【k1】ぶらり道北ツーリング(その1)
2018年 09月 25日
3時40分。
準備を整え、いざ出発!
目的地は日本最北の地。天気予報で、雨の少なそうな場所が道北だった。
5時30分。119km地点。旭川。
出発直後は降っていなかったが、岩見沢を過ぎたあたりから小雨に当たり、旭川に近くにつれだんだんと振り方が強くなってきた。
雲の動き・・・というよりは、「こちら側」が移動しているのでわざわざ雨雲の中に入った、という感じなのだろう。
まだ100km程しか走っていないが、念のため給油。
コンビニで缶コーヒーを買い、一息ついた。
たかだか100km程の走行でも、国道12号線での北上は信号が多くて疲れる。今回なぜそのようなルートを選んだかといえば、それは「なんとなく」としか言いようが無い。
護国神社で旅の安全を願い、旭川を後にした。
旭川からは国道40号線を北上。和寒、名寄を過ぎ、
美深のセイコーマートで2度目の休憩とした。時刻は7時をちょっと過ぎた所。
トイレ、涙、鼻水を処理し出発。
美深からさらに国道40号線を北上し、音威子府まできた所で国道275号線に乗り換えオホーツク海側を目指した。
オホーツク方面はうっすら雲が晴れているようで、気持ちが高まった。
やはり晴れ間は嬉しい。炎天下のうだるような暑さの中を走るのはご勘弁願いたいが、秋晴れの空はなにより気持ちが良い。
275号線を走り、中頓別の辺りまで来ると道路の色も灰色に戻ってきた。ここまでしばらく黒光りの路面ばかりで面白くなかったので、ここらで少しばかりアグレッシブな走りを堪能した。
やはり、k1はツーリングマシンでは無い。だらだらと長距離を移動する為ではなく、右へ左へ車体を寝かせることでこそ、その乗り味を堪能できる。
5000回転以上の領域で発するエンジンの雄叫び。地を這うように極めて滑らかなコーナリング性能。
最新のスーパーバイクの様な、軽量で剛性感の高いマシンの走りとは違う、特徴的な走り。それはおそらく、「気持ち良さ」を追求した結果なのではないかと思う。
スーパーバイクはタイムを縮めることが至上命題。「速く走る」ことが絶対条件であり、その為に犠牲にしている部分がある。
k1はレースバイクではない。その意味ではツーリングマシンの位置付けなのだが、「走りを積極的に楽しむ」というスパイスが施されたツーリングマシンと言うべきなのだろう。
8時。クッチャロ湖。
屈斜路(クッシャロ)ではない。オホーツクの「クッチャロ」の方。だが、そのどちらも冬は白鳥のたまり場となる。
ここは以前モントークでキャンプに来たことがあるだけで、そう何度も訪れたことは無い。静かな湖畔と青空の風景は都会の喧騒を一瞬で忘れさせ、静かに時を刻んでいる。
モチモチのソフトクリームが超絶美味しかった。
ここまでで400km弱の走行距離で、旭川、美深、クッチャロ湖と3回もバイクを停車させてきた。一人でのツーリングであれば400kmなら1回か、せいぜい2回しかマシンを止めることはないのだが、今回は随分とのんびりとした走りをしている。
その理由の一つには、稚内の童夢温泉の営業時間がある。9時45分からの営業なので、その時間に合わせる目的があったのだ。
また、目的地が稚内となると、よほど寄り道をしない限り7〜800kmの走行距離しかないので、時間的余裕が結構あるという理由もあった。
道東を目指す場合は、もう少しタイトな走りをしないと精神的余裕が生まれないが、道北は道も走りやすいので余裕のある走りができるのだ。
(続く)
by tm144en
| 2018-09-25 04:54
| BMW K1
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