【tm125EN】エンジン組立(その9)ミッション再点検、分解2
2018年 04月 25日
再びのご開帳。
この状態で再度ドリルを使用してシフトチェンジの点検をしてみるが、やはり様子がおかしい。
長い戦いになりそうで腰が重いのだが、意を決して、
ミッション摘出。
tmのミッションを見るのは初。
こちらはフサベルのミッション。
比較してみると違いがよくわかるが、tmのミッションの方が場所によってだが歯の角が削りおとされている。また、歯の厚みもやや薄いようにみえる。
まぁ、4T650ccと2T125ccを比べても、求める強度に違いはあるだろうが。
どっちがどう、という所までは考えが及ばないが、印象としてはtmの方がシャープでカッコよく見える。
ただ、強烈な違いを見せるのは実はこれである。
これはフサベルのシフトドラムだが、tmのものはすごい。
スッカスカに削られているのだ!!
中の空洞が外から見て取れる。
材質もフサベルの物とは違い、高級感が漂う。もしすると、フサベルの方はアルミだったかもしれない。その分表面硬度が足りず、シフトフォークの傷がついている。
激しく使う部分故、tmの方は強度を高めて設計されたのかもしれない。
この当時(’08)のフサベルのミッションは、実際にはKTM製の物が組み込まれている。
いやぁ〜、このシフトドラムを見れただけでも感慨深いものがある。
が、その感慨深いシフトドラムに傷が見られた。この部分はベアリングに接する部分なので、あまり好ましく無い。
ベアリングの動きに大きく影響はしていないので、このまま使用しても問題はないとは思うが、あまり気分の良いものでもない・・・
シフトフォークには『tm』の文字。こういった一つ一つが、所有欲を満たしてやまない。
フサベルとて、決して安く無い、作りのしっかりした良いマシンだったと言えるが、やはりここはtmが一歩抜きん出ている。
ちなみに・・・
フサベルの時は、ギアの一枚一枚にマイクロロンを塗り込んでいた(笑)
懐かしいなぁ・・・・
今回はしないけど・・・
ギアは面白い!
by tm144en
| 2018-04-25 03:10
| tm125EN
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