【ITALJET改】チャタリングを改善せよ(構造再構築その7・21mm穴用ジグ製作②)
2023年 01月 20日

前回、3枚に切り出した10mm厚A5052の板材。エンドミルを使用しての作業でしたが、

切り出しただけの状態なので、切削面の状態があまりよくありません。微妙にザラザラというか、『アルミ削り出し』とは程遠い感触です。
なので、今回はこれをもうちょっと綺麗な仕上がりにします。
エンドミルの側面ではなく、先端で切削すれば『THE・削り出し』な肌質になるので、材料を立てて再度フライス盤にかけます。

次はバイスを利用して固定するので、まずはバイスの水平を確認します。

エンドミルの刃先とバイスの間にフィラーゲージを挟み、左右で高さに違いが無いかを確認します。バイスは、一応面が出ている部分はありますが、いうて安物のバイスなので精度がイマイチである可能性は十分あります。定盤などもそうですが、精度がどの程度かで値段が変わってくるのです。

バイスの傾きを確認したら、ワークをバイスに固定。エンドミルの側面を利用して垂直を確認します。
バイスで水平が出ていたら、四角く切り出したワークをのせれば自然に垂直になるとは言えますが、そもそもその四角がちゃんと90度になっている保証はありませんし、そもそも面が荒いので傾きが出てしまう可能性もあります。
じゃぁバイスの水平を見る必要はなかったのでは?と思われるかもしれませんが、水平じゃ無いバイスの上に、四角じゃ無いものを乗せるのと、水平の上に四角じゃ無いのを乗せるのとでは、後者の方が良いに越したことはありません。
まぁ、ちゃんとしたやり方とかあるのかもしれませんが・・・

ザラザラな部分だけを削り、面が綺麗に出ました。
この調子で他のパーツにも行っていきます。

これで、問答無用に『完璧な』仕上がりになったハズ。

『THE・KEZURIDASHI』
ーーーーーで、この3つのパーツを、

このように組み立て・・・・
あちゃぁー!

なんか寸法ミスってるぅ!

どうやら、下のプレートの厚みを考慮するのを忘れていたようです!
まぁ、重要な場所ではないのでこのままでも問題はありませんが、見た目もアレなんで切り落とすことにします。

せっかく綺麗な三角形にしようと思ってたんだけどなぁー

まぁ、これでもいいか。
うーん・・・前回のU字アームのジグの時もそうでしたが、ちょっとした気のゆるみや、判断ミス。そういったもので致命的な欠陥になりうることが往々にしてありますね。
今回は、たまたまジグのどうでもいい場所でしたから何の問題もありませんでしたが、場所が違えば全部やり直しになっている可能性すらあります。
やり直す為の材料費はともかく、限りある時間の損失は大きなダメージです。
見た目はこんな単純で簡単な物でも、『完璧』に作ろうと思うととんでもない労力と集中力が必要になりますね。頭で思い描いている時は簡単に考えているのですが。
材料や道具の扱い方。面や垂直の取り方等々。そういった一つ一つの積み重ねを経験し、少しずつ上達していくしかないのでしょう。
経験は思考から生まれ、
思考は行動から生まれる
(ベンジャミン・ディズレーリ)

by tm144en
| 2023-01-20 06:18
| ITALJET DRAGSTER200改
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