卓上グラインダーの芯出し

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祖父の形見の卓上グラインダー。亡くなってからしばらくは使い道があまりなかったのですが、旋盤を導入してからは大活躍。バイトを研ぐための必須装備となっています。





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しかし、ある時砥石の交換をすると、回転がブレて振動が出るようになってしまいました。調節のしようがないので無視して使っていたのですが、どうもそれじゃ刃の研ぎ具合にも影響していそう。


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どうやら、卓上グラインダーの砥石交換では『バランス取り』という作業が必須なようで、ホールバランスのようにウェイトで調節するのだそう。
しかし、この卓上グラインダーにはそういった機構が見当たらないので、さてどうしたものか?

そもそも、砥石の重量バランス以前に、砥石取り付け部の芯が出ていないように思えます。




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穴に差し込んで、両側のプレートで押さえつけるという構造になっていますが、この穴の差し込みや両側のプレートには『遊び』があります。




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特にこの押さえのプレートの厚みは薄いので、既にガタガタしているんですよね。なので、締め込み時にどこが中心なのか手探りは分かりません。

砥石にダイアルゲージを当てて芯出し・・・といきたいところですが、あの表面じゃスピンドル暴れて測定は不可能でしょう。




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なので、この押さえのプレートがガタつかないようにすれば、キチッとした位置決めになるハズ。




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というわけで各部を測定。



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A6061でオリジナル押さえプレートを作ることにしました。





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まずはセンターの削り。





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シャフト径12.665mmに対し、内径を12.65mm。締めしろ0.015mmを与えて圧入します。




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あとは必要な厚みに切り落とし、端面を整えて完成。



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非常に単純なカラーの形状をしていますが、内径の精度と端面の処理が重要なポイント。




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しめしろを与えていて、このままでは入りませんので、




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熱して




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スポン。

気持ちいいいくらい完璧にキマりました\(^o^)/☆

いやぁ、こういうキマった時が快感なんだよな〜♪




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ちょっとしたことなんですが、雲泥の差となる今回の調整。


それでは前後比較をどうぞ↓↓↓↓






いかがでしょう!?明らかに違いがあります。

実際には高速で回転させますので、ガタガタうるさい振動があったのですが、調整後は嘘みたいに静かになりました。
あぁ、これが本来の姿でしたかというくらい快適な使い心地となり、より一層刃物研ぎに精が出たとさ。

めでたしめでたし☆





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by tm144en | 2024-11-23 00:02 | Comments(0)

カメラとバイクとエトセトラ


by だいちゃん