【モントーク】復活の儀 その1(インテグラルABS手順、ブレーキフルード蘊蓄)

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さぁ、モントークの復活です。



肝心要な物が無かったので、後日(爆)

というのも、今回エンジンオイル、タペット調整、そしてブレーキ液の交換をするつもりでいたのですが、ブレーキ液交換で必要な『エア抜きの手順』を書いた紙を無くしてしまい、しかもブログにその旨を記して無かったので、作業が出来なかったのでした。

その手順というのがこちら↓

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インテグラルABSが装備されているモントークですが、ブレーキ液交換の際、そのユニット本体からのエア抜きが必要になります。
しかし、ブリーザーが6個付いてるので、その場所と順番が重要なのです。それを失念してしまったという次第なのです。

とは言うものの、とりあえず出来るところまではやっておくことにしました。

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まずは、シート、タンク、サイドカバー類を外します。

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『バッテリー端子』→『ABSユニットコネクタ』
の順で外します。
コネクタを先に外してしまうと、エラーコードが発生してしまうので、追々何かと面倒な事になるそうです。

ーーーーさて、今回ちょっと新たな知識を得ることになりました。

というのは、ブレーキ液はDOT4が指定されているのですが、立ち寄った店に信頼できる物が置いてなかった為、どうしようか迷っていた時でした。
そして、どうも最近『DOT5.1』が主流になっている風潮があるように感じたのでちょっと調べてみると、ある重要な事を知ることになったのです。

今までの知識、というか感覚では、「DOT4よりDOT5.1の方が高熱に強い」という認識でした。
しかし、DUCATI整備士Mr.T氏の話にもありましたが、DOT4の耐熱特性も十分なレベルなので、サーキットレベルの走りで無いならば、全く問題は無いとのこと。
確かに、DB7もF4もDOT4でしたが、全く問題を感じたことはありません。


しかし、DOT4には、別のある問題点があるのです。それはむしろ、DOT3よりも下回るレベルの事。

実は、『低温時の粘度特性』が著しく悪いのです。

−40度における、粘度指数が

DOT3 → 1500cst以下
DOT4 → 1800cst以下
DOT5.1 → 900cst以下

となっていて、数値が低い方が粘度が柔らかいということになります。
DOT4が一番粘度指数が高い(固い)というのがおわかりいただけると思います。
エンジンオイルで例えると、15W-50みたいな性質と言えるでしょう。

これはあくまで規格値なので、実際に販売されているフルードのメーカーによって特性は様々という事になります。

では、この粘度指数はどのようにブレーキに影響するかというと、

『油圧立ち上がり速度』

です。

車体を減速させるには、実際にブレーキレバーを握り→ホースの中のフルードに圧力が伝わり→それが伝達し→キャリパーまで届き→ピストンを動かし→パッドを押し→ディスクをつかみ→摩擦が生じ→ホイールに伝わり→タイやに伝わり→路面に伝わり→減速となります(だいぶはしょってますが)。

いわゆる、停止距離における空走距離の部分です。(実際に減速しているのが、制動距離)

モントークというマシンは、この『空走距離』という部分に非常に特化したブレーキシステム『サーボアシストブレーキ』を採用しています。

サーボアシストブレーキとは、レバー操作からの油圧の立ち上がりにモーターの力を使い、通常のブレーキシステムのマシンよりも速く油圧が立ち上がるというものです。

そして、言わずとしれた『ABS』。モントークは『インテグラルABS』として、他社製のABSとはまるで次元の違う性能を有しています。
しかし、基本的には同じ概念で、油圧を超高速でコントロールすることによって、タイヤのロックを防ぐというものです。

つまり、モントークにおいてブレーキフルードにおける『油圧伝達速度』というのはある種生命線であり、マシンとしてのポテンシャルなのです。

しかも、ヒーターベストを使用し、BMW純正ウェアーを着用すれば、路面さえ許せば氷点下のライディングをも可能とさせます。

そのマシンに使用されるブレーキフルードが、低温時の粘土特性に難があるというのはいかがな物なのだろうか?

今ヨーロッパ、特に北欧などでは、DOT5.1が主流であり、そういえばフサベルもDOT5.1が指定されていました。

モントークは2005年モデルなので、DOT5.1がまだあまり主流ではない時期だった背景もあるのかもしれませんし、そもそもアメリカ向けなので、寒さが考慮されていないとも考えられます。

そんなことを考えていると、そういえば昨年のブレーキテストの際、ABSの効き方が少し甘い様な気がしました。まさに、油圧の立ち上がりが遅かったような気がしてしまうのが人情と言えるでしょう。

そんな訳で、

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DOT5.1を購入。題して、

モントークブレーキフルードDOT5.1化プロジェクト

です。

ちなみに、『DOT5』と『DOT5.1』は全くの別物で、主成分もシリコンとグリコーゲンという大きな違いがあります。
DOT4と5.1は同じグリコーゲンです。

注意点としては、いかにDOT4をきれいに追い出すか、という部分でしょう。
しかし、ブレーキフルードの交換の原理を考えると、古いフルードを新しいフルードで押し出すという物ですから、その点は問題ありません。

あぁ、モントークのポテンシャルがあがると思うと、なんかワクワクしてくるぜぇ〜♪

(追記)

あ!そうか!
『DOT3とDOT4に適合』というのがありますが、要するにこれは『DOT4の高温性能と、DOT3の低温性能を有している』ってことなんだ!!なーるーほーどーーーーー!!!!

でも、DOT5.1の方が、さらに良いんだけどねーーー☆
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by tm144en | 2015-04-08 11:37 | BMW R1200c モントーク | Comments(0)

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