【ITALJET改】チャタリングを改善せよ(アンギュラボールベアリング化その4・切削)

そもそも、貫通してなくてもいんじゃね!?




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前回作った旋盤用ジグ。U字アームに貫通させる為のシャフトを通す穴の芯がズレていました。またも失敗かと落胆したのですが、よくよく考えてもみれば『回り止め』としての役割であれば、現状の引っ掛かってる状態でも果たすことができるのではないかと考えました。




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穴にわずかですが入り込み、プラハンで軽く叩くとさながらカシメと同じ状態になります。当然真ん中の太い方のシャフトはビクともしないので、このまま旋盤で掴んで回しても、十分切削できるように思えます。




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というわけで、貫通シャフト改め、カシメ用ピンとして切り出し、




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プラハンで叩き入れてセンターのシャフトをカシメます。




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この状態で旋盤にセットし、マイクロメーターでハウジング部分の振れを取ります。今回はベアリングのハウジングとしての切削となるので、振れ取りはこれ以上ないほどにしっかり行います。1/100mmスケールのマイクロメータで、目測1/500mmくらいまで合わせました。





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振れが取れたら、いよいよ切削。ハウジングの奥行きを拡張させます。
こちら側にはスナップリングが使用されていたので、拡張はプラス3mmで済みます。

そもそもなんのために拡張するのかをおさらいしますと、ラジアルボールベアリングからアンギュラボールベアリングに変更するにあたり、オイルシールを追加する必要が出たことが発端。ラジアルボールベアリングにはシール蓋が付いてますが、NTN製のアンギュラボールベアリングにはシール蓋付きの設定が無いからです。
オイルシールの幅が7mmあるので、その分ベアリングの座面を奥にズラすというわけ。




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我ながら、完璧な削りが出来たように思います。ベアリングのはめ合いに影響しますので、削り過ぎも削らな過ぎもアウト。それでいて既存のハウジングに傷をつけないように切削しなければなりませんから、ハウジングと一緒に神経も削れていきましたね笑

それはそうと・・・

随分と削りやすい材質でした。鋳鉄なのでそういう性質なのかもしれません。S45Cのような削りにくさはありませんでした。
一瞬「コスト削減」が頭をよぎったのですが、


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せっかくなので本で調べてみると、ナルホド。鋳鉄はアルミとほとんど同じってわけですか!勉強になった!
疑ってすみませんでした!!!




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そんなわけで、無事片方のハウジング加工を終えたU字アーム。(いまさらですが、「U字、U字」言ってますけど、見た感じどちらかといえば『Y字』ですよね笑)




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次に反対側のハウジング加工をするために、外径を軽く削ります。砂型のザラつきで真円が出てないので、次にここをチャックで掴んでも振れを完璧に取れないと判断したからです。





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削り量にして0.5mmといった所でしょうか。表面の塗装、および砂型の凸凹が取れるギリギリまでの切削にしています。元々の『凹』の底の部分の高さに合わせただけなので、強度の低下は無いと考えています。というかむしろ、表面がツルッとしたことで剛性が上がってる可能性すらあるかもしれません。

余談ですが、厚い凸凹と、薄い真っ平の材料の場合、どちらの方が剛性があるのか興味がありますね。どこが分岐点になるのでしょう。


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曲げに対する剛性を考える場合、とりあえず③は平らな方が剛性が高いのはすぐわかりますが、じゃぁ①と②をどう考えるか?
①は最低でも同じ剛性で、もしかすると剛性が高い可能性もあります。であるならば、②の薄さの限界値はどのあたりになるのか?


検索してみると、答えらしき論文が出てきましたが・・・・ちょっと疲れた頭では読むのも堪える内容でした笑

ご興味があれば↓↓↓↓↓↓↓↓

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削る位置に関しては、いろいろ考えた末チャックで掴む20mmでとどめることにしました。





もう、完っっっっっっっっ全に後戻りできない所まで来てしまいました。この計画がもし失敗したら、どうするつもりなんでしょう。

なんていうかもう・・・




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by tm144en | 2023-01-17 02:31 | ITALJET DRAGSTER200改 | Comments(0)

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