【ITALJET改】チャタリングを改善せよ(構造再構築その3・もう一つの15mmとジグ製作)
2023年 01月 07日

さてさて。15mmの穴拡張が必要なのはもう1箇所あります。前回拡張した方は、金色のハブと連結するアーム(右)につながる方で、今回がU字のアームと繋がる方(左)となります。

これもまた同じように、以前作ったジグでミーリングテーブルに固定しようと思ったのですが・・・・
う・・・・うまく固定されない。収まりが悪いのです。

原因は、この溶接のモッコリ。
パイプ状の部分からはみ出すような形になっているので、バイスで掴むと『点』で当たるのでグラついてしまうのです。

というかむしろ、ジグ製作が趣味になりつつある昨今・・・
今回の材料は、tmのサイドスタンドホルダーを作った時の予備。A2024超ジュラルミンです。ちょっともったいねぇナァって感じなんですが、ちょうど良い厚さの材料はこれしか無かったので、泣く泣く使用。
とはいえ、このA2024材が1枚1081円で、同サイズのA5052の価格は850円なので『泣く泣く』というほどの価格差があるわけではありませんが。
むしろ200円追加で引っ張り強度を200N/mm^2以上強く出来るのですから、むしろ安いと考えるべきでしょうね。
余談============
上記の板材の調質は、A2024はT351で引っ張り強度470N/mm^2。A5052の方はH112で引っ張り強さはおおよそ195N/mm^2。
アルミは調質によって引っ張り強度などの性質が大きく変わるので、単純にA○○○○番系というだけで強さの判断はできません。例えば、超ジュラルミンのA2024材でも、焼きなましのみの『O』の場合の引っ張り強度は、A5052の『O』とほぼ同じとなります。つまり、アルミも鉄と同様熱処理によって引っ張り強さを増すことができる材料となりますが、加工硬化によって調質されるものもあります。上記で言えば調質記号『T』で表されるものが溶体化処理と呼ばれる熱処理が施されたもので、『H』で表されるのは加工硬化によるものとなります。調質ついては、購入業社によってはそれほど選べるわけではなく、あくまで一般的に流通している調質で妥協するしかないのが現状。ですが、もし購入する場合は一応調質が何であるかは確認しておくほうが良いでしょう。
特にA5000番系は『H1○』か『H3○』かは、引っ張り強さの他に安定化処理の有無があります。『H1○』の加工硬化のみで安定化処理がなされていない材料の場合、常温に置いておくと強度低下や寸法変化が起こってしまうので、注意が必要となります。
============余談終わり

というわけでこの板材を、ミーリングテーブルにこのように固定し、ステアリングシャフトのアームをクランプさせようという作戦となります。

まずは必要分をカット。高速カッターを使用するには時間が遅く、金鋸で切るには厚さが大変なので、エンドミルで切断することにしました。しかし長い刃は径が10mmのものしかないので、高速カッターで切断するより6mmほど損失が大きくなってしまいます。価格にして100円程。まぁまぁ勿体無い!

へなちょこフライス盤なので、0.5mmずつチビチビ削っていきます。こりゃ時間かかるわぁ〜!

で、バイスと平行に削っているので、全部削ってしまうと内側に潰されてしまいます。なので、真ん中だけ柱を少し残しておきます。

で、両側に支えを当ててから真ん中を削り落とします。

下側は2mmほど残し、このような形になりました。

のこりは卓上バイスで固定してカコカコ動かしてパキンと折ります。

これでようやくスタートライン・・・・ではなく、

再度フライス盤にて、今度は切削面の平面を出すために削ります。

これでしっかり面が出ました。

15mmの穴を空ける為のジグを作る為の材料を切り出す作業で本日は時間切れ(笑)
余談が過ぎた!
by tm144en
| 2023-01-07 06:02
| ITALJET DRAGSTER200改
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