【tm125EN】クラッチケース交換
2016年 11月 18日
クラッチケースの交換をします。
え?なぜ?
実はですねこの車両、私が購入した時点で既にケースの継ぎ目からのオイル漏れを起こしていたのです。
それは、うえさかさんが下取りをした時点で当然気づいていますので、ガスケットの交換から始まり、あらゆる手立てが施されていました。しかしながら、それでもオイル漏れを阻止することができず、最後の手段としてケース丸ごと交換ということになったのです。
え?じゃぁ、なぜそれを自分で?
勿論、購入時点での補償で、うえさかさんが作業してくれることにはなっていましたが、私が自分でやりたかったのでケースだけ頂いてきた次第となります。
(もう俺のオンナになったんだから、触んじゃねー!笑)
ーーーーーケースを外すにあたって、フットブレーキペダルを外しますが、
久ぶりの、フレーム イン ザ ベアリング!
フットブレーキペダルの軸に、ローラーベアリングが採用されているんです。これはおそらく、市販車唯一だと思います。
KTMやフサベルは、ペダル側にボールベアリングが使用されています。一昔前のハスクや国産は、ベアリング無しで、単なるスリーブのみ。
フットブレーキペダルは力のかかる場所で、高速運動は要求されませんから、ボールベアリングよりもローラーベアリングの方が理に適っています。
また、軸径が同じなら、ローラーベアリングの方が外径を小さくすることが出来るので、取り付け箇所のコンパクト化にも寄与します。
さらには、フレームに穴を空けて装着することで、ペダルのスリム化やマスの集中化が図られていると考えられます。
こんなとこ、見えない所だからここまでしなくたって、、、という仕事をキッチリこなしてくれるtmは、やはり信頼のメーカーですね!
ライダーの期待を裏切らない、、、、というのは、市販車マーケット上にいる一般ユーザーのことではなく、世界戦を戦うプロライダーの期待。
他のメーカーは、一般ユーザーにはそれ用、プロライダーには専用と分けられています。なので、一般ユーザーがより高いレベルのマシンにしたければ、高いお金を払ってマシンを改造しなければならないのです。
例えば、フロントフォークを良いものにしたいとなれば、30万以上するフォークを買わなければならず、結果的に純正品と合わせてフォークを2セット購入させられたことになってしまうのです。
しかし、tmのフォークは、世界戦を戦うマシンと全く同じ物。それ以上良い物など存在しません。
初めからちゃんとした物が付いている。だから相応の価格設定になっている。でも、それがべらぼうに高い訳では決してなく、むしろ後々カスタマイズが必要な他メーカーの方が結果的に高くつくという現実。
どちらが良い悪いではありません。その現実を知ることが重要で、表面上の価格で「高い」「安い」を語るのは、ナンセンスこの上ない。
というかそもそも、バイクを語る上で『値段』の話をすること自体が意味をなしません。マシンの性能と、買う人のお財布事情は全く関係ありませんから。
別に私は、うえさかさんと密約を交わしている訳でも、何か甘い汁が吸える訳でもありません。
なんなら、tmより素晴らしいマシンがあれば、次の日からtmの悪口だって書きますよ。
しかし、現実にそれは存在しません。
『素晴らしさ』というのは主観的要素が強いので、その人がそのマシンを素晴らしいと感じるのであれば、それはそれで正義です。それを否定するつもりはありませんが、一つだけ言わせて頂くなら、
「比較検討しましたか?」
いや、俺は、フットブレーキペダルのピボットにベアリングはいらねぇ。ベアリングがあるとタッチが滑らか過ぎて好きじゃねえ。スリーブだけの「ズリッ」って感触が好きなんだ!
ということでしたら、私がとやかく言うことは何もありませんし、むしろそこまで表現される方なら尊敬さえします。
tmの走りは挙動が鈍感で、長時間走っていて疲れないし、ライダーの集中力も途切れないから素晴らしいとは思うけど、俺がマシンに求めるのはじゃじゃ馬的な荒々しさで、操るのが難しくて「俺にしか乗れねぇ」ってマシンの方が好きなんだ!
なんて言ってくれる人でしたら、朝までバイク談義に花が咲きそうな予感しかしません(笑)
要するに、tmは絶対正義では無く、論理的正義。
『その時代の世界最高峰市販エンデュランサーとしての正義』でしかないのです。
、、、
、、、
、、、
あれ?ケースの交換は?
by tm144en
| 2016-11-18 05:23
| tm125EN
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