【チャレンジ】チャレンジよ復活せよ!(第6話:スイングアーム整備その2)
2023年 07月 11日

さてさて。こちらの取り外したスイングアーム。

とりあえず泥が酷いので、まずは水洗い。
本来であれば、整備する前に一旦洗車してからというのがセオリーなのかもしれません。しかし、濡れた状態で整備するのは嫌だし、かといって完全に乾くまでの時間も作れない。そもそも、どうせ分解したらあらぬ部分から泥は出てくる。
そう考えると、分解しながら洗浄していくのもまた一理あると私は考えます。パーツごとに洗った方が完璧に綺麗に出来ますしね。

というわけで綺麗になったスイングアーム。

ピボットベアリングを見てきます。

たぶん以前塗ったチキソグリスだと思いますが、錆の発生やグリス切れなどの状態にはなっておらず、ベアリングとして問題は無いように見えます。
ただ、若干水が混入したのか?湿気か?と思わせる、グリスの乳化がわずかですが確認出来るので、これ以上放置したらマズかったかもしれませんね。

シールの方も亀裂等は確認は出来ませんし、リップの状態も問題ありません。とはいえこちらはゴム製品。早め早めの交換が適切と言えます。
しかしながら、型番が一般規格のサイズに無く特殊な寸法ですので、純正部品で入手するしかありません。
BMWの純正部品はユーロネットさんから購入できますが、手続きが少々面倒なのですよね。
必要な純正部品番号を送ったあと、見積もり料として1000円を先に振り込み。その後金額が送られてくるので、再度その金額から見積もり料を引いた分を振り込みに行く必要があります。
どうしても必要な部品であれば致し方ありませんが、できるだけ使いたくはない。
そもそも、BMWの純正部品をネットのやりとりで変えちゃうっていうこと自体、大変便利なことではあるのですが、如何せんAmazonにしゃぶ漬けにされた身の上。3クリック程度で購入が完了しないともう面倒くさいという廃人状態なわけです。
とりあえず交換するか否かは保留とし、今後の分解で他に何か頼むものが出たら、それと一緒に取り寄せることにします。

こちらはベアリングブッシュ。ニードルベアリングの内輪ですが、こちらは転動体のアタリが確認できます。指で判るほどの表面の凹凸はありませんが、アタリのつき方が少々大きいようにも思えます。
走行距離は確か10000km位にはなってたハズですが、それ以外にもリンクレスに起因することも考えられるかもしれません。
例えばボトムリンク式であれば、スイングアームとショック間の負荷は6箇所の軸に分散されますが、リンクレスの場合はピボットとショック取り付け部の3点のみとなります。その為、ベアリングの負担も大きくなるのではないかと。


洗い油に灯油を使用する場合は、最終的に中性洗剤で灯油を洗い流し、すぐに完全乾燥させます。その際、エアーを使用することになりますが、むやみに転動体をエアーで回転させないように気をつけます。無潤滑状態での高速回転は、ベアリングにとっては致命傷になりかねません。
シールなどがない場合であれば、灯油ではなくガソリンやパーツクリーナーの方が乾燥の手間がかからないので良いです。もちろん、ゴムシールを痛めない高級なパーツクリーナーをふんだんに使うという手もありますが・・・

あっという間にメンテナンスの終わってしまったスイングアーム。いや〜、リンクレス楽やわ〜。tmやめてKTMにするってか〜?
いやいや。とはいえ、リンクレスの最大のデメリットである1次関数的なバネ特性は、オフロードを安全に走行する上でもっとも注意すべき点となります。
リアサスペンションにボトムリンクを導入することで、バネ特性を2次関数的に変更することができるので、安定した走行が可能になります。
なので、もしリンクレスの車両を選ぶのであれば、スプリングの巻き方が変更されているツインレートなどの物を使用するのが良いと言えますが、それでもリンクによる効果には及びません。
岩などによる損傷のリスク回避や、メンテナンス性の向上。部品点数を減らせることによるコスト削減などメリットがないわけではありませんが、何が一番大事なのかは是非理解しておく必要があるでしょうね。
by tm144en
| 2023-07-11 01:06
| BMW G650x challenge改
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