【DB7】ホイールベアリング考察
2014年 07月 22日
「ドンドンドンドン!ドンドンドンドン!!」
朝、突然ドアを叩く音で目が覚めた。かなり荒っぽい叩き方は、寝ぼけた頭を覚醒させるには十分過ぎる程だった。
私は、少し身構えてドアを開けると、
「オイ、ニーチャン!」
と、そこに立っていたのは、何かとお世話になっている向かいのおじさんだった。「ちょっと来いや!」
私は、またリンチに合うのかと冷や冷やしながら付いて行くと、、、
今度は、たんまりの枝、枝、枝。。。
「焚き付けに良いだろ!な!ガァッハッハ!!」
「あ、あざまーす。。。」
ーーーとまぁ、またも冬の燃料を頂いた訳ですが、枝はなぁ、、、手間が掛かるからなー。
とはいえ、このまま置いとく訳にもいかないので、頑張って、
ここまでで半分!
見た目の『かさ』はボリューミーでも、実際燃やしたら、2、3時間で無くなっちゃう量ですよね。
ここまで纏めるのに3時間!
時給1000円で3000円なので、灯油約30リットル分。
薪1束で、おおよそ灯油4リットル分だとすると、30リットルで約7束。重さにして49kg。
49kg。。。
わ、割に合わん(苦笑)
===========
さて、フロント廻りが行き詰まってしまったDB様。
この際なので、リア廻りもバラします。
ブレーキ側のベアリングの手応えが、イマイチ。
全然駄目なレベルではありませんが、ちょっとやな手応え。
スプロケット側はバッチリな手応え。
これと比べると、ブレーキ側はやはり『アウト』です。
さらに、スプロケットハブにも2個、ブレーキ側のと同じのが2個装着されていますが、これらも問題無しでした。
ちなみに、メーカーが2種類使用されています。
赤い方はお馴染み『NTN』。
黒い方は『SNR』というメーカーで、「どこの中国製よー!」と思って調べてみると、どうやらフランス製のようで、しかもNTNと経営統合している模様。
正確には、NTNの製品技術とSNRの経営市場という感じなので、要するに中身はNTN製ってことのようです。
それだったら、なぜわざわざ2種類使っているのか?
サイズの問題かとも思いましたが、ちゃんとどちらもラインナップされています。
、、、まぁ、そんな事を考えても仕方がないのですが、そもそもあまりNTNが好きではない私的には、ここは是非とも敬愛する『SKF』に交換したい所存であります。
そこで、早速適合サイズがあるかを調べてみると、黒い方の『6006』系は、シール付きの『6006 2RS1』でありましたが、赤い方の『6028』は、ラインナップがありませんでした。
うーーーーん!困った!
3個をSKFにして、1個だけNTNで、しかもそれが同軸上だなんて、気持ち悪くて夜も眠れない!!
だったら、全部NTNにする?
いやぁ〜、、、NTNは、なんか『普通』過ぎて面白味が無い。。。
ーーーーーと、まぁ、ブランドで悩むのもいいのですが、それより問題が、
こっちの黒いのは割としっかりハマっていたのですが、
こっちの赤いのは、軽く小突いただけで、外れてしまいました(汗)
や、勿論、叩いて外そうとした訳ではないのですが、内側にハマっているカラーを軽く叩いて抜こうとしたら、ベアリングの方がズズってズレちゃった訳で。。。
ちょっとクリアランスが甘過ぎやしませんかね!?
そして、黒い方はといいますと、こちらは逆に狭過ぎたというか、ホイールから外すと、先ほど指先で回して感じた違和感が無くなったのです。
そういえば、tmも、装着状態では軽いゴリゴリ感があっても、外すと無くなるということがありました。
で、新品を挿入すると、やはりゴリゴリする。
結局、クリアランスが狭過ぎて、ベアリングが圧縮されているのが原因なのでしょう。
ベアリングのはめ合いの理論は、まるで理解してないので、どの程度の『キツさ』がどのように影響するのかは興味のある所ではあります。
今回で言えば、ホイールのベアリングが左右ではめ合いに差があるのは何か意味があってのことか、はたまたお茶目なイタリア人の設計ミスか??
