【tm250ESEN】分解日記(その3:フロントサスペンション廻り)
2020年 03月 05日
お次はフロント。
フロントのアクスルシャフトも太くなっていまして、見るからに穴が大きく見えますね。
単純にシャフトの径を太くしただけであれば、その分重くなってしまいますが、tmはそんなことはしません。
太くした分長さを短くして重量の増加を抑えているのです。
以前のモデルでは、アクスルシャフトの外側にネジ山を切ってナットで固定していたものを、内側にネジ山を切ることでナットではなくボルトで固定するようにしているのです。
そうすることで、シャフトを短くできてるんですね。ボルトはアルミ製なので、重量の増加は抑えられます。
実際に計測してみると、
’07製が275gなのに対し、
’20製は258.5gに抑えられています。その差16.5g。バネ下の16gですから影響は大きいですし、というかそもそも『径を太くしていて』なのですから、素晴らしいの一言に尽きます。
ちなみに、
リアの方はといいますと、こちらは構造上短くすることができませんので、太くした分重くなっていました。
’07製が363.5gなのに対し、
’20製は396g。33gの増加になっています。まぁ、これは仕方の無いことでしょう。
ブレーキホースをフォークスライダーに固定する部分がシンプルになって良いですね。以前のモデルはボルトとナットと金具で固定されていましたから、かなり軽量化されています。
フロントマスク。
ヘッドライトはLEDになっています。
ヒートシンク付きの、かなりちゃんとしたLEDユニットが採用されていまして、これは今までのハロゲンなどと比べるとかなりの重量増加になっていますね。
さて、フォークを外しましょう。
いいねぇ〜おうりんじゅ〜\(^o^)/
シールはSKF製の緑のヤツでした。モタードは黒のままでしたので、オフロード用で変えてきたのでしょうか。
オーリンズ純正のゴールドと比べると、見劣りのするカラーですが、まぁ気に入ってます。
実は当初の予定では、アウターにアルマイトかけるつもりでいました。赤とかそんな感じの『いかにも』カスタムしてます感にしようと考えていたのですが、想定外にかっこいいオーリンズステッカーを貼ってくれたおかげで、その必要が無くなったのです。
フォークで交換したのは、アンドレアーニ製のインナーカートリッジのみですから、外側には『KYB』のステッカーのままだと思っていたのです。ところが、tm(かアンドレアーニ)が粋な計らいをしてくれたのです。
『OHLINS』のロゴより、『
Ö
』の一文字ロゴの方が大好きだったので、本当に嬉しかったですね。いやほんとマジでカッケーーーーーーー☆
ステムも取り外しました。
今回の分解の主要目的は、グリスの全とっかえです。純正のグリスを信用していないわけではありませんが、もはやこれは『儀式』みたいなもので、これを経て初めて『私のマシン』となるのです。チキソグリス教です(笑)
ということで、ここまでバラバラにしました。
エンジンもスキッシュ調整やら点火タイミング調整やら必要なのかと思っていたのですが、どうやらその必要は無いみたいなので、今回はここまでにしようかとおもいます。
本当はエンジンも下ろすつもりではいたのですが、下ろしても特に何もすることもないので、モチベーションが沈んじゃいましたね。
シェル子の時はフレームを磨くという理由がありましたが、今回はアルミフレームですのでワックス掛けするでもありませんし、鏡面にするつもりもないので、下ろしても意味がないのです。
一つスチールフレームとの重さを比較してみたいというのはありますが、まぁそれは今後のお楽しみということになります。
う〜ん。やっぱ、バイクはこの姿が一番美しいすな〜♪
by tm144en
| 2020-03-05 23:12
| tm250ESEN
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