【MITO125】蘇れ!紅の堕天使〜死と再生の神〜(第55話:スイングアーム加工②)
2021年 09月 22日
リューターで下処理の終わったスイングアーム。
これにアルミシートをかぶせていくわけですが、仮にそのシートが綺麗に作れたとして、果たしてそれをどうやって固定するのか?という点について。
利用するのは、このリブの柱になっている部分。
ここにネジ穴を空け、ボルトで固定してみることにしました。
タップはM4。
全部で29箇所。すべてにタップを立てました。
このボルト穴を予め空けておいたのは、これからアルミシートを貼り合わせていくにあたって、このボルト穴を活用する必要があったからです。
アルミをスイングアームに沿わせ、端のほうから徐々にボルトで固定しながら密着させていく作戦になります。
で、そのボルトを取り付ける際、アルミシートの方にも穴を空けておく必要がありますが、ボルト穴の位置にちょうど穴を空けるのは簡単ではありません。不必要に大きな穴を空けたくはないので、ほぼピンポイントでボルト穴と同じ位置に穴を空けなければならないのです。
そこで、その為の専用ケガキツールを作ります。
まずは、転がってたアルミの丸棒をテーパー状に削り、
それに横から穴を空けてワイヤーを通し、頭の部分にタップを立てボルトでワイヤーを固定出来るようにします。
ワイヤーの一端には、長ナットに横から穴を空け、先ほどと同様に頭からボルトで固定出来るようにし、反対側にはスタッドボルトを取り付け、スイングアームに空けたボルト穴にねじ込めるようにしています。
ワイヤーの反対側は、ボルトに固定出来る輪っかを取り付けています。
使用方法は、このように任意の2点にワイヤーを固定し、穴を空けたい位置にテーパーのケガキ部分を持ってきて2箇所のロックボルトでワイヤーを固定。
次にこのワイヤーを固定したままの状態で一旦スイングアームから外し、アルミシートを合わせてその上からワイヤーを取り付ければ、狙った位置にケガキが出来るって寸法です。
果たしてうまくいくでしょうか・・・!?
by tm144en
| 2021-09-22 00:09
| CAGIVA MITO125
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