2014年 09月 03日

ベアリングに関する覚書


○軸受鋼の熱膨張係数は約12.5×10の-6乗

○ハウジング材がアルミニウムや亜鉛などの線膨張係数の大きい材質を使う場合、しめしろは低温時に増加する。(鋼の約2倍の熱膨張)

○通常、転動体の硬さは軌道輪より1〜3HRC硬い。

○ベアリングを120度以上の温度に短時間でもさらすと、硬さが低下する

○フレッチングとクリープ

○軸受2個以上を1本のシャフトに取付けて使用する場合に、温度により軸長さが変化するので、片側の軸受は固定とし、もう一方をハウジング内で移動出来るようにするのが一般的であり、この場合に軸方向に移動出来るすきまを確認しておく必要がある。

これが、NTNの使用されていた箇所のしまりばめ不足の要因では?

○スプロケットは、ホイールと分離しているので、ホイールの両端のベアリングは『固定側軸受』と『自由側軸受』である必要が、ある?

○DR650は、しめしろ不足は感じず。(キツ過ぎでも無い。)

○RMXは、片方のベアリングの内輪とインナーカラーに隙間1mmを設ける取り付けをする(カラーが遊ぶ)

○外車は(tm、フサベル、DB7)は、カラーとベアリングの内輪は接触状態。

○tmは両方とも『固定側軸受』だった記憶。

キツ過ぎるように感じたしめしろとの因果関係?

ベアリングに圧迫されていたスナップリングは、軸膨張によるもの?

スナップリング側が『固定側軸受』であることは間違い無い。

かねてからの疑問、『片方だけのスナップリング』

スナップリング無し側の『自由側軸受』の可能性

DB7は間違い無し?

tmはアヤシイ?

by tm144en | 2014-09-03 03:50 | Comments(14)
Commented by ノーベル田中 at 2014-09-03 13:50 x
そういえば
まったく関係ない話ですが
新品のベアリングに潤滑剤を注油。
指でインナーを挟み
アウターにエアーを吹き付け
高速回転慣らしをすることで
ミニ四駆が速くなるって聞いたことありませんか?
私はミニ四駆やったことないのですが
ラジコン等を趣味にしている方に聞いたら
これは常識という見解でした。
そんな話も忘れてた頃に
ショップでエンジン組んでる親方が
クランクベアリングを同じように慣らししていたので
これ意味あるんだろうか?
と思ったことがあります。
慣らしはどんな稼動部品でも
やったほうがいいとは思うんですが
クランクの回転数はミニ四駆に比べて
少ないですし
ライフが変わるんだろうか何なのか。
そんなこんなで
ベアリング屋に質問しようと思ってます。
Commented by ノーベル田中 at 2014-09-03 14:04 x
追加
ラジコン屋曰く
新品時に付いてるグリスを完全に落として
注油後高速回転させることで
内部の当たり面が馴染んで(削れて)
抵抗が減るって理屈だそうです。
ではバイク屋の親父がやってた
クランクベアリングの慣らしって
元々高粘度のグリスが封入されてる訳でもないし
四六時中オイルに漬かってる訳で
寿命がどうこう言うほど差が出るのか。
なんか慣らしをすると全然違うと
言い切ってる人も居ますし。
引き続き調査します。
Commented by ST3 at 2014-09-03 20:40 x
ベアリングの使い方は、各社それぞれ考え方があり、結構違います。
ただ、それぞれ耐久試験において自社の基準はクリアしているので、あまり悩まない方がいいですよ。
Commented by tm144en at 2014-09-04 02:23
転がり軸受けマニュアルによれば、『軌道輪と転動体との表面には小さな凸凹があり、軽い荷重でも表面の小さな突起が塑性変形して平になる。この変形は軌道面からの反射光が変化する程度であって、軸受の作用には影響がない』とあります。

