【K1】リアダンパー窒素ガス充填実験

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さて、自転車用サスペンションポンプを使って、リアダンパーに窒素ガスを充填する実験を行ってみます。
用意した物は、厚手の46×60センチのビニール袋、窒素ガススプレー、サスペンションポンプ、ビニールテープ、そしてリアダンパーです。

今回使用した窒素ガススプレーは、低純度品の安い物で(と言っても、送料込みで2000円!)、純度95%というものです。
今回のこの実験が成功し、本番を行う際は純度99,99%の窒素ガススプレーも販売されているので、そちらを使用することになります。
ただし、1本7000+送料ですが。。。


まずは、

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ビニール袋の口の部分を、ビニールテープでしっかりと塞ぎます。

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写真を取り忘れて、経過が飛んでしまってるんですが、口を閉じた袋の底の方に小さな穴を空け、まずサスペンションポンプを入れ、ビニールテープでしっかりと塞ぎます。

次に、スプレー缶に付属してきたストローを袋に刺し、隙間をビニールテープで塞ぎます。
(写真にはビニールテープで塞いだ箇所が2箇所ありますが、1つは間違いです。)

ストローに口を付け、全力で中の空気を吸い上げます。自分の息が中に入らないように気をつけます。

中が真空状態になったら、素早くストローを折って空気が入らないようにし、スプレー缶を接続します。

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スプレー缶から窒素ガスを充填します。
5リットルの缶でしたが、物の数秒で全部出てしまいます。

念の為、窒素ガスの入った袋を圧縮して空気漏れが無いかを確認します。

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いよいよダンパーに窒素ガスを充填しますが、その際は、ロッドを全て押し込んだ状態で空気を抜きます。
それから充填しますが、3回程抜いたり入れたりします。理由は、サブタンク内に残っていた通常の空気を可能な限り薄くする為です。
3回と言わず、何回でもいいのですが、まぁ、今回は3回でやめました。

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気のせいかも知れませんが、窒素ガスの場合、サスペンションポンプで圧縮しやすいように思います。
というのも、通常の空気で同じ事をした場合、15bar以上入れようとしてもなかなか入っていかなかったのですが、窒素ガスだけの今回は割とすんなりと入れることが出来たのです。
きっと、空気中の窒素以外の物質に、何か圧縮に向いてない物が存在するのかも知れませんネ。。。

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《結論》

今回の実験により、形式的には成功したかに思える結果を得ることが出来ました。

しかし、袋の真空状態如何で充填する窒素の純度が変わってしまうので、完璧なやり方か?と言えば、ちゃんとした設備で行う事の方に歩があると言えます。

ただ、この点に関しては、袋に窒素ガスを充填する作業を2,3度繰り返す。つまり、窒素ガスを何度か出し入れすることで、より内部の純度が上がるのではないかと考えられます。(口で吸うのは問題がありそうですが。。。)

とはいうものの、『窒素ガスの充填』という個人ではなかなか手の出せない作業を、まがいなりにも自分で行えることの達成感は一入と言えるのではないでしょうか。
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by tm144en | 2015-04-07 14:06 | BMW K1 | Comments(0)

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