【K1】バルブタイミング考察1

K1のバルブタイミングを計測、考察します。

まず、マニュアルでは以下のようになっています。

【K1】バルブタイミング考察1_e0159646_1414955.jpg


ちょっと何を言ってるのか解りませんね。

バルブタイミングの表記方法としては、一般的に『上死点前何度』『下死点後何度』という言い方をし、英語で『BTDC(Before top dead center)』『ABDC(After Bottom dead center)』と書きます。

という観点から考え、これをドイツ語にすると、

前=before=vor
上死点= top dead center=Oberen Totpunkt
後=after=nach
下死点=bottom dead center=Unteren Totpunkt

となるので、マニュアルを解読すると、

吸気開→上死点前2°
吸気閉→下死点後26°

排気開→下死点前30°
排気閉→上死点前2°

となります。

【K1】バルブタイミング考察1_e0159646_2304760.jpg

、、、

、、、

、、、

、、、

ぉおぉおぉお!?

オーバーラップは!?

そうなのです。実は、オーバーラップが無いのです。これは、BMW全車だったか一部の車両、年式だったかは私の把握する所ではありませんが、昔聞いたことがありました。
先日オーバーラップについて少し触れましたが、吸排気弁が開くということはすなわち、未燃焼ガスが排気ガスとして排出されてしまうということなのです。つまり、環境に良く無い。
環境先進国のドイツは、20年以上前のモデルで既に環境対策を施していたのです。

しかし、オーバーラップが無いということは、馬力を捻出するのが難しくなります。
その点をどのようにクリアしているのか解りませんが、少なくとも200キロ巡行は余裕で出来ます。それ以上ももちろん出ます。
ただ、私の車両に関してですが、DB7やF4と比べてしまうと、200キロまで達する時間はちょっとダルく感じます。まぁ、酷な話なんですが。

ただ逆に、しっかり密閉して燃焼させることで、トルクの発生量は増えるはずなのですが、はてさて。

ーーーというわけで、これはマニュアル上のお話。机上の空論です。
実際の私の車両がどうなっているかは、計測してからのお楽しみとなり、それは明日へのお楽しみとなります(´・Д・)」
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by tm144en | 2016-02-04 02:14 | BMW K1 | Comments(0)

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