2018年 03月 21日

SHOWA製ダンパーO/H(その6)

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さて、やっとの思いでエア抜きが完了しましたので、プラダをはめていくことにします。

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フルードをこぼれさす様にして、静かにプラダを沈めていきます。

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サブタンクとの隙間がなくなると、指では押せなくなってくるのでプレスで押し込みます。

これでCクリップで留めて終わり・・・・と行きたい所ですが、多分前回O/Hを行った人はここで止めたと思うのですが、私はこのもう一歩先に進みます。

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再度バイスにダンパーを固定し、

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ジョイントバンジョーの部分をわずかだけ緩め、フルードを溢れさせていきます。

なぜこの工程を踏むかといいますと、先ほどの状態のままですとプラダが凹んだ状態のままになってしまうのです。
プラダには予め少しだけエアー圧をかけているので、膨らむ力があります。なので、バンジョーを緩めることで、凹んだプラダが戻る力分、フルードが抜けてカートリッヂ内が完璧な正圧に戻すことができるのです。

それともう一つ重要なのが、プラダの窒素ガス充填量を増やすことです。
理論的にいえば、プラダの体積が大きければ大きいほど、ロッド侵入による凹みの圧力変化が少なくて済むからです。

例えば、100ccに20気圧のガスが充填されていたとして、それを50cc分まで圧縮すると中は40気圧になります。その40気圧は、ダンパーのストロークを押し戻す力として作用しますから、減衰力やスプリング性能に影響を及ぼします。

そこで、100ccを200ccまで増やし、同じ50cc分圧縮したとしたら、中の圧力は約27気圧で済むので、減衰力やスプリングに与える影響も少なくて済みます。

今の例えは極端な例ですが、要するにサブタンクの容積が大きければ大きいほどダンパーの性能が良くなる、ということになるのです。

バンジョーからの抜き取りも、かなり時間をかけてゆっくり抜きます。

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ようやくここまでたどり着きました!
ここまでくれば、もう終わったようなもの。

残す作業は、

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お手製ハンドポンプによる、窒素ガスの充填。
今回はとりあえず15気圧充填しました。


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やったーー!!
トラウマを乗り越えたぞ〜〜〜〜〜!!!


by tm144en | 2018-03-21 05:24 | Comments(0)


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