緩かった赤い方はスプロケット側で、この外側にスプロケットハブのベアリングが2個あるので、単純にブレーキ側とは同じ状況とは言えません。位置的にも中心に近くなってますし。
構造的に、スプロケットベアリングと同軸でありながら、別の母体に収まっているので、ビックツインの強烈なトルクで、それぞれの位置が2次元的にズレることも想定出来ます。その場合負担がかかるのは、力が掛かったアクスルシャフトの支点に位置する赤いベアリングの部分なんですよね。
そう考えると、はめ合いに余裕を持たせた方が、ベアリングの負担が減らせると考えられなくもない。つまり、ずれたスプロケットハブに位置を合わせる効果が期待出来るのかもしれません。
ちなみに、同じような構造の999と比べてみると、
こちらはスプロケットハブの2個とホイールの左右2個がそれぞれ違う種類のものでした。つまり、ホイールの左右は同じベアリングということ。そして、ベアリングのサイズはパーツリストでは確認出来ないのですが、構造からいっておそらく内径は共通のものと思われます。
DB7は、赤いのだけ内径が小さいので、それぞれのベアリングにカラーで内径を揃えるようにしてあるのです。
なんか、さ、2度手間というか、1個だけ赤いの使うよっぽどの理由が、あるんでしょうねぇ。
っていうか、999にしてもそうですが、全部同じサイズにすればいっしょ!?
朝、突然ドアを叩く音で目が覚めた。かなり荒っぽい叩き方は、寝ぼけた頭を覚醒させるには十分過ぎる程だった。
私は、少し身構えてドアを開けると、
「オイ、ニーチャン!」
と、そこに立っていたのは、何かとお世話になっている向かいのおじさんだった。「ちょっと来いや!」
私は、またリンチに合うのかと冷や冷やしながら付いて行くと、、、
今度は、たんまりの枝、枝、枝。。。
「焚き付けに良いだろ!な!ガァッハッハ!!」
「あ、あざまーす。。。」
ーーーとまぁ、またも冬の燃料を頂いた訳ですが、枝はなぁ、、、手間が掛かるからなー。
とはいえ、このまま置いとく訳にもいかないので、頑張って、
ここまでで半分!
見た目の『かさ』はボリューミーでも、実際燃やしたら、2、3時間で無くなっちゃう量ですよね。
ここまで纏めるのに3時間!
時給1000円で3000円なので、灯油約30リットル分。
薪1束で、おおよそ灯油4リットル分だとすると、30リットルで約7束。重さにして49kg。
49kg。。。
わ、割に合わん(苦笑)
===========
さて、フロント廻りが行き詰まってしまったDB様。
この際なので、リア廻りもバラします。
ブレーキ側のベアリングの手応えが、イマイチ。
全然駄目なレベルではありませんが、ちょっとやな手応え。
スプロケット側はバッチリな手応え。
これと比べると、ブレーキ側はやはり『アウト』です。
さらに、スプロケットハブにも2個、ブレーキ側のと同じのが2個装着されていますが、これらも問題無しでした。
ちなみに、メーカーが2種類使用されています。
赤い方はお馴染み『NTN』。
黒い方は『SNR』というメーカーで、「どこの中国製よー!」と思って調べてみると、どうやらフランス製のようで、しかもNTNと経営統合している模様。
正確には、NTNの製品技術とSNRの経営市場という感じなので、要するに中身はNTN製ってことのようです。
それだったら、なぜわざわざ2種類使っているのか?
サイズの問題かとも思いましたが、ちゃんとどちらもラインナップされています。
、、、まぁ、そんな事を考えても仕方がないのですが、そもそもあまりNTNが好きではない私的には、ここは是非とも敬愛する『SKF』に交換したい所存であります。
そこで、早速適合サイズがあるかを調べてみると、黒い方の『6006』系は、シール付きの『6006 2RS1』でありましたが、赤い方の『6028』は、ラインナップがありませんでした。
うーーーーん!困った!
