卓上グラインダーの芯出し
2024年 11月 23日

祖父の形見の卓上グラインダー。亡くなってからしばらくは使い道があまりなかったのですが、旋盤を導入してからは大活躍。バイトを研ぐための必須装備となっています。

しかし、ある時砥石の交換をすると、回転がブレて振動が出るようになってしまいました。調節のしようがないので無視して使っていたのですが、どうもそれじゃ刃の研ぎ具合にも影響していそう。

どうやら、卓上グラインダーの砥石交換では『バランス取り』という作業が必須なようで、ホールバランスのようにウェイトで調節するのだそう。
しかし、この卓上グラインダーにはそういった機構が見当たらないので、さてどうしたものか?
そもそも、砥石の重量バランス以前に、砥石取り付け部の芯が出ていないように思えます。

穴に差し込んで、両側のプレートで押さえつけるという構造になっていますが、この穴の差し込みや両側のプレートには『遊び』があります。

特にこの押さえのプレートの厚みは薄いので、既にガタガタしているんですよね。なので、締め込み時にどこが中心なのか手探りは分かりません。
砥石にダイアルゲージを当てて芯出し・・・といきたいところですが、あの表面じゃスピンドル暴れて測定は不可能でしょう。

なので、この押さえのプレートがガタつかないようにすれば、キチッとした位置決めになるハズ。


というわけで各部を測定。

A6061でオリジナル押さえプレートを作ることにしました。

まずはセンターの削り。


あとは必要な厚みに切り落とし、端面を整えて完成。

非常に単純なカラーの形状をしていますが、内径の精度と端面の処理が重要なポイント。

しめしろを与えていて、このままでは入りませんので、

熱して

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気持ちいいいくらい完璧にキマりました\(^o^)/☆
いやぁ、こういうキマった時が快感なんだよな〜♪

ちょっとしたことなんですが、雲泥の差となる今回の調整。
それでは前後比較をどうぞ↓↓↓↓
いかがでしょう!?明らかに違いがあります。
実際には高速で回転させますので、ガタガタうるさい振動があったのですが、調整後は嘘みたいに静かになりました。
あぁ、これが本来の姿でしたかというくらい快適な使い心地となり、より一層刃物研ぎに精が出たとさ。
めでたしめでたし☆
by tm144en
| 2024-11-23 00:02
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