【WADO】'23シーズン突入前メンテナンス⑤

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さてさて、WADO丸の整備。

プライマリーケース内のオイルが白濁してしまう症状で、原因は水の混入であると考えました。なので、オイルシールの交換をするためにカバーを外したわけですが、侵入箇所は他にも可能性があるのではないか?と考えを改めます。



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気になったのはこのポッチ。
これは何かというと、ケース内の圧をコントロールするためのバルブ。



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画像が見づらいですが、ケース内に貫通しているのが判ります。

エンジンを始動させるとオイルが熱で膨張しますが、このプライマリーケースの構造上、上昇した圧力が逃げる場所がないのでこのようにリリーフバルブを設ける必要があるのです。K1やイタルジェットのデフケースもそうでしたね。

以前K1のデフオイルが白濁する症状があった時、このリリーフバルブを疑って対処したことがありました。

今回もその可能性を考え、水が侵入しにくい構造に改造することにします。




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ポッチのカバーを無理やり外すと、穴が丸見えになっています。





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「リリーフバルブ」と言えば聞こえが良いですが、構造は単純。上から降り注ぐような水が侵入することはありませんが、冬はこの上に雪がどっさり積もります。そうなると、雪の重みと表面張力によってこの隙間から水が侵入してしまうのではないかと考えられるのです。

バルブのサイズが小さ過ぎるのが原因なので、k1の時と同じくホースを取り付けて対処することにします。


ただ、カバーを外した状態の根元部分では、ホースを接続するにはあまりにも短いので、新たに作り直すことにします。




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バルブは圧入されているだけなので、引っこ抜きました。




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ホースを接続するためだけのものなので、構造は単純。アルミで作るので、肉厚の絡みで内径をあまり太く出来ないのですが・・・まぁそれほど急激な圧力上昇ではないでしょうから、この程度でも問題はないハズ。




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材料は端材から作ります。


余談


画像のバイトは本来『ヘールバイト』と呼ばれるもので、外径を削るためのバイトではありません。ヘールはワークに対して直角に当てて面を削るためのバイトであり、その時の『ビビり』を防止するために首の部分が湾曲した造りになっています。
それを、外径を削るためのスタンダードな形状に削って流用しているというわけ。

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本来外径を削る時は、このような形状のバイトを使用するのですが、荒削りする時にまで使用すると刃の消耗が著しくなってしまいます。なので、こちらは仕上げ専用とし、先ほどの突っ切りから作り直した方を荒削り用と分けて使用しているのです。

バイトもまぁまぁ高いですからね。

バイト買うためにバイトしなきゃいけないっテカーーーーー


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というわけで、まずはホース側と座面になる部分を削り、センターに3mmの穴を空けた所で、



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向きを反対に付け替えます。
ギリギリの材料で作ってるので、こういった手順になります。材料に余裕があれば、付け替えせずに一回で作った方が作業性も精度も良いのですけどね。

ただ、今回貫通させる穴が3mmなので、あまり深く掘るのはちょっとリスキー。3mm以下のドリルで深く掘ると、ちょっとしたことで「ポキん」と逝っちゃうんですよね。
キッチリ芯を出して切削油をたっぷり使用し、適宜切り屑を排出させればドリルの限界まで掘れなくはないのですが・・・

なので今回は、せっかく裏返すのでドリルで掘るのも半分くらいまでにしました。




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ケースに圧入する方の径を微調節。

ケース側の穴の径が、7mmのドリルだとスカスカで、7.5mmのドリルだと入りません。しかし、それ以上の精密な測定が出来ないので、間をとって7.25mmとすることに。

果たしてこれが吉と出るか凶と出るか・・・・




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こんな感じで完成しました☆




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これに液ガスを塗布して圧入します。







やっぱ径が太すぎました。



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普段のコダワリ根性はどこいった?というレベルで、とにかくぶっ叩いて根性圧入。なんとかそれなりに奥まで入ったものの、叩いた部分が変形してしまいました。

なにやってんだか・・・



どうせ液ガス使うんだから、スカスカくらいでも良かったんですよ。なぜか無駄に『イイ感じ』の圧入にしたくなってしまい、そのくせ内径を精密に測定できないという矛盾。『イイ感じ』の圧入は0~0.01mmの範囲なんですから、『間とって7.25mm』で出来るわけがない。

自戒を込めてもう一度書こう。


出来るわけがない!

金属加工ナメてんのか!!

早く除雪に使わなきゃという焦りが、こういった雑な作業を生むわけで・・・・


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by tm144en | 2023-12-19 01:04 | WADO除雪機 | Comments(0)

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