3個をSKFにして、1個だけNTNで、しかもそれが同軸上だなんて、気持ち悪くて夜も眠れない!!
だったら、全部NTNにする?
いやぁ〜、、、NTNは、なんか『普通』過ぎて面白味が無い。。。
ーーーーーと、まぁ、ブランドで悩むのもいいのですが、それより問題が、
こっちの黒いのは割としっかりハマっていたのですが、
こっちの赤いのは、軽く小突いただけで、外れてしまいました(汗)
や、勿論、叩いて外そうとした訳ではないのですが、内側にハマっているカラーを軽く叩いて抜こうとしたら、ベアリングの方がズズってズレちゃった訳で。。。
ちょっとクリアランスが甘過ぎやしませんかね!?
そして、黒い方はといいますと、こちらは逆に狭過ぎたというか、ホイールから外すと、先ほど指先で回して感じた違和感が無くなったのです。
そういえば、tmも、装着状態では軽いゴリゴリ感があっても、外すと無くなるということがありました。
で、新品を挿入すると、やはりゴリゴリする。
結局、クリアランスが狭過ぎて、ベアリングが圧縮されているのが原因なのでしょう。
ベアリングのはめ合いの理論は、まるで理解してないので、どの程度の『キツさ』がどのように影響するのかは興味のある所ではあります。
今回で言えば、ホイールのベアリングが左右ではめ合いに差があるのは何か意味があってのことか、はたまたお茶目なイタリア人の設計ミスか??
緩かった赤い方はスプロケット側で、この外側にスプロケットハブのベアリングが2個あるので、単純にブレーキ側とは同じ状況とは言えません。位置的にも中心に近くなってますし。
構造的に、スプロケットベアリングと同軸でありながら、別の母体に収まっているので、ビックツインの強烈なトルクで、それぞれの位置が2次元的にズレることも想定出来ます。その場合負担がかかるのは、力が掛かったアクスルシャフトの支点に位置する赤いベアリングの部分なんですよね。
そう考えると、はめ合いに余裕を持たせた方が、ベアリングの負担が減らせると考えられなくもない。つまり、ずれたスプロケットハブに位置を合わせる効果が期待出来るのかもしれません。
ちなみに、同じような構造の999と比べてみると、
こちらはスプロケットハブの2個とホイールの左右2個がそれぞれ違う種類のものでした。つまり、ホイールの左右は同じベアリングということ。そして、ベアリングのサイズはパーツリストでは確認出来ないのですが、構造からいっておそらく内径は共通のものと思われます。
DB7は、赤いのだけ内径が小さいので、それぞれのベアリングにカラーで内径を揃えるようにしてあるのです。
なんか、さ、2度手間というか、1個だけ赤いの使うよっぽどの理由が、あるんでしょうねぇ。
っていうか、999にしてもそうですが、全部同じサイズにすればいっしょ!?
Commented
by
tm450乗り
at 2014-07-23 20:13
x
種類の使い分けは、メーカーにもコスト面ではデメリットでは?
理由があるから、使い分けで、ブレーキローター側は、熱的にはつらく
熱膨張が発生するなど発熱温度が違うのでは!?
冷間時にきつくてもハブが熱膨張で広がり、ベアリングの素材との違いで走行時のクリアランスが適性値になるのかな?
理由があるから、使い分けで、ブレーキローター側は、熱的にはつらく
熱膨張が発生するなど発熱温度が違うのでは!?
冷間時にきつくてもハブが熱膨張で広がり、ベアリングの素材との違いで走行時のクリアランスが適性値になるのかな?
0
Commented
by
ST3
at 2014-07-23 23:45
x
すごーく大雑把に言えば、はめてゴリゴリくらいでちょうどいい。
Commented
by
tm144en at 2014-07-24 12:45
たしかに、走行状態を考えなければ駄目ですよね。ついついいつも、静的状態で考えてしまうのが悪いクセです(汗)
by tm144en
| 2014-07-22 22:35
| BIMOTA DB7S
|
Comments(3)