【tm125EN】チェーンガイドローラー清掃

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チェーンガイドローラーのベアリングの清掃及びグリスアップを行います。

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上下のローラーに2個ずつ、計4個が使用されており、泥水の影響をモロに受けて非常に劣化しやすいベアリングです。
このベアリングは、(大きめの)ホームセンターに普通に売ってるサイズなので、ゴムシールの物であればそれで十分だと思っています。あくまで『マメなメンテナンス』の方が重要ですね。

大体普通のレーサー系マシンならベアリングが使用されていると思いますが、安い系のマシンとかだとこういう所でコスト削減してカラーだけだったりするので、価格だけでマシン比べするのがいかにナンセンスかが解りますね。

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洗い油で綺麗に洗います。

この脱脂された状態で調子コイてベアリングを回転させすぎると、中のボールが急激に痛むので注意が必要です。特にエアーで乾燥させる時!!

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趣味は、綺麗に洗ったパーツをトレーに並べて写真撮影する事です。

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グリスはチキソ#0。ベアリングの適正量より多いとは知りつつも、多めに塗ってしまうサガ・・・
いやいや、それが人情ってもんでしょ。

でも、ボールベアリングで多く塗りすぎたグリスはモロに抵抗になってしまいますから、多けりゃ良いってことはありません。あくまで『適量』がベスト。

ちなみに密閉式ボールベアリングに充填するグリスの『適量』は、


補給量(g)=0.005×軸受外径(mm)×軸受幅(mm)

が目安となります。
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グリスが満量になると、温度上昇が倍になるんですねぇ。
この表からすると、3分の2が適量ということになりますね。

ま、ちなみに今回のベアリングは度重なる開封作業の為、シールのリップ部分の損傷も著しい事が予想されるので、水の侵入及びグリスの漏洩も甚だしいと考えられます。


その観点から考え、グリスの充填量も多めが良いという判断に至った次第であります。

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そんなこんなでガイドローラーの清掃が終了しました☆

安いベアリングなので、わざわざ清掃しないでひたすら新品に交換し続けるというのも『手』ではありますね。
下側の方が消耗が激しいので、上側のを下側に移動させ、新品を上側に取り付けるというローテーションが良いです。

ベアリングの回転が重いとチェーンの回転力に直に影響しますから、地味ですが重要なパーツの一つと言えますね。


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by tm144en | 2019-04-05 02:10 | tm125EN | Comments(0)

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