【WADO】'23シーズン突入前メンテナンス②
2023年 12月 06日

さてさて、この燃料コックをどうやって固定するか?という話。
形状が六角形なことに目をつけ、

19mmのソケットを購入。これを工夫して固定できないかと考えました。

頭が19mmの六角ボルトを画像の向きで挿し、その上から燃料コックを被せる。ホースのテンションである程度位置は固定されるので、申し訳程度に液ガスでソケットに固定してしまえば完成というスタイル。
分解時はボルトを外し、プレスかなにかで押し込めば燃料コックごと押し出されてくるという算段です。
ソケットの選定に悩みましたが、このタイヤ交換用19mmが秀逸でした。19mmのディープ単体で格安だったというのも然ることながら、ソケットの外側に六角がついているのが便利なのです。
当初の予定では、寸法が長くなってしまうので六角部分はカットするつもりでしたが、取り付けの際にこの方式だとソケットが共回りしてしまうので、それを抑える為にこの六角が役に立つということに気がついたのです。カットする前に気がついてよかった。
そしてもう一つ。このソケットを買ってきてから気がついたのですが、実は同じソケットを既に持っていました。サンバー丸のタイヤ交換用で昔から使っていた物です。
そちらはかなり古くなって錆も浮いたりしていたので、今回購入した新しいのをタイヤ交換用にして、古いのを加工して使えば良かったのですが・・・・時既にお寿司。

ーーーというわけで早速切削。
まずは、長さの長い分をカット。クロームバナジウム鋼なので、さすがに削るのは大変ですね!
高速カッターで削る場合、強く押し付けると熱を持ち過ぎてクロームバナジウムの材質が変化?するのか、硬くなって削れなくなるので、ゆっくりゆっくり削るのが重要となります。
あと、切削時は常に水をかけながら行います。切削中もそうですが、適宜カッターを外して全体も冷却します。

長さを揃えたら次の加工。ホースジョイントの当たる部分を削ります。

こんな感じ。作業中の画像を撮り忘れてしまいました。
ソケットは立てた状態でバイスに固定。バイスは高速カッターの台座と固定しています。その際の位置決めは、一番右に合わせ、切削ごとにカッターと同じ厚みのプレートをソケットに挟んで位置をズラしました。

手前側の切断面は、角度の関係で指定の位置まで削れないので、向きを変えて残りを削ります。
ある程度が削れたら、最後は手作業で切断面を整えます。

これで無事、燃料コックホルダーが完成☆
あとは取り付けのみ・・・・の前に、

ボルトの方も加工を施します。
ソケットサイズの19mm頭だと、径がM12になってしまいます。除雪機の取り付け側はφ10mmとなっており、さらにソケットの貫通穴もφ10mm程度となっているので、M12のままでは使用できないのです。
かといって、M10のボルトだと頭が17mmになってしまう。

なので、頭が19mmのM10ボルトを旋盤で作っていきます。

必要分をφ10mmに削り、

M10のネジを立てます。

これで役者が揃いました☆

組み立てるとこんな感じ。
まぁちょっと、燃料コックとしては大袈裟なサイズ感にはなってしまいましたが、質実剛健。真冬の戦場に十分耐えうる強度が与えられたのではないでしょうか。

除雪機へは、まずソケットを固定。

次に、ホースを変換ジョイントを使って接続していきます。除雪機側が内径φ6mm、燃料コック側は内径φ8mmとなっています。

最後は、液ガスをたっぷり塗ってソケットに押し込み、硬化するまでテープで仮止めしておきます。
このWADO丸の燃料は、不圧で吸い上げる機構になっているので、コックの位置が変わったりしても問題はありません。
あと、ホースの取り回しはそれほど融通が効かないので、今回のように位置を下げることで結果的に取り回しに余裕が生まれました。
仮に間違って購入した方をジョイントで使用した場合、おそらくホースの取り回しが難しかったんじゃないかと想像できます。
わざわざ固定しなくとも使えなくはない燃料コックではありましたが、今回の加工によってレバー操作が片手で行えるようになったので、作業性は向上。
とはいえ、燃料が漏れないのであればそもそもレバーをいちいち閉じる必要はないわけですが・・・・
・・・アレ?ってことは、直結でも良かったんじゃね!?
・・・
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昼に始めた整備も、気がつけば7時間30分も経過。せっかくの休日はすでに後半戦へと突入。
流石に除雪機整備だけで1日使ってしまう気にはなれなかったので、WADO丸整備はこれにて一旦休戦。次週へ持ち越しと相成りました・・・
by tm144en
| 2023-12-06 01:20
| WADO除雪機
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