【SHERCO】クラッチパーツ到着

5月のゴールデンウィーク明けにシェルコジャパンさんにクラッチの異常を申し立て、メーカークレームという形で対処しておらうことになって早2ヶ月。

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さて、そろそろどうなったかなぁ〜と、現状を聞く為にメールをしたところ、

「本日、パーツを発送します!」

とのこと。

、、、、あ、忘れられてたみたい(笑)

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という訳で、こちらが届いた部品。
私のシェル子の症状は、マスターからのオイル漏れでしたが、他の個体はエンジン側ピストンからのオイル漏れだったようで、そちらのピストンも届きました。
マスターのピストンはまだ届いてないらしく、私のファクトリーモデル用ではなく通常モデル用のが送られてきました。
ナルホド。だから未だ連絡が無かった訳ですね。

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とりあえず、マスターを外します。

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レバーを外し、ピストンを取り出します。
マスターのホースを外さなくても、ピストンを取り出すことは出来るのですが、ちょっと思い当たることがあったので一緒に外してしまいました。

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これがマスターピストン。
よくよく観察してみると、、、

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むむ!?シール部分に怪しげな傷が!
もしかすると、これが原因だったのかもしれませんね。

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こちらが送られてきた方の部品。
ファクトリー用ではないので、合うかどうかが懸念されましたが、

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とりあえず、ピストンのサイズは全く同じでしたね。ヨカッタ♪

ただし、

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プッシュロッド(って言うのかな?)とゴムのブーツは形が違いました。
ブーツの径が合わないので、これらに関しては既存のものを使用することにします。まぁ、ここは関係無いですからね。

さて、マスター本体ですが、一応中を点検。ピストンの通る場所に、なにか異物やバリなどが無いかを確認します。
異常は認められなかったので、綺麗に洗浄し、

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パーツ類を組み込みました。

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これでクラッチホースを繋ぎ、ミネラルオイルを入れてエアー抜きを行います。
以前行った時は、このエアー抜きが永遠に終わらなかった訳ですが、今回はちゃんとエアーを完全に抜くことができました。
ということで、やはりあの傷が原因でオイル漏れを起こし、エアーが噛んでいたということが証明されましたね。

他の個体はエンジン側ピストンが原因だったということですが、私のは違ったということなのか。
とりあえずその点を確かめる為、とりあえず一旦、この状態でエンジン始動し、クラッチの引きずりをチェックしてみることにしました。

してその結果は、「まぁまぁ良くなった」

クラッチを握っても完全に切れることはないが、エンストするほどではなくなった、というもの。
状態が改善されたのだから、やはりマスターピストンを交換したことによるものと言えますが、それでもまだ引きずりは発生します。

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ということで、次は、エンジン側ピストンも交換することにしました。

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ピストン本体を外すと、クラッチのプッシュロッドが見えてきますが、ここにオイルが溜まっていました。
ただ、ここはミッションオイルも流入する場所ですので、クラッチオイルかどうかの判別は難しいですね。

、、、まさか、これを見て「オイル漏れだ!」と言ったわけじゃ、、、ないよね。。。

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ピストンはコチラ。
真ん中の小さい丸い部分です。

外すと、

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この様になっています。

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対策品は、シールの径が0.2mm大きくなっていました。

ということでこの対策品を組み込み、エアー抜きを行って再度エンジン始動。引きずりをチェックします。

すると、、、、やはりまだ引きずります。
先ほどと変わらない。いや、少しは変わったか?判らないレベルですが、わずかに変わった様な気もしますが、いずれにせよ引きずりは発生します。

そこで、試しにクラッチレバーの握りしろの調節を行い、ピストンが奥に当たるまで、すなわち一番押し込んだ状態で引きずりをみてみると、やはりそれでも発生します。

エアー抜きも完璧に出来ていますので、これは『こういうもの』という判断でよいのだろうという結論に達しました。
現に、クラッチを握った状態でブレーキを握れば、多少回転は落ちるもののエンストはしませんし、回転を上げれば普通に上昇します。

シェルコジャパンさんにも確認しましたが、わずかな引きずりはデフォルトであるとのことでした。

やはり生粋のトライアル車ですので、例えば坂道の途中でスタックした際の再スタート等も考慮し、クラッチは完全に切れないようにしているのでしょう。

そもそも、ガイシャのクラッチは完全に切れないというのが通説だったはずですが、日本人にはあまり受け入れられない仕様と言えるのかもしれませんね。
現に私も、やはりクラッチは完全に切れるはずだと、四苦八苦していた訳ですから。

まぁ、一番最初の状態ではエンストするレベルでしたから、さすがにそれじゃぁどうにもなりませんが、その点は改善されましたから、しばらくはこれで様子見って感じですかね。

、、、

、、、

、、、

アレ?ってことは、、、


ついにオマエに乗れるのか!

ohシェル子よ!

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by tm144en | 2017-07-29 03:55 | SHERCO ST250 FACTORY | Comments(0)

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