【DB7】オイル交換(9187.9km)
2016年 06月 15日
ああ。もう少しで1万キロ行くんですねぇ〜。
2010年5月1日。姫が私の元に来てから丸6年が経ちました。6年で1万キロですから、年間2000キロも乗ってない計算にはなりますが、いかんせんこのマシンに乗る時は魂削ってますから。モントークのように寝ながら(?)乗れるマシンとは訳が違います。
その間事故も無く、大きな故障も無く、あると言えば新車の頃からつきまとう小さな不具合程度で、その位のことであれば、少しの費用と少しのアイデアで難なくこなしてこれました。
今回は、その『不具合』とはちょっと違いますが、
この、カウルを固定するためのゴムナットのお話。
このゴムナットは、
このように、ゴムの塊の中にナット(黄色点線)が仕込んであり、それをボルトで締め込むことでゴムがたわみ、カウルの接着力と防振性を生みだす構造になっています。
このゴムが、私の締め付け方が悪かった為数年前に破損させてしまい、現状が、
このクリップ式のナットを使用しているという状態。
もちろん、間にゴムを挟むことでカウルへの防振性は考えていますが、やはり従来の手法で固定するのが望ましいでしょう。
じゃぁ、さっさと純正部品を頼めば良いのでは?
まさしくおっしゃる通りなのですが、この6年間。DB7の純正部品を発注した事は実は一度も無いんです。
ん?
うん。無い、、、ハズ。
ベアリングやシール類も全て、外注で賄ってしまうことが出来たので、なんとなく純正部品を頼む、という感覚になれないのです。
いつ潰れるかも判らないBIMOTA社ですから、DIYで全部直せるようになっておいたほうが、追々の為にも良いでしょう。エンジンはDUCATIですから問題ありませんが。
ーーーーというわけで、ゴムナットを製作してみよう〜!
ホームセンターでめぼしい材料を選択。
とりあえずこれらを使用して、何通りか試してみます。
まずは、
ゴムの方の中心に6mmの穴を開けます。
このゴムは中に
金属のワッシャーが入っているので、穴あけは少し大変です。
そしてこれに、
ねじ込み式のオニメナットを入れてみます。これが第一案。
このねじ込み式のオニメナットは、頭部分が大きなフランジになっていて邪魔なので、
金のこで切り落とします。
しかしこれではねじ込むことが出来ませんので、
普通のナットでこのように固定し、ボルトでねじ込んでいきます。
オォ〜☆なんか順調にキテます☆
で、次にこれを、
ボール盤にセットし、回転させながら、
リューターで削っていきます。
大体、取り付け部分のサイズに合うくらいになりました。
そして早速取り付けを試みた所、、、、
ポッキリとね。
やはり、オニメナットの『トゲ』部分のサイズが大き過ぎて、ゴムの肉厚が薄くなり過ぎたのがダメだったようです。
であれば第2案として、
打ち込み式のオニメナット。
こちらの方がやや細身なので、ゴムの厚みを担保できるのではないか?そして、実はこちらが本命。
あとは挿入方法です。
先ほどのオニメナットはねじ込み式ですので、挿入は簡単でしたが、今度は打ち込み式ですので押しても叩いてもねじっても入ってくれません。
そこで、
ゴムをヒートガンで温めて柔らかくし、グリグリとねじ込んで入れよう作戦。ズバリ『スパイクタイヤ作戦』です☆
よ〜し!これなら、、、
、、、あっ、、、
、、、あっ、、、
、、、
、、、
、、、
第3案。
ぴったりサイズの丸いゴム。
カウル側に、
このような感じで取り付け、
穴を開ければ完成。。。
。。。
。。。
。。。
え?今までと変わってないって!?
、、、
、、、
、、、あっ、、、
、、、あっ、、、
「オイ、セン!ハクが呼んでいるぞ!」
by tm144en
| 2016-06-15 05:15
| BIMOTA DB7S
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