その観点で所謂『ナラシ』というのは考えられなくもなさそう、、、

Commented by tm144en at 2014-09-04 02:23
ですが、それよりも、その『ナラシ』の方法にはかなり問題がありそうです。

『軸受けを取り扱う環境では、空気中の『塵埃(浮遊微粒子)』を適正に管理した場所で行う必要がある。』
とあるので、普通の場所で、コンプレッサーのエアーで高速回転させるというのは、軸受けに精密さを求めるのであればかえって問題がありそうです。

ナラシによってごくわずかな性能アップを望む為に、ごく僅かな精度が落ちたのであれば、本末転倒となってしまいますね。

またラジコン屋さんの『抵抗が減る』という観点は、『内部すきまの増大』ともとれますので、そうだとすると、寿命は短くなります。

Commented by tm144en at 2014-09-04 02:23
とはいうものの、個人が好きで信じてやって幸せを感じているのであれば、それはそれで良いのでしょう(笑)
Commented by tm144en at 2014-09-04 02:27
あと、中途半端な理論は、経験則には勝てなかったりもしますし、ベアリングの本にも『今日に至るまで信じられてる』という記述があるので、まだ未解明な部分もあるのでしょう。
Commented by tm144en at 2014-09-04 02:32
ちなみに、軸受内に混入したら問題となるゴミのサイズは、0.1μm
Commented by tm144en at 2014-09-04 02:38
軸受けの定格回転数までは、段階的に『ナラシ』ていく必要があるので、コンプレッサーのエアーで高速回転させるのは、新車をいきなりレッドゾーンにぶっこむようなもの。
つまり、『ナラシ』という概念を持ちながらも、その方法には誤りがあるように考えられます。
Commented by tm144en at 2014-09-04 02:41
読めば読む程、否定的な事しか出て来ません(笑)
Commented by tm144en at 2014-09-04 03:43
『ナラシ』というよりは、わざと軸受けにダメージを与えて回転を『ユルく』し、抵抗を減らすという考え方なのでしょう。ラジコンとかならそれでも問題は出ないのかも。
エンジンのクランクでも、回転が軽く感じるのは頷けますが、寿命は短くなっているでしょうね。
Commented by ノーベル田中 at 2014-09-04 21:44 x
非常に興味深いお話
ありがとうございました。
最近まで疑問に思ってた事を
NTNとkoyoに投げてみたのですが
本日回答がありました。
慣らしについてはNTNから紹介頂いたURL
に細かく説明されていました。
これはボール盤を駆使して慣らしが出来そうな気がします。
URLが禁止項目でこのコメント欄に貼れないので
追々田中のブログで記事にしたいと思います。
Commented by ノーベル田中 at 2014-09-04 22:06 x
また
エアーを使った慣らしは
NTN・・・推奨していない
(適切な慣らし回転数を維持できないからと思われる)

封入グリスを落とす
NTN・・・推奨していない
     NTNによる用途に合わせたグリス選定は可能

ハブベアリング交換時に一部で行われる
封入グリスを落とし他グリスをパンパンに入れる行為
koyo・・・封入量により撹拌熱が発生するので空間容積にたいし軸受メーカとしては適正な量が封入されている
(ゆえにパンパンに入れる行為は明らかに間違いと言いたいと思われる)

またkoyoは個別質問に回答は無く
販売会社ゆえ軸受メーカーの見解でないという前置きで

各ユーザでの責任範囲
個々人の判断でされる行為について
各種検討された上でのものゆえ
その有効性等を一概に 肯定・否定ができない

との回答でした。
全体の文から端折ってるので
いずれ田中のブログで全文を掲載したいと思ってます。
Commented by tm144en at 2014-09-05 01:54
転がり軸受マニュアルによると、グリースの補給量は、

Q=0.005DB
Q:補給量(g) D:軸受外径(mm) B:軸受幅(mm)

とあります。
どうやら私も、入れ過ぎ症候群の一人のようでした(笑)


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