【ITALJET改】チャタリングを改善せよ(構造再構築その2・15mmの穴)

ジグも出来たし、いよいよ穴の拡張作業・・・・といきたいところですが、




【ITALJET改】チャタリングを改善せよ(構造再構築その2・15mmの穴)_e0159646_00262597.jpg

その前に、ミスミさんに発注したロッドの外径を確認。なんと14.99mmしかありません!
公差-0.01mmとなっていましたので、当然その範囲ですから文句を言うところでは無いのですが・・・・圧入・・・


15.00mmの穴を空けるので、最低でも15.00mmじゃないと圧入にはなってくれません。たとえ15.00mm同士でも、精度の違いがありますのでそこそこの圧入にはなります。
焼きばめしてしっかりしめしろを与えるのであれば、熱膨張係数から考えて・・・

1.22×10^-5×100×47.1≒0.057(mm)

となります。

*注
●炭素鋼線膨張係数:1.22×10^-5
●φ15mmの円周の長さ:47.1mm
●温度変化:20℃→120℃
で計算。


つまり、47.1mmの円周が0.057mm伸びるということになるので、120℃時の円周は47.157mm。そこから直径を求めると約15.018mmであることが求められます。

要するに、安全パイを取って15.01mmのロッドにすることで、かなりしっかりとしたしめしろを与えることができるということになります。

・・・にも関わらず、14.99mmしか無いんじゃ・・・

話にならん!

わけで、この時点で失敗確定なのですが、いずれにせよ15mmの穴は空けなければなりませんので、まずはその作業を行なってしまいます。圧入はあとでどうにかします。




【ITALJET改】チャタリングを改善せよ(構造再構築その2・15mmの穴)_e0159646_01071942.jpg

というわけで、ジグで中心を合わせた状態で15mmのドリルに変更。慎重に削っていきます。





【ITALJET改】チャタリングを改善せよ(構造再構築その2・15mmの穴)_e0159646_01071993.jpg

回転数はごくわずか。高回転にしたり、強く押しつけるようにして削ると、精密な穴にならないので、とにかく時間をかけてユックリジックリ削っていきます。




【ITALJET改】チャタリングを改善せよ(構造再構築その2・15mmの穴)_e0159646_01072068.jpg

今のところ無事切削が完了。仕上がりも上々です。




【ITALJET改】チャタリングを改善せよ(構造再構築その2・15mmの穴)_e0159646_01072025.jpg

次に、エンドミルでテーパーになっている部分を2mm削り落とします。これはスラストベアリングを入れるための加工となります。




【ITALJET改】チャタリングを改善せよ(構造再構築その2・15mmの穴)_e0159646_01072079.jpg


両面削り落としたら加工は終了。




【ITALJET改】チャタリングを改善せよ(構造再構築その2・15mmの穴)_e0159646_01134030.jpg

すっかり形の変わってしまったステアリングアーム。当然、単品注文出来ないパーツですので、万が一今回の計画が大失敗に終わった暁には、ステアリングシャフトAssyで購入しなければいけませんので、相当な覚悟で作業を行なっております。

(いや、ワンチャン溶接機買って作ろうと思えば作れるか!?)


【ITALJET改】チャタリングを改善せよ(構造再構築その2・15mmの穴)_e0159646_01160405.jpg

面取りし、いよいよ緊張の一瞬。ロッドを穴に入れてみます。




【ITALJET改】チャタリングを改善せよ(構造再構築その2・15mmの穴)_e0159646_01164480.jpg


ああああぁぁぁぁ!!!

やっぱりスルッと入っちゃう〜〜〜〜!!



【ITALJET改】チャタリングを改善せよ(構造再構築その2・15mmの穴)_e0159646_01164453.jpg

なんというか、ガタもなく絶妙にスルスル動く精度ですので、これはこれでスバラシイ!

が、

これだとアカン。

隙間が1/100mm程度なので、はめ合い面用ロックタイトの強力なヤツで固定するという方法も、取れなくはありません。
ですが、それだとちょっと剛性が不足するのと、両側のロッドを脱着する際の力で、共回りしてしまう可能性も高くなってしまいます。

で、よくよく考えてみたんですが、圧入する部分は硬質メッキの必要はありません。なので、表面処理していない16mmのロッドを購入し、旋盤で15.01mmに削るという方法で良かったんじゃないか?
ベアリングの内輪にする為、両サイドのロッドをSUJ2の硬質メッキ仕上げにしたので、つられて同じにしてしまった。さらに、純正が1本もののSUJ2ロッドだったということも惑わされた原因と言えます。

センターの部分は、単純にS45CかSCM435の丸棒にネジ穴加工だけ依頼し、外径は自分で削るというので良かったのです。

とはいえ、今回の1番の課題は、ステアリングアームに正確な15.00mmの穴を空けることであり、ロッドは部品をまた注文すれば済む話なので問題はありません。


よし。

次行ってみよう〜♪


名前
URL
削除用パスワード
by tm144en | 2023-01-05 01:29 | ITALJET DRAGSTER200改 | Comments(0)

カメラとバイクとエトセトラ


by だいちゃん