケガキではなくエッヂファインダーを使用。




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でも心配なので、ノギスでも一応確認。入念に入念を重ね、慎重に慎重を期します。





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削る深さもきっちり合わせる必要があるので、原始的ですが支柱に定規を当てて管理。


これで準備万端!


ただし、最大の難関はドリル刃の強度にあります。
1.5mmのドリルで20mmも掘り進めるとなると、かなりの切削抵抗になります。過去の経験からも、この径のドリルは非常に折れやすい。

切削油をつけ、適宜キリコを排出しながら慎重にやるしかありませんが、もし『中折れ』してしまったら、もうどうすることも出来ません。1.5mm以上の穴は物理的に不可能ですし、中折れしたドリル刃は、同じドリルでは絶対に削り落とすことは出来ません。

つまり、折れたら終わり。

ここまでそこそこの時間を費やしてきたタンクキャップ製作ですが、最後の最後で頓挫してしまったら、ショックで立ち直ることは難しいでしょう。何より貴重な時間の損失は甚大。


なので全身全霊をかけ、1.5mm刃のドリルの切削抵抗に全神経を集中し、慎重に慎重を重ね、さらに慎重を重ね、丁寧にゆっくりじっくり時間をかけて、完璧な加工を






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by tm144en | 2025-03-07 00:19 | HONDA TL125 | Comments(0)

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by だいちゃん