【チャレンジ】チャレンジよ復活せよ!(第7話:ステムベアリング整備・考察その1)
2023年 07月 12日

続いて点検するのはステムベアリング。フロントサスペンションを構成するパーツとして、もっとも需要な役割を果たしていると言っても過言ではありません。

ステムベアリングの点検をするということは、それすなわちフロントサスペンションは全て分解するということ。
作業自体はそれほど難しいものではありませんが、そのためには整備環境がある程度整っている必要があります。
通常のオフロードマシンであれば、腹下から前後輪とも持ち上げるスタンドさえあれば、一般的なガレージ整備の範疇で作業を行うことはできます。
しかし、チャレンジはバックボーンフレームを採用しているので、腹下から持ち上げることは容易ではありません。フレームがないからです。アンダーガードは取り付けられており、エンジンも丈夫ですから、無理やり上げてやれないことはないでしょうが、バランスも悪くアンダーガードのマウント部の負担も大きくなります。したがって、最良の方法とは言えません。
なので、フロント周りを分解する場合上からクレーンなどで吊り上げるのが一番安全で確実な方法となるのです。
一般的なガレージでクレーンを使用するとなると、現実的なのはエンジンクレーンを使用することになります。私はその方法で10年以上整備してきました。
ただ、アームの長さを延長したり、油圧を利用せずチェーンに変更したりなどの工夫は必要になりますが。
しかしながら、整備をする上でバイクを完璧な状態で安定させることができるというのは、作業の質を上げるためにもとても重要な事であると言えます。

ちなみに、チャレンジに施されている『衝突安全設計』は他にもあります。それはフロントホイールリムとフロントフェンダーです。

倒立フォークはフロントの剛性が上がり、かん合長の観点からもマシンの走行性能にとっては非常にプラスに働きます。しかし一方で、高すぎる剛性は事故の際のエネルギーの吸収が少なく、結果一番弱いライダーに衝撃が集中してしまうことになるのです。
かといって、フロント周りの剛性が低すぎては、ライディングそのものの面白みが欠けてしまいますから、そのバランスは重要といえます。
その意味では、チャレンジは世界最高の『衝突安全性』と『ライディングの楽しさ』を兼ね備えたマシンだと私は考えています。
ですので、この素晴らしいマシンを後世に伝え続けるためにも、しっかりと抜かりのない整備を行う必要があるわけです。

・・・・って、余談が過ぎる〜www
さ、外すよ外すよ〜!

ハンドルで吊っていた車体を、フレームからに吊り直します。

ハンドルバーを外し、トップブリッジを外します。

おや?

そうそう。コレなー。
コレについては次回!
(余談が多すぎるんだよ〜!)
by tm144en
| 2023-07-12 01:26
| BMW G650x challenge改
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