【tm250ESEN】『だいちゃん流』走行後標準?メンテナンス⑦’(エンジン2)
2022年 05月 27日
シリンダーの傷、汚れは特に大したことはありません。ピストンヘッド同様、ちょっと汚れている程度。
気になるとすれば、パワーバルブの所でしょうか。
というわけで、パワーバルブを分解します。
分解後、灯油で洗浄。
細かい洗浄は、歯ブラシが最&強。
一通りカーボン汚れを落としたシリンダー。この後ですが、
ちょっとここの仕上げが気になるんですよね〜。
ここは以前、インジェクター取り付け用のリブが盛ってあった所をリューターで削って均したのですが、その仕上がりが砂型の肌感と合ってないんですよね。
この時は真鍮ブラシで擦っただけなのですが、今ならサンドブラストがあるので今回それで仕上げてみることにしました。
どんどん標準メンテナンスから遠ざかって・・・
ブラストをかける前に、シリンダーのメッキ部分をマスキングします。
あと、ヘッドとの座面もマスキング。
パワーバルブの所のベアリングは、内側からマスキングを貼るのは困難だったので、詰め物をするだけにしました。ベアリングにブラストメディアが噛み込むと厄介なのですが、まぁ洗えばなんとかなります。
排気デバイスの接続面もマスキング。内側は見えない場所ですが、肌感が悪いので今回ブラストで磨きます。
さて、ブラストをかける前にちょっと気になる所が。
掃気ポートの通路を仕切っている隔壁です。
明らかに人の手が入った削られかたしているのですが・・・ちょっと諦めるの早くない?
こちら側に至っては、殆ど平らなまま。
これは'07の125のシリンダー。純正状態でもしっかり尖らせてあります。(中古車なので、前オーナーが手を下してる可能性もありますが・・・)
話逸れますが、隔壁の位置が250は出っぱってて、125は引っ込んでますね。なにか違いがあるのでしょうか。
というわけで、よせばいいのにリューターを片手に作業開始!
拡大鏡で見ながら、慎重に山型に削りました。果たしてどうなることやら。
下処理が整いましたので、いざブラスト!
使用メディアは、ガラスビーズの#200。
処理完了☆
やっぱブラストいいっすね♪
排気デバイスで隠れる部分の肌感も、表面と揃いました。
ただ、肝心のインジェクターの削り痕は前よりは幾分マシになったものの、境目を完全に消すには至りませんでした。#200じゃなくて、もっと荒いのでガンガン削らないとだめなのでしょうが、ちょっとそこまでやる覚悟はもてませんでした。
ま、今回はとりあえずこんなもんで勘弁しちゃる!
排気ポートの内側も綺麗に処理。
パワーバルブのごみごみした隙間も、すっきり綺麗になりました☆
掃気ポートも軽くかけて、ざらつき感を均一にしました。ここは気化を促進するため、表面はザラついている方が良いのですが、#200のブラスト程度なら問題は無いでしょう。たぶん・・・
いや〜、結局道を踏み外す(